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2009年 12月 15日 ( 2 )

 

鳩山総理に対する公開質問状

私は去る12月4日、鳩山総理に対し、12月14日の回答期限を設けた以下の公開質問状を送付したので、読者諸氏にご披露する。



内閣総理大臣 鳩山由紀夫 閣下

公開質問状

冠省
 去る平成21年9月21日、総理大臣閣下は、胡錦濤中華人民共和国主席との会談に於いて、チベット問題に付いて、「中国の内政問題と理解している」と発言されましたが、チベットの独立回復を願う日本人の一人として、ここに公開質問状を送付致します。

 抑(そもそ)も、チベットは1912年、辛亥革命により清国が滅んだ際、満洲族の清朝から漢民族が中華民国として独立を回復したのと同様、モンゴル、東トルキスタンと共に独立し、ダライ-ラマ13世法王を政教一致の最高指導者に戴(いただ)くチベット国として独立を果たしました。

 チベット国がれっきとした主権独立国家であった証拠に枚挙に暇(いとま)はありません。例えば、大東亜戦争中の1942年、米国はチベット国に対して連合国の一員として対日参戦するよう要請しましたし、1914年から1959年までの間、チベット国の外交使節団が自国発給の旅券を使用し、米英その他多くの諸国を訪問していましたし、1950年に中国人民解放軍がチベットに軍事侵攻した際には、エル-サルバドル共和国が連合国(国連)の場でこの問題を討議するよう提起すらしています。つまり、チベットは中華人民共和国による軍事侵攻及び占領、更には西蔵自治区が設置される以前は、れっきとした主権独立国家であった訳です。にも関わらず、現在、チベットはチベット民族による自治が行われず、正統な最高指導者ダライ-ラマ14世法王猊下(げいか)は国家の分裂を企てた反逆者とされ、政治・宗教・文化のありとあらゆる面で、中華人民共和国の圧政の下に置かれています。

 そこで質問ですが、総理大臣閣下は民主党幹事長時代の2007年に、ダライ-ラマ14世法王猊下と会談する等、チベットの人権問題に関心を寄せられていたようですが、抑も総理大臣閣下はチベットの歩んできた歴史をご存じなかったのでしょうか? 又、チベットが第二次世界大戦後に中華人民共和国に侵略された概略を記しましたが、それでも、総理大臣閣下はチベットを中華人民共和国の内政問題として扱うのでしょうか? 総理大臣閣下は「友愛」外交や「東アジア共同体」構想を掲げておられますが、そこにチベットは含まれないとお考えなのでしょうか? 私は歴史的経緯からチベットは独立を回復し、ダライ-ラマ14世法王猊下を中心とするチベット民族の政府によって統治されるべきものと考えますが、総理大臣閣下は如何お考えなのでしょうか?

 以上、職務ご多忙の事と推察致しますが、下記の期限迄にご回答頂きたく存じます。尚、ご回答に付きましては私の主宰するウェブサイト「帝國伝網省」上に本質問状の文面と共に公開させて頂きます。又、期限内にご回答頂けなかった場合には、本質問状の文面と共にご回答頂けなかった旨、公表させて頂きますので、予(あらかじ)めご諒解の程、宜敷(よろしく)お願い致します。
不一

  質問状発送日 平成21年12月4日
  回答期限   平成21年12月14日

平成21年12月4日
世界戦略総合研究所評議員
歴史評論家 竹下義朗
(住所略)



扨(さて)、昨日は回答期限の12月14日だったが、鳩山総理から遂に回答は届かなかった。まあ、回答を期待してはいなかったが、これが「友愛」を掲げる日本国内閣総理大臣・鳩山由紀夫の本性(ほんしょう)なのである。(「1ヶ月ルール」を破ってまで、天皇陛下と支那国家副主席との会談をセットした事が、ある意味、私の公開質問状に対する「回答」でもあろう)

