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馬英九氏の「台独」言及について

最近、国民党主席の馬英九氏が「台独」を選択肢の一つであることに言及したことにつき、民進党支持者取込みの一策とか、現状維持を前提にした上での余裕ある問題提起とか、様々な憶測がなされている。

2008年総統選が遠くないことを考えれば、今後も各種選挙に併せて両陣営間の牽制・駆引・舌戦といった諸々の動きが出て来ることだろう。

台湾同党内での齟齬の存在、中国との親近の度合、米国よりの要求、そういったものを全て含めたものが、表面に出て来ている。

今回の論議は、単純なものではない。その影響については、今後見守る必要がある。

(註)
今回の「台独」言及については、北京放送のニュースでも報道された。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-21 17:13 | Comments(0)  

この10年について-7

この保守化志向は裁判の判決にも一部影響を及ぼしている。例えば、最近、中国残留帰国孤児の国家賠償訴訟が退けられた。余りに時が経過したことにより、国に怒りを向ける時代は終わったのだろう。

最近、都留重人氏(93歳)が亡くなった。戦前は米国で中国の反日活動に協力し、戦後も「田中上奏文」の存在を否定しなかったような人が戦後のオピニオンリーダーの一人となっていたことを考えると、かつての日本は思想的に本当に危うい状況に陥っていたと思う。

世の論者の中には、日本のことに関し今尚、動(やや)もすれば、自嘲・自虐的になり、そうしたポーズをすることが恰(あたか)も「上等」であるかのような錯覚により、自国を殊更(ことさら)に貶(おと)しめるといった風潮の残滓(ざんし)があることは否定出来ない。そうした人々には一日も早く退場して貰った方が日本のためになる。

10年前に抱いたような焦躁感や危機感が、次の10年間に再来することを危惧しつつ、一国民として、要路者の思想・言動には普段より留意しておきたいと考える今日此頃である。

付言すれば、小生は、台湾を通して日本を見ること、また、台湾を通して米国や中国を見ることに意義があることを、台湾人有志に教えられ、再認識した。今後10年間、日台関係の重要性は高まりこそすれ、減ずることはない。心ある日本人諸氏は十分ご承知のことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-20 21:13 | Comments(0)  

「高砂義勇兵慰霊碑」撤去の危機について

台北から以下のニュースが届きました。
高砂義勇兵慰霊碑 台北県が撤去要請

【台北17日遠矢浩司】日本からの募金で撤去の危機を免れ台湾北部・烏来郷で今月八日に落成式があったばかりの「高砂義勇兵」慰霊碑について、一部地元メディアや立法委員(国会議員)から「軍国主義的だ」との批判がおこり、設置された公園管理者の台北県政府(県庁)は十七日、遺族団体に碑の撤去を求めた。
 県当局は「行政のミスもあったが、環境規定などに適合しておらず、碑文も公有地に建てるものとしては不適切」として、一週間以内に設置者が撤去しなければ県が強制撤去するとしている。
 碑は、日本統治下の台湾から日本兵として従軍した台湾先住民を慰霊するもの。先住民タイヤル族の団体「台北県烏来郷高砂義勇隊記念協会」(簡福源理事長)が設置。落成式では李登輝前総統や日本の対台湾交流機関「交流協会」台北事務所代表らが祝辞を述べた。
 十七日付の台湾紙「中国時報」は一面トップで「公園が日本に占領された」との見出しを掲げ「碑文は天皇に対する忠誠心を称賛している」などと報道。また対日批判活動で知られる高金素梅・立法委員は同日、県政府を訪れ、県の対応を求めた。一方、簡理事長は「設置は県に正式に申請したもの。碑は慰霊のためで政治的意図はない」と話している。
(西日本新聞) - 2月18日2時22分更新
平成17(2005)年6月14日、『高砂義勇隊の遺族ら60人』を「煽動」して、靖国神社へ押し掛けた(結果的には阻止されたが)高金素梅(ガオジン=スウメイ)ですか? 又もや余計な事をしてくれたものです。因みに、彼女(高金素梅)は、台湾の先住民族「タイヤル族」の母親と、外省人(支那人)の父親を持つ「ハーフ」ですが・・・当のタイヤル族部隊「高砂義勇隊」からは、

