併(しか)し、昨今は他国の動揺を見て、相対比較の上において不安定さを心地良く感ずるようになったのであるから、不思議なものである。
古い体制が瓦解するときに犠牲は必要であるが、これ迄の変革の中で真の犠牲はいたのだろうか。扇動者は彼此(かれこれ)言うものの、これは理解に苦しむところである。
政権交代が行われても、変革はあり得ない。寧(むし)ろ変革は必要なのか、というところから問い直さねば、日本の政治の着地点は存在しないと思うのである。
# by ayanokouji3 | 2012-05-16 21:33 | Comments(0)