読者諸氏に於かれては、改めて心して頂きたい。
「友愛」民主党政権が、支那を増長させ、この日本の自主独立を脅かす「悪性腫瘍」である、と言う事を。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2009-12-15 21:29 | Comments(0)  

鳩山民主党政権を斬る-5

たかだか与党の幹事長でしか無いにも関わらず、行政府の長たる鳩山総理を操り、国政を専断している小沢一郎に遂に焼きが回った。何の話かと言えば、所謂(いわゆる)「1ヶ月ルール」を破って本日行われた天皇陛下と習近平・支那国家副主席との会談の事である。

この会談実現に関し、羽毛田宮内庁長官が苦言を呈した所、小沢は斯くの如く吠えた。

「国事行為は内閣の助言と承認で行われる。ナントカっていう宮内庁の役人が、どうだこうだ言ったそうだが、全く日本国憲法、民主主義を理解していない

そして、「1ヶ月ルール」に関しては、

「誰が作ったの。法律で決まってるわけでもなんでもないでしょ、そんなもん」

陛下の健康を気遣う意見に対しては、

「陛下の体調がすぐれないなら、優位性の低い(ほかの)行事にはお休みになればいい」

遂には、陛下の声を直接伺っていないにも関わらず、

「「天皇陛下に聞いたら、『会いましょう』と必ずおっしゃると思う」

等と嘯(うそぶ)いた。正に不敬の極み。何をか況(いわ)んやである。

扨(さて)、小沢が口にした

「誰が作ったの。法律で決まってるわけでもなんでもないでしょ、そんなもん」

これは、非常に意味深であり、又、彼自身は気付いていないのかも知れないが、政治的に「諸刃(もろは)の剣」でもある。

例えば、「天皇」は万世一系且つ男系継承が不文律とされているが、これは長い歴史の中で確立されたもので「法律で決まってるわけでもなんでもない」ものである。(但し、「慣習法」と見る事は出来るが) だとしたら、「天皇」が男系継承だろうが、女系継承だろうが、そんな事知った事か?とでも言うのだろうか? 彼の口にした論理は非常に恐ろしいものなのである。

それとは反対に、「法律で決まってるわけでもなんでもない」ルールなら、いとも簡単に反故(ほご)にする事が出来るのなら、例えば、平成5(1993)年8月4日に出された「慰安婦関係調査結果発表に関する河野洋平内閣官房長官談話」、平成7(1995)年8月15日に出された「戦後50周年の終戦記念日にあたっての村山富市総理大臣談話」、更には「武器輸出三原則」や「非核三原則」に至る迄、全て法制化されていない以上、日本が縛られる必要は全く無い事になる。この様な事を口にすると、非難や批判を受けるだろうが、小沢の発言は、とどの詰まり、こう言う事なのである。

温室効果ガス25パーセント削減にしろ、「地球温暖化対策税」の導入云々にしろ、民主党政権が進めようとしている事は、先の衆院選の際にマニフェストで謳(うた)っていなかった事の連続である。

小沢にしろ、彼の操り人形である鳩山にしろ、「選挙に勝ったのだから、民意を得ている。何をしても許される」と考えているのだとしたら、大間違いである。あの選挙の時、民主党を支持し一票を投じたであろう有権者は、マニフェストへの記載はおろか口にしていなかった新たな政策迄支持していた訳では無い。それ故、今の民主党政権のやり口は「後出しジャンケン」と言っても過言では無い。

祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり。娑羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらわす。おごれる人も久しからず、唯(ただ)春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏(ひとえ)に風の前の塵(ちり)に同じ。

彼(か)の有名な『平家物語』巻第一の一節だが、はてさて、鳩山にしろ、小沢にしろ、いつ迄保(も)つやら。権勢に胡座(あぐら)をかいて余りにも横暴な振る舞いを繰り返す様であれば、来夏の参院選では大敗を喫するのでは無いか? まあ、反民主党の私は、それを期待しているのだが。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2009-12-15 21:07 | Comments(2)