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台湾への武器売却凍結について-2

米国の対台湾武器売却が凍結された事は、「親中派」国民党・馬英九政権の成立を考えれば、当然の帰結であったと思う。

嘗(かつ)て、台湾は日本同様、米国に対してイージス艦の供与を強く求めたが、実際に供与されたのは非イージス・システム搭載の通常型駆逐艦であった。確かに米国には台湾を支援する為の『台湾関係法』が存在するが、台湾国内に親中派勢力(大陸との統合を許容する勢力)が存在する以上、米国海軍にとって「虎の子」と言えるイージス艦を台湾海軍に供与したところで、台湾が「中国」(支那)に寝返れば、イージス艦の内部機密(艦艇の諸元及びイージス・システムの詳細)は全て「中国」に渡ってしまう。であればこそ、その危険性を勘案してイージス艦の供与はしなかったのである。

台湾の軍関係者にとって、今回の米国の対応には少なからず落胆させられた事であろうと思う。然(しか)し、立法院に於いて国民党が圧倒的多数の議席を有し、国家元首である総統が「親中派」である以上、これは致し方無い事である。

もしも、この状況に不満があるのであれば、台湾は民主国家なのだから、軍自身も変革を求めて台湾公民と共に「合法的な手段」を以て、政府・立法院に揺さぶりを掛けるしか無い。でなければ、中国人民解放軍を「主敵」として営々軍事教練してきた台湾軍の存立基盤すら危ぶまれる ── 有り体(てい)に言えば、台湾軍が「人民解放軍の一軍管区」に成り下がる ── 事になるだろう。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2008-07-20 23:27 | Comments(0)  

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