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日本の政治について

 民主党政権誕生の意味は日本政治の一層の不安定さを招くもので、ここ3年の間に国民はかなり動揺させられて来た。

 併(しか)し、昨今は他国の動揺を見て、相対比較の上において不安定さを心地良く感ずるようになったのであるから、不思議なものである。

 古い体制が瓦解するときに犠牲は必要であるが、これ迄の変革の中で真の犠牲はいたのだろうか。扇動者は彼此(かれこれ)言うものの、これは理解に苦しむところである。

 政権交代が行われても、変革はあり得ない。寧(むし)ろ変革は必要なのか、というところから問い直さねば、日本の政治の着地点は存在しないと思うのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-05-16 21:33 | Comments(0)  

中国の動向について

 王立軍の米領事館駆け込み事件に端を発した重慶政変の焦点にある人物は薄熙来から周永康に移って来ているようであり、共産党の動揺が看て取ることが出来る。

 政治と経済の綻びが同時進行するのはいずこの国も同じであるが、今の中国は特に影響力が大きいだけに、中国進出の日本企業経営者は内心戦々兢々としているに違いない。

 中国共産党組織の瓦解乃至軌道修正を予想・期待することは可能であるけれども、それに代わり得る組織が簡単に成立するとは思われない。

 中国が混乱することになれば、長期に亙るのは必定、欧米や日本に中国支援に乗り出す実質的な余裕が果たしてありや否や。中国が「独立自主 自力更生」路線を堅持して行くことを望む。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-05-08 21:29 | Comments(0)  

憲法論議について

 憲法が僅かに注目されるのは毎年この時期に限られるようになったが、相も変わらず気が抜けたような論議が続いている。

 現憲法の取扱が先送りされて来たのはそれなりの理由があったからで、要路者が漫然として不作為を決め込んだ訳でもないと思う。

 昭和30年代の半ば、話が一時盛り上がった時に毅然として済ませておけば良かったのである。爾来実に50年、現憲法の解釈・運用で現実との乖離を補っている状況である。

 石原氏ほかのパフォーマンスを方便・権道と理解した上で推進を期待して行くしか途はないが、手続論の展開だけで更に十年以上を要するように思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-05-03 23:09 | Comments(0)  

台湾人の親日について

 昨日、日本人とかなり以前に結婚して帰化した中年の台湾人女性2名と四方山話(よもやまばなし)をしたのだが、日本に対する思いは熱かった。

 台湾人の日本に対する親近感の本質的根源が50年に及ぶ統治にあるというのは、韓国人には絶えず聞かせておく必要がある。

 ところで、昨年の大震災に対する台湾の貢献度から言えば当然のこと乍ら、今回の叙勲で台湾人4名が対象となったという。

 台湾人の親日を顕彰するため、より多くの台湾人が受賞するようになることを期待している。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-04-29 21:29 | Comments(0)  

昨今の所感-2

 政府が過去検討してそのままとなっているものの一つにデノミがある。

 現今のような経済情勢下にデノミを実施することには反対の議論もあろうが、長期的に基軸通貨国となるにはこの方法は望ましいものではないか。

 ドルやユーロのレベルと合わせるために、新しい通貨単位を今の100円とするのではなく、1000円とすれば良い。

 平成からの改元時を目処(めど)に準備、国民の理解を得ておけば、精神作興を図る手段の一つとなるだろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-04-23 21:36 | Comments(0)