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北京五輪は開催されない? いや、決して開催させてはならない!!

予定では今日から28日後の8月8日、北京五輪が開幕する訳ですが、今年に入り俄(にわか)に慌ただしくなってきたのが「中国」(支那)の動静です。3月のチベット族蹶起(私はこれを「第二のチベット動乱」と呼んでいる)を皮切りに、世界各地での聖火リレー妨害と北京五輪反対運動の広がり。5月12日の四川大地震。そして、6月28日には四川省の隣、貴州省で数万人規模の暴動迄起きました。

中国・貴州で数万人暴動、女子中学生強姦殺人の捜査に不満

【香港=吉田健一】29日付の香港紙・明報によると、中国貴州省甕安(おうあん)県で28日、女子中学生(15)が殺された強姦(ごうかん)殺人事件の捜査に不満を持った住民数万人が警察本部などを占拠、建物や警察車両に放火するなどの騒ぎとなった。
 警官隊の発砲により1人が死亡したとの情報がある。新華社電は29日、事態は終息したと伝えたが、消息筋によると、暴動は同日もまだ続いているという。
 同紙などによると、公安当局が事件の容疑者として逮捕した男2人を翌日に釈放したことが事件の発端となった。被害者の遺族が公安当局に徹底捜査を求めたが逆に暴行され、親族1人が死亡した。容疑者の1人の親が公安幹部だったため本格捜査が行われなかったとのうわさも流れ、住民の怒りが爆発。28日午後、警察本部や地元政府庁舎などを襲撃する事態に発展した。
2008年6月30日2時45分配信 読売新聞

張本人は元警察トップ?=少女殺人隠ぺい疑惑-中国

【香港1日時事】香港紙・リンゴ日報は1日、中国貴州省甕安県で6月28日に起きた暴動について、きっかけとなった少女殺人事件をもみ消そうとしたのは同省公安庁長(警察本部長)経験者だとの説がインターネット上で流れていると伝えた。
 この人物の姓は「姜」とされており、貴州省の共産党政法委員会書記や公安庁長を経て、現在は省人民代表大会常務委副主任(省議会副議長)を務める姜延虎氏とみられる。
 党政法委は警察、検察、裁判所などを指導している。
2008年7月1日21時46分配信 時事ドットコム

貴州省で起きた少女に対する強姦殺人事件の容疑者が公安関係者の子弟であったか否(いな)かや、事件に対する公安当局の対応に対して、私は此処(ここ)でその真相を追求する積もりはありません。実際に言われている事が事実であったのかも知れませんし、或(ある)いは単なるデマであったのかも知れません。然(しか)し、事の如何(いかん)に関わらず、今回、「中国」でも最貧省の一つに数えられる内陸部の貴州省で、数万人規模の民衆蜂起(警察本部の占拠や焼き討ちとなれば、最早、単なる「暴動」の域を超えている)が起きた事だけは明確な事実です。ほんの十年前の「中国」では、民衆が警察本部を占拠したり、建物や警察車両に放火する等と言う事は考えられなかった事です。それが、今や公然と起こっている訳で、それだけ「中国」が病んでおり、人民の不満も鬱積している事の証左と言えるでしょう。詰まり、中国共産党による一党独裁国家「中華人民共和国」は確実に崩壊の道を歩んでいるのです。

扨(さて)、話を本題に戻すとしましょう。8月8日開幕予定の北京五輪は本当に開催されるのか? この期(ご)に及んで何を今更(いまさら)言っているのか?と思われる方も多々おられると思いますが、私は「中国」がこのまま平穏に8月8日を迎えられる等とは露とも思ってはいません。寧(むし)ろ、開幕迄残り一ヶ月だからこそ、様々な事態が「中国」を襲うと考えています。例えば、5月の四川大地震。あの地震では多くの学校が脆(もろ)くも倒壊し、多数の生徒=子供達が犠牲となりました。学校の校舎は日本では到底考えられない様な杜撰(ずさん)な作りで耐震性等全く考慮されていなかったであろう事は、テレビや新聞の映像や写真をご覧になった方ならお分かりの事と思いますが、最愛の我が子を失った父兄達の要求にも関わらず、未だに行政側は学校の耐震対策等々に関する調査結果の公表を拒絶しています。いや、拒んでいるだけならまだましな方で、強硬な父兄に対しては警察が身辺を監視したり、種々の圧力を掛けたりと言った事も行われていると言います。然し、この様な事で子供を亡くした父兄達が温和(おとな)しくする筈がありません。「中国」では爆発する人口を抑制する為に、所謂(いわゆる)「一人っ子政策」と呼ばれる産児制限を人民に課してきました。中には政策に従わず、二人目、三人目の子供 ── 当然、戸籍に載せる事が出来ない子供 ── 所謂「盲流」を作る家庭もありますが、律儀に政策に遵(したが)い一人しか子供を儲(もう)けなかった所へ持ってきて、耐震性ゼロの校舎の倒壊で最愛の我が子を亡くしたとあっては、怒り心頭、その矛先が行政へ向く事は自明の理と言えます。又、被災者支援も遅々として進まず、復興もままならないとあっては、たとえ家族に犠牲者がいなかったとしても、矢張り、行政に対する不満は鬱積します。其処(そこ)へ持ってきて来月の北京五輪です。被災者にしてみれば、到底、五輪開催どころでは無いと言う思いが強いでしょうし、その様な「お祭り」に力を入れる位なら、被災者支援や復興に力を入れて欲しいと思うのは当然の事です。この儘(まま)、行政の対応が満足のいくもので無いとすれば、四川省で被災者による大規模な暴動が起こるのでは無いか、と私は考えています。そして、その原因はほんの些細な出来事で事足ります。それは、貴州省で起きた数万人規模の民衆蜂起を見ても分かる事なのです。