高砂族の代表ではない


とか

台湾人の恥


等と罵倒される始末(合掌)

閑話休題。「軍国主義的」だか何だか知らないが、死者の安らかな眠りを邪魔する権利が彼らにあるのだろうか? 「高砂義勇隊」に参加した兵士達は皆、皇軍=「天皇の軍隊」の一員として出陣、それを誇りとし、その栄誉を胸に戦陣に散っていった、正に「もののふ」(武士)でした。そんな彼ら高砂族英霊が最も喜ぶものがあるとすれば、後世まで自分達の武勇を顕彰し、いつ迄も記憶に留めておいてくれる事でしょう。詰まり、『高砂義勇兵慰霊碑』は、彼らの「生きた証し」であり、「金字塔」である訳です。

以上の事から、私は「日本人」ではありますが、慰霊碑の撤去には断固反対を表明します。それでも、今後の動向により、慰霊碑が撤去されると言うのであるならば、靖国に移設し、日本人の手によって維持管理すべきものと考えますが・・・然し、最も高砂族英霊が喜ぶ事は、矢張り、故郷(ふるさと)の地で、自分達の子孫の手によって維持管理される事でしょう。その意味からも、この件に関する台湾公民の動向を注視していきたいと思いますし、彼らの「良識」を信じたいと思っています。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2006-02-20 21:05 | Comments(0)  

この10年について-6

話を日本国内に戻すと、この10年で最も特筆すべき事件は北朝鮮による拉致事件の発覚であった。この事件を通じて、エセ同和・在日なるものの実態と隠れ帰化人の真実が明らかになったのは大きな成果と言ってよい。

心ある人々は、指紋押捺問題であれほどもめた背景から、また、各層において活躍している人々に隠れ帰化人が多い事実により、日本社会の構造に関する理解を深めることが出来たことであろう。

心ある人々はまた、己の出自につきあらためて調査したに相違ない。無論、何も判らぬという方が幸せというケースもあることであろう。

兎(と)もあれ、拉致問題が日本の保守化に拍車をかけたのは間違いない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-19 20:18 | Comments(0)  

この10年について-5

次に、9.11テロに続くアフガン侵攻、イラク戦争については、賛否両論が今でもあるが、敵の存在を以て自己のエネルギーとなす米国にとっては、筋書通りか否かは判らないが、一分の理はあったのであろう。

日本のイラク派兵は、お付き合い程度とはいえ、自衛隊の存在感をアピールする上で、それなりの効果はあったし、肯定的にとらえるのが然るべきと考える。

惜しむらくは、法整備不足のため、隊員自衛の術(すべ)を欠き、他国軍に護衛されていることである。

日本人がキリスト・イスラムの世界を理解することは困難であり、中東問題には深入りせず、お付き合い程度に終始するのがよいのではないか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-18 19:04 | Comments(0)  

この10年について-4

中国について言えば、文革終結後16年を経て、鄧小平の南巡講話により改革開放の方針が打ち出され、「中国有特色的社会主義」という強権政治でもある何とも面妖な体制を以て、或面蒋介石の腐敗政治を彷彿させる状況に至った。

中国人と一括りに出来ない「中華民族」の暴走が始まったのがこの10年であり、日本各企業が好機逸すべからずとし、これを一層利用せんと群がったのは事実である。

歴史認識を全面に押し出して来る共産党の手法については、自家撞着による早晩の破綻を予期せざるを得ない。

これについては、良識ある日本人諸氏の判断に委ねたい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-17 18:46 | Comments(0)  

この10年について-3

この10年の日台の動きは、前者が対中・半島関係において保守寄りに傾き続けて来たのに対し、後者は対中関係において振り子のように絶えず揺れ続けていると言える。

さて、国際的地位・立場から言えば、この10年というもの、両者共に不変である。

日本が国際政治上、重要な局面において主動的役割を未だに果たし得ないのは、台湾が国として認められていないことと、事情は異なるが、共通するものがある。そのことは、それぞれ、国連安保理常任理事国、国連加盟国となっていないことが証明している。

併し、現状について、日台共に卑下することはない。現状は長期間の国際政治力学の作用の下に維持されて来たものであるからである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-16 20:04 | Comments(0)  

