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台湾の立場について

 1年前、台湾は現状維持を図ることしか道は残されていないように思うと記したが、今もその状況は変わっていない。

 米国大統領の対中強硬姿勢が暫く続いたとしても、台湾問題には今後も大きな変化は見られないのは確実である。

 台湾の救いは英国人の総督がいて中英間で返還を協定した香港と異なり、統一日程が明確になっていないことである。

 台湾が日本との紐帯強化を図り、中国が統一を断念、次の世代に引き継ぐことこそ目下考えられる現実的な対策である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2019-01-13 22:27 | Comments(0)  

平成三十一年 年頭所感

読者諸兄

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 昨年は天皇陛下の「平成の玉音放送」により、約200年ぶりとなる御譲位が決まった他、終戦後、俎上に上っては消え、俎上に上っては消えを繰り返していた海上自衛隊(新日本海軍)の空母保有が現実化する等、時代の転換期を象徴する一年となりました。

 米朝、米中、米露、クリミア、イラン、シリア、サウジと世界情勢を振り返ると「波高し」の状態が続き、これでよく世界大戦(我々が考える「戦争」状態)にならなかったものだと、つくづく思う中、平成の御代が、日本が戦火に巻き込まれる事無く幕を閉じようとしています。

 世の左翼・反日界隈は安倍政権を右翼的だのなんだのと批判していますが、少なく共、日本は安倍政権だったからこそ、内憂外患を退けて平和を享受出来たのだと信じて疑いませんし、安倍総理の自民党総裁任期が全うする迄、現体制が続く事を願っています。

 最後に、平成最後の年、代替わりの新たな年が引き続き平穏であります様、又、日台両国の関係が「一宇」(一つの家)の如く深化する事を心より願いつつ、年頭の挨拶に代えさせて頂きます。

平成31年1月1日

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2019-01-01 14:15 | Comments(0)  

本年を振返って

 アジアにおける最大の話題は米朝首脳会談であり、きな臭い雰囲気が一先ず解消されたことである。台湾では民進党地方選惨敗により振り子が元に戻ったような感じがある。

 米中対決は来年に持ち越されたものの、明るい見通しはない。日本はロシアとの外交問題の進展に望みを抱かない方が良い。

 内政は不完全燃焼に終始したようにも見えるが、決まって来ていることも多い。改憲の動きは膠着状態である。

 オリンピックを再来年に控え、改元のある来年に衆参W選挙を梃子にして政局が流動化するのかが一つの焦点である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-12-27 09:41 | Comments(0)  

国民の責務について

 慎重に言葉を選んでいたオバマ前大統領と比較され、就任以来細大漏らさず報道されているトランプ大統領の日々の言動が相手国を刺戟するような発言であっても許れるのは「徳」というべきだろうか。

 先月末に亡くなったブッシュ(父)元大統領のTIMEでの追悼記事には、トランプ大統領との差を暗に表現した箇所が多いと感ずる。

 国際情勢は時々刻々変化し、米中の対立も一年前には予測しなかったレベルに迄達しているようにも見える。「親米」国家としての日本の選択肢には限りがあると思う。

 多くの日本国民が、外交は自分とは全く無関係といった、小市民的で小心翼翼とした観点から目を転じ、大局からアジアや世界を鳥瞰し、理解に努めることを大いに期待する。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-12-13 20:04 | Comments(0)  

民進党地方選惨敗について

 今回の台湾統一地方選での民進党の惨敗については、内政と外交において予兆がないことはなかった。

 民進党としては態勢を立て直し、台湾の独自性を引き続き内外に浸透させる一方、中国との関係を一定程度改善することが必要である。

 単なる評論としてこのことは言い易く実現は甚だ困難である。一期4年で民進党政権が終わることになれば、台湾の存在は元の木阿弥となる。

 政権にとどまりつつ、民進党の10年先を見据えた臥薪嘗胆に大いに期待している。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-11-28 20:54 | Comments(0)  

飯島勲氏の連載記事について

 文春砲の「週刊文春」の飯島勲氏の「インテリジェンス」には毎週興味ある内容が書かれている。

 人間誰しも「他人の不幸は蜜の味」で、悪いことには関心を寄せるが、良いことには無頓着となる場合が多い。

 飯島氏の主張としては、外に現われない様々な人の苦労・努力を理解してほしいということである。

 暗い話ばかりの政治・外交・経済分野の懸案の裏に明るい面もあるのを知ることを毎号楽しみにしている。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-11-14 20:03 | Comments(0)  

台湾の国連加盟について

 昨今は欧米・中東の存在感が目立つ一方、北朝鮮問題の脅威が強調されなくなっ中で、台湾関係の報道が取り上げられるようになって来た。

 他国との間では、米国の台湾向け武器輸出、バチカンへの台湾特使派遣、日本との関係では、元台湾少年工と日本の交流団体による座間での石碑建立除幕式があり、台湾での日本製列車脱線事故も大きく取り上げられた。

