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広島原爆記念日に寄せて

新聞記事で、広島原爆資料館の館長に米国人が就いていた事を知りました。

米国は、広島・長崎への原爆投下を、戦争の早期終結を促したとの理由で正当化 ── 米国の国民レベルに於いて ── しており、原爆の悲惨さや、実戦使用に対する道義的責任に話題が及ぶと、「またか」、「もう聞き飽きた」と言った感情を抱くそうです。冒頭で挙げた米国人館長も初めは同じだったそうです。然し、様々な資料や歴史に触れた事で、今まで自分が信じてきた「米国の論理」としての原爆正当化論に懐疑的となり、遂には「日本の論理」に共鳴し、館長就任を広島市長から直々に打診され、就任したそうです。

現代、北鮮やイランの核問題が国際問題の俎上に乗り、米国・支那・ロシアと言った「核大国」が、自らの核保有は棚に上げて、核開発している「後進国」の事を糾弾していますが、抑も「持てる国」が「持たざる国」に対して、如何なる言辞を用いよう共、説得力がある訳がありません。何故なら、それは「毎日、ステーキばかりを食べている金持ち」が、「食うや食わずの貧乏人」に対して、「食べ過ぎは体に良くない」と言っている様なものです。これでは、「自分の事を棚に上げて、ふざけるな」と言われるのがおちであり、説得出来るものも出来ません。(かと言って、北鮮やイランの核開発を支持している訳では無い)

北鮮やイランの核開発を阻止する為の圧力をかけているのと平行して、新たに核保有国となったインドに対しては核の共同開発・研究を約束した事に見られる「二重基準(デュアル・スタンダード)」、史上初めて核兵器を実戦に使用し、数十万人もの無辜の生命を奪った「人道に対する罪」を、何ら反省する事無く、更には核による先制攻撃をも辞さないとの方針に転換した米国。彼の国が、原爆の使用に関する「歴史認識」を転換し、「あれは戦争犯罪だった。すまなかった・・・」と被爆者に対して謝罪しなければ、たとえ、アルカイダがWTCのツインタワーをテロ攻撃(真犯人は別にいるのだが)しようが、米国に敵対的な「後進国」が核開発に手を染めようが、彼らを糾弾する権利は何ら無い訳です。

先般、米国議会下院に於いて、「従軍慰安婦」問題に対する日本政府の公式な謝罪を求めた決議を圧倒的多数で決議しましたが、ならば、彼らの軍隊は全く性犯罪を犯して来なかったのか? 終戦を機に、何故、沖縄で父親の名前も分からない混血児が生まれたのか? 韓国に対して在韓米軍兵士の為の慰安施設を設置させたのは何処の国だったのか? いや、近い所では、イラクのアルグレイブや、キューバのグアンタナモで、米軍が一体何を犯したのか?

「聖人」でも何でも無い米国は、他国の事に色々と首を突っ込む前に、先ずは自国の犯してきた「戦争犯罪」を反省し、被害者に対する謝罪と補償をす可きでは無いのか? その中には、当然、広島・長崎に於ける原爆被害者に対する補償も含まれるが、そう言った事を置き去りにした儘、今後も、「正義のヒーロー」気取りでい続けるならば、いつか、手痛いしっぺ返しを受ける事になるでしょう。まあ、それが、ロサンゼルスやニューヨークと言った大都市での核テロで無い事を、草葉の陰から祈ってはいますが・・・「他人(他国)の痛みの分からない」米国の様な国は、一度、思い切り痛い目に遭わなければ、分からないのかも知れませんね・・・何とも哀れな事ですが。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2007-08-06 21:46 | Comments(0)  

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