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日下公人氏・石平氏の著書について-2

中国人の国民性については、祖父や祖父の世代の人達が残した記録や資料中に書いてあることが今日にも殆(ほとん)ど適用出来るのは、小生が80・90年代に現地で実際に確認したことである。

遥かに遡(さかのぼ)って、司馬遷『史記』を読めば、かなりの数の「症例」が列記されており、それらの8・9割方は現在の中国に適用出来る。

日下・石氏対談本の内容は国家の「本性」や国民性をステレオタイプ化し過ぎ、その弊害を誇張した箇所もあるにはある。

一般の日本人が、中国および中国人の長短、即ち強みと弱みを机上で解釈を受けてもピンと来ないのは当然であり、国家戦略となると外交の専門家に委(ゆだ)ねるしかなく、その得点を享受し、失点を甘受するのは国民の側である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-06-30 20:37 | Comments(0)  

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