 これらを受けてか、大前研一氏のメールマガジンの最新号には、台湾は国連加盟のために、経済苦境に喘ぐ「ナウル」国を買収すべきだとする持論が記されている。

 大前氏の考える奇策の可否は別にして、国家としての体裁を十分整えている台湾が国連加盟を果たすべきは当然のことであり、日本の国連安保常任理事国への選出よりも重要なことである。アジアの安定のため、世界各国が台湾の存在意義を十分に理解し、重く受け止めて行くことを期待する。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-10-28 17:32 | Comments(0)  

漢文参考書について

 「日本=軍国主義」の洗脳が解かれた中国人が大挙して日本観光に訪れるようになった一方、嘗(かつ)てはその存在感に重みのあった、愛すべき日本の中国大好きおじさん達が年々少なくなりつつあるのがさびしい限りである。

 偶々(たまたま)週刊誌の書評で見た、昭和41年学生社刊の高校漢文の学習参考書で、今般ちくま学芸文庫として復刊となった『精講 漢文』(前野直彬著)を買って読んでみた。

 中国をそれ程好きではない小生も、受験勉強の日々が記憶としてよみがえって来て一遍に若返ったような気がする。まして、中国大好きおじさん達にはたまらない魅力のある参考書であろうことが判った。

 60代の男性であれば、漢文学の妙味に触れることで現代中国の体制の理解と人民への同情につながる筈である。その真の効用とは、日本の高齢社会を乗り切るための智恵−身の丈(たけ)に応じた、謙虚で質素な余生を実践すること−を得ることにある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-10-14 09:22 | Comments(0)  

「馬三家からの手紙」について

 知人の勧めにより、9月26日17:00に再放送されたNHK BS-1、世界ドキュメンタリー「馬三家からの手紙」(カナダ制作)を見た。26日付の大紀元時報にも関係記事が掲載されていた。

 放送内容としては、

  1. 孫毅という中年の法輪功信者が中国遼寧省の労働矯正施設に入れられた。
  2. 施設では米国向けの発泡スチロール製の髑髏付十字架の商品を作っていた。
  3. 本人は同施設での人権侵害を告発する手紙をひそかに記し、箱の中に入れた。
  4. 商品を購入した米国在住の女性が見つけ、欧米のマスコミが取り上げた。
  5. 家族の依頼で中国の人権派弁護士が動き、釈放された後も迫害は続いた。
  6. ジャカルタで亡命申請中に女性が来訪して、種々話をすることが出来た。
  7. 中国公安関係者より接触があった後、不審死を遂げたという字幕説明あり。

というものであった。

 人権問題は単純な是非論で片付けられないところに難しさと奥深さがある。本人が生死一如の心境になっていたこと、また、米国人女性の宗教心と行動力にも深い感銘を受けた。

 漠然とした不安と辛さから、一部の中国人には宗教依存の度が増しつつあるという事実を日本人として憂慮すると共に、苦行・苦役なき人生を送ってほしいと切に願うのみである。

(追記)小生は1981年に半年間、労働矯正施設の近くの大学で中国語の短期研修に参加し、1990年代前半にはジャカルタに毎月出張していた。そうした地域の記憶は鮮明に残っている。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-09-28 10:08 | Comments(0)  

「公家たちの幕末維新」について

 刑部芳則(おさかべよしのり)著『公家たちの幕末維新』(中公新書)を読んだ。公侯伯子男の爵位による華族制度がなくなってから70余年の平成の今、旧藩主の後裔はまだしも、公家の後裔(こうえい)に至っては確かに存在感が希薄である。

 本書を読み、維新の大業が多くの公家達の権謀術数を含む「活躍」なくしては成し遂げられなかったであろうことを理解する共に、維新に関する最終的論功行賞としての叙爵の際、爵位に不満を抱く公家(くげ)達がいたことを知った。

 ところで小生は、平戸藩の観点から、三条実美(さねとみ;子爵となる筈の平戸藩主松浦詮(あきら)が伯爵となるための口添(くちぞ)えを行う)および中山忠能(ただやす;夫人が松浦詮の曽祖父静山の十二女)に以前より着目して来た。

 本書には、本来、子爵となるべき中山忠能が「国家に偉勲ある者」とされ侯爵になった一方、伯爵にとどまった上位の家格の嵯峨・中御門(なかみかど)両人が4年後に漸(ようや)く侯爵となったことなどが紹介されており、興味は尽きないが、中山忠能の孫に当たる明治天皇の出自に関する異説についての記載はない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2018-09-14 13:45 | Comments(0)