人気ブログランキング |

2019年 08月 13日 ( 1 )

 

「憲法学の病」について

 先般、知り合いの50代韓国人男性から日本国憲法に関して判り易い本があれば紹介してくれないかという話があった。

 憲法第9条についての東大法学部教授の権威あるガラパゴス的解釈に対する辛辣(しんらつ)な批判を展開したものとして、新潮新書「憲法学の病」(篠田英朗)があり、一読後渡しておいた。

 憲法学者の本には知識を振回し、何を言っているのは良く判らないものが多い中、第9条を素直に読み解き、重鎮の言説を論駁(ろんばく)する著者の解釈は大いに首肯出来る。

 小生が「権威」芦部信喜教授の講義を最初に聴いたのは44年前のことであった。面識は全くないが、小生と同じ時期、同じ場所で講義を聴いたであろう同年生まれの長谷部恭男教授が既に「権威」となり、「憲法学会の隊長」とされていることに時代の推移を感ずるのである。憲法改正への道、今尚遠し。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2019-08-13 14:51 | Comments(0)