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女性の活躍について

 女性が総統の台湾では総統府秘書長に女性を起用することとなったという。良いことである。

 以前は活躍する女性と言えば、何かと情緒不安定でヒステリー気味の近視眼的な人という印象があった。今は活躍の場が広がって来ており、一概にそのように言えなくなった。

 小生もこの歳になって恥ずかし乍(なが)ら、女性週刊誌を読むようにしたところ、読者に配慮した観点・表現に鋭さがあり、中々面白く感じている。

 活躍する女性に望むのは、男達を凌ぐ勢いで仕事をこなすのではなく、無理をせず、大局を見据えた悠々たる態度で物事に処してほしいということである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-04-14 16:25 | Comments(0)  

森友問題の追及について

 大小を問わず問題を適宜捌(さば)き得ることに保守的な政治家や官僚の真価が発揮されるのであるから、野党が彼等が問題を矮小(わいしょう)化することを以て大問題だとし、大騒ぎし、追求の手を緩(ゆる)めないことにも一定の自制があって然(しか)るべきである。

 再び脚光を浴びつつある森友問題を、米国人風に論評するならば、良いニュースは健全な「民主主義」が試されつつあることであり、悪いニュースは山積する問題が先送りになりつつあることである。

 保守的な政治家や官僚の本領が事勿(ことなか)れ主義であるのは致し方ないことで、国民は蚊帳(かや)の外とし、森友問題の落着を奈辺にするかは当事者同士で決めれば良い。

 森友問題の追及が許される限り、日本は「内憂外患交々至る」状況ではないことだけは確かである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-03-28 09:50 | Comments(1)  

二・二六事件について

 2月下旬、82年前の二・二六事件に関する今日的意味を解説する講演を興味深く聴いた。あらゆる角度から既に研究され尽くした感のある事件にあらためて触れることには意義があると思われた。

 戦前の体制には時代の背景に応じ、当然のこと乍(なが)ら限界があった。上官の命令に従うことを第一義とした当時の兵士の思想教育の是非を今の尺度で論ずることは慎むべきである。

 事件後の粛軍・統制強化が全面的戦争への道につながった訳であるが、たとえ事件が首謀者に有利に運んだとしても、結末は同じであったものと思われる。

 事件・事故は数十年も経(た)てば自(おの)ずと風化して行く。二・二六事件もまた完全に風化してしまったものと言って良いだろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-03-15 10:35 | Comments(4)  

台湾タイヤル族について

 東京新聞2月27日夕刊に、台湾宜蘭県澳花村というタイヤル族の村でいまだに日本語が使われているという写真付記事(半頁)が出ていた。

 日本統治期間の影響の大きさは言う迄もないが、日本語が便利であったからこそ、戦後70年以上も日本語が共通語となって来たのである。

 タイヤル語の伝承がうまくなされなかったのは言葉に文字がなかったことと、然(しか)るべき教育システムがなかったからであろう。

 何かにつけ、台湾を通じて日本の過去を知ることが出来るのは有難(ありがた)いことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-02-28 09:06 | Comments(1)  

トランプ現象の影響について

 トランプ現象の余波と見られる金正男(キム・ジョンナム)毒殺事件が起きてより既に一年、オリンピックの最中にも半島情勢には様々な動きがある。

 トランプ現象は、居心地が悪いと感ずるような一部の米国民よりも他国政府への影響が大きく、報道された内容以外にも何かと振り回されていることだろう。

 世界の中心の位置にある米国に多くの国が長い間頼って来たことの反対作用として種々の側面における今日の動揺がある。

 日本としては佐藤首相の言の通り「自ら守る気概」で防衛につとめることこそ自国を含めたアジア地域の安定を招来するものであり、差し当たり何をすれば良いかは自ずと明らかである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-02-14 10:03 | Comments(1)  

昨夜の台湾東部地震に際して

 昨6日の深夜、台湾東部でマグニチュード6.4の大地震が発生、花蓮市のマーシャル・ホテルが倒壊する等し、死者2名・負傷者200名の被害が出ていると言う。

 月並みではあるが、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げると共に、負傷された方々の一日も早い回復、又、未だ救出されていない方がおられるとすれば、一刻も早い救出を願わずにはいられない。