この10年について-2

台湾におけるこの10年は如何なるものであったか。

前述の通り、1996年の総統選の際、中国のミサイル演習による両者の緊張関係が一時的ながら発生し、代償は大きかった。2000年には民進党の陳氏が選出され、総統に就任した。2004年には僅差で再選された。

この10年を一言でいえば、名分と実利の相剋であったと思う。台湾人の中国への進出は年を逐って積極的となったが、中台の緊張関係は基本的には変っていない。

年初来の陳総統の「廃統」の動きは直ちに米国にたしなめられた。昨年中台外交に活躍した国民党は両岸政策の目標を「和平(PEACE)及繁栄(PROSPERITY)」の「双P」と称して、その存在を頻りにアピールしている。

他方、日本の台湾に対する態度は、李登輝氏の訪日が二度実現したことを見ても、より友好的な方向に進んで来ていることは間違いない。尤(もっ)も、親日的台湾人にとっては、日本の態度が今尚、余りに中国寄りであることに大いに意見があるだろうが。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-15 20:28 | Comments(0)  

この10年について

今から10年前は1996年であり、靖国・尖閣問題の再燃や台湾総統選を理由とする中国のミサイル演習等のことがあり、憤慨することが多かった。

当時に比べれば、日本は随分ましになったものである。どこの国の人か判らない政治家が政権の中枢にいたこともあるが、国民がノンビリと構えていたのは事実である。

最近では、麻生外相の台湾に関する発言が政治問題とならぬだけでも格段の進歩である。他方、未だに国会では、次期首相候補者に対して歴史認識関連の質問がなされるあたり、思想的に旧態依然とした政治家が残存しているのは実に嘆かわしい。

次の10年が過ぎる頃には、無用・不毛の議論が完全になくなるように、政治家共々、国民も次の世代に然るべく各々の父祖のメッセージを伝えておく必要があると思う。歴史とは教科書や市販の書籍に記されているものが全てではないのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-14 20:22 | Comments(0)  

軍人勅諭について

教育勅語や終戦詔勅は共に格調高い文体であるが、これは漢文調であり、実際に漢文に置き換えることが出来る。これらに振仮名・注釈を要するようでは、国民の間に浸透し、今後愛誦されて行くようなことは先ずない。

漢文調に馴染めぬ若い世代の人達にとっては、明治15(1882)年1月4日の軍人勅諭の文体に親しむこと如何(いかん)。その一部は次の通りである。
 夫(それ)兵馬の大権は朕か統(す)ふる所なれは夫司々(つかさつかさ)をこそ臣下には任すなれ其大綱は朕親(みづか)ら之を攬(と)り肯(あへ)て臣下に委ぬへきものにあらす子々孫々に至るまて篤く斯旨を伝へ天子は文武の大権を掌握するの義を存して再(ふたゝび)中世以降の如き失体なからんことを望むなり朕は汝等軍人の大元帥(だいげんすゐ)なるそされは朕は汝等を股肱(ここう)と頼み汝等は朕を頭首として仰きてそ其親(したしみ)は特(こと)に深かるへき朕か国家を保護(はうご)して上天の恵(めぐみ)に応し祖宗の恩に報いまゐらする事を得るも得さるも汝等軍人か其職を尽すと尽さゝるとに由るそかし我国の稜威(みいづ)振はさることあらは汝等能く朕と其憂を共にせよ我武維(これ)揚りて其栄を輝さは朕汝等と其誉(ほまれ)を偕(とも)にすへし汝等皆其職を守り朕と一心(ひとつこゝろ)になりて力を国家の保護に尽さは我国の蒼生(さうせい)は永く太平の福(さいはひ)を受け我国の威烈(ゐれつ)は大に世界の光華(くわうくわ)ともなりぬへし

無学な兵卒達のために、漢文調ではなく、特に解り易い和文を以て撰せられたと言う。この程度のものでなければ、憲法前文とする価値はないと思われるが、これですら一般国民が読んで直ちに意味を理解出来ないのであれば、到底採用される見込みはなく、また採用されるべきではない。現在の無味乾燥、殺伐とした自民党案で致し方ないと考える。

これまでの国語教育が間違っていたのでもなく、国民のレベルに問題がある訳でもない。時代認識としてそのように求めているというに過ぎない。形式にとらわれる余り、本末転倒となる愚は戒めなければならない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-13 19:54 | Comments(0)