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「馬三家からの手紙」について

 知人の勧めにより、9月26日17:00に再放送されたNHK BS-1、世界ドキュメンタリー「馬三家からの手紙」(カナダ制作)を見た。26日付の大紀元時報にも関係記事が掲載されていた。

 放送内容としては、

  1. 孫毅という中年の法輪功信者が中国遼寧省の労働矯正施設に入れられた。
  2. 施設では米国向けの発泡スチロール製の髑髏付十字架の商品を作っていた。
  3. 本人は同施設での人権侵害を告発する手紙をひそかに記し、箱の中に入れた。
  4. 商品を購入した米国在住の女性が見つけ、欧米のマスコミが取り上げた。
  5. 家族の依頼で中国の人権派弁護士が動き、釈放された後も迫害は続いた。
  6. ジャカルタで亡命申請中に女性が来訪して、種々話をすることが出来た。
  7. 中国公安関係者より接触があった後、不審死を遂げたという字幕説明あり。

というものであった。

 人権問題は単純な是非論で片付けられないところに難しさと奥深さがある。本人が生死一如の心境になっていたこと、また、米国人女性の宗教心と行動力にも深い感銘を受けた。

 漠然とした不安と辛さから、一部の中国人には宗教依存の度が増しつつあるという事実を日本人として憂慮すると共に、苦行・苦役なき人生を送ってほしいと切に願うのみである。

(追記)小生は1981年に半年間、労働矯正施設の近くの大学で中国語の短期研修に参加し、1990年代前半にはジャカルタに毎月出張していた。そうした地域の記憶は鮮明に残っている。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-09-28 10:08 | Comments(0)  

「公家たちの幕末維新」について

 刑部芳則(おさかべよしのり)著『公家たちの幕末維新』(中公新書)を読んだ。公侯伯子男の爵位による華族制度がなくなってから70余年の平成の今、旧藩主の後裔はまだしも、公家の後裔(こうえい)に至っては確かに存在感が希薄である。

 本書を読み、維新の大業が多くの公家達の権謀術数を含む「活躍」なくしては成し遂げられなかったであろうことを理解する共に、維新に関する最終的論功行賞としての叙爵の際、爵位に不満を抱く公家(くげ)達がいたことを知った。

 ところで小生は、平戸藩の観点から、三条実美(さねとみ;子爵となる筈の平戸藩主松浦詮(あきら)が伯爵となるための口添(くちぞ)えを行う)および中山忠能(ただやす;夫人が松浦詮の曽祖父静山の十二女)に以前より着目して来た。

 本書には、本来、子爵となるべき中山忠能が「国家に偉勲ある者」とされ侯爵になった一方、伯爵にとどまった上位の家格の嵯峨・中御門(なかみかど)両人が4年後に漸(ようや)く侯爵となったことなどが紹介されており、興味は尽きないが、中山忠能の孫に当たる明治天皇の出自に関する異説についての記載はない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-09-14 13:45 | Comments(0)