 隣国にして友邦の台湾に心を寄せる者の一人として、今回の災害からの一日も早い人的・物的復興が為される事を切に祈念申し上げる。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

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by ayanokouji3 | 2018-02-07 07:27 | Comments(0)  

反腐敗闘争について

 6年前の王立軍事件に始まる中国の反腐敗闘争は対象を大物から小物へ転じ、地方の末端組織に及ぼす方向となったようである。

 これが可能となるのであれば、習政権にとっては長期安定を図る一つの要因となるが、果たして如何(いか)なる結果となるのだろうか。

 他方、新聞報道によれば、北京で「スカイライン・クリーニング」という街の看板撤去騒動があり、市は一時停止を決定したという。

 後のことは構わず忠誠心を示すための勇み足が続けば、当然のこと乍(なが)ら、揺り戻しが来る筈である。反腐敗闘争に限らず、そうしたことの繰返しを経て来たのが中国という国なのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-01-29 05:02 | Comments(0)  

台湾の立場について

 13日の日経朝刊記事に、広辞苑が台湾を中国の一部として表記していることに対し、台湾外交部より修正を求めているとあった。12日発売の広辞苑第7版は小生も購入し、第6版との違いを適宜調べてみた。

 14日の同記事には、中国民用航空局が米デルタ航空の謝罪を受け、世界の航空会社の中国部門に対し、自社サイトで香港や台湾を国家として扱っていないか調査するよう命じる通知を出した、とある。

 中台共に他国の民間企業の措置について、非常に敏感となっていることが判るが、自国の存立意義がかかっているだけに譲歩出来ず、今後もこうした事態は頻繁に起きることだろう。

 台湾は中華民国という古めかしい国号を活かしつつ、中華人民共和国と距離をおき、現状維持を図ることしか最早道は残されていないように思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2018-01-14 17:09 | Comments(0)  

本年を振返って

 「モリカケスキャンダル」の追及は、総選挙を挟み、長期間に亙(わた)り、新たな資料が次から次へと出て来たものの、神学論争の如く一向に決着を見ず、今となっては野党による自己の存在価値の証明という目的での「戦い」に過ぎなかったと感じている。

 そもそも、以前の保守系の人々がつながっていたのは、普通よりも緊密な関係のもとで子女の進学・就職・結婚等、お互いに様々な世話をしていたからで、「モリカケスキャンダル」のような状況が起きたとしても何ら不思議ではなく、本来指弾すべきものではない。

 かつてのアバウトで若く活気ある社会から、健康志向の静謐(せいひつ)・無臭・無菌を重視し、弱者の人権のみならず、犬・猫のような動物の権利迄大事にするような社会となり、種々の制約を受けることで、一部には肩身の狭い時代となった。

 国会・メディアのみならず、社会全体に奥行きがなく、皮相で軽薄な風潮が浸透しつつある中、充実した「福祉」制度で飼い殺しになり、自己の意見を適切に主張出来ないような、劣化した日本人が大量に発生していることの方が憂慮され、問題とされるべきである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-12-28 05:33 | Comments(1)  

「六月の雪」について

 オール讀物12月号で連載が終わり、来年6月刊行予定の小説、乃南アサ「六月の雪」を読んだ。祖母の願いを託された孫が台南に赴(おもむ)くという内容で、家庭問題も織り込んだ佳作と言える。

 台湾の置かれた立場や台湾人の複雑な思いが詳しく説明されており、これ迄台湾に余り馴染(なじ)みのなかった人達にとっては恰好(かっこう)のガイドブックたり得る。

 日台共に、世代一変、過去を過去として脇に置いたまま、新たな視点で日台関係を考える時期に到達したように感ずる。

 国対国、国対個人、個人対個人といった枠を越えて、融通無碍(ゆうづうむげ)に関係を築くことこそ日台の本来あるべき姿である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-12-13 17:38 | Comments(0)