又、これから本格的な台風シーズンに入っていく訳ですが、近年の異常気象による台風の大型化や発生頻度の増加に伴い、被害も年々規模が大きくなっています。例えば、南支那海で発生した大型の台風が日本の南西諸島から台湾、更に大陸へと進路を取った場合、上海や南京等の大都市を抱える長江下流域が、今年(2008年)5月2日にビルマ(私は同国軍事政権を忌み嫌う所から「ミャンマー」の呼称を用いない)を直撃したサイクロンによるのと同様の甚大な被害をもたらすであろう事は想像に難くありません。又、五輪開催地の北京にしても、内陸砂漠地帯から飛来する黄砂被害が年々増大しており、深刻な大気汚染と相まって深刻な呼吸器疾患をもたらしています。更に、東トルキスタン(ウイグル)過激派による五輪妨害活動(当然、テロの可能性も排除出来ない)や、チベット独立派による再蜂起(穏健路線のダライ-ラマとは一線を画す急進派による蹶起)の可能性も極めて高く、このまま五輪が何事も無く成功裏に終わる等と言う見方は余りにも楽天過ぎると言わざるを得ません。寧ろ、開幕が近づけば近づく程、「ぶち壊してやろう」、「台無しにしてやろう」と言う動きもより活発化していく事でしょう。

ところで、私の「予言」が外(はず)れ、北京五輪が大成功の内に終わったとしたら、一体どうなるのか? それはそれで非常に恐ろしい「災厄」を我々にもたらす事になるでしょう。

c0058035_2344539.jpg時は1936(昭和11)年8月1日。ドイツ第三帝国の都はベルリンのメインスタジアムに於いて、観衆による「ハイル-ヒトラー!!」唱和の中、総統アドルフ=ヒトラーが開会を宣言、此処に16日間にわたる第11回夏季オリンピック大会(以後、「ベルリン五輪」と略)が繰り広げられました。(写真:ベルリン五輪開会式に臨むヒトラー総統) そして、このベルリン五輪を通して、ヒトラー総統率いるナチスは、ドイツ国民の愛国心を昇華させ国威を発揚。五輪開催から僅か3年後の1939(昭和14)年9月1日早朝、ドイツ軍によるポーランド侵攻により第二次世界大戦が勃発したのです。そして、注目す可(べ)きは、五輪開催を実現させた際のドイツ第三帝国の動向です。党の政策としてユダヤ人に対する過激な排斥を繰り広げていたナチスは、ユダヤ人弾圧政策を緩和し、ヒトラー自身も人種差別発言を抑制する等して、ベルリン五輪実現の為の環境を整えました。そして、その政策が奏功し、実際にベルリン五輪が開催された訳ですが、ヒトラー政権を胡錦涛政権に、ナチスを中国共産党に置き換えてみれば、どうなるでしょう? 北京五輪を成功させる為に、「見せかけの言論・報道保障」を装い、ダライ -ラマ側との直接交渉を行う。然し、それとて五輪が無事終了してしまえば元の木阿弥。五輪を成功させる事で、「中華民族」の民族意識を昇華させ国威を発揚。その後に訪れるのは、毎年二桁の伸びを示す予算によって増強してきた軍事力を背景とした日本を含む周辺諸国に対する軍事覇権の確立=中華帝国の再現でしかありません。であればこそ、私は断固、北京五輪の開催に反対している訳です。

c0058035_2351283.jpg幾度と無く言ってきた事ですが、私は「中国」が北京五輪を無事迎える事は出来ないと考えています。然し、その「予言」が外れ、「中国」が何事も無かったかの如く五輪を開催出来る状況であったとしても、決して開催させてはならないのです。それは、ベルリン五輪前後の「歴史」が物語っている、五輪終了後に訪れるであろう「災厄」を避ける為にも。又、我々が決して同じ轍を踏まない為にも。(写真:ポーランドに軍事侵攻するドイツ軍機械化部隊)

(本小論は、ウェブ『帝國電網省』にも同時掲載)


竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2008-07-11 23:06 | Comments(0)  

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