人気ブログランキング | 話題のタグを見る

国連加盟申請について-2

北鮮の人口 およそ2,270万人(2004年現在)。対する台湾の人口 およそ2,290万人(2007年6月末現在)。人口はほぼ同数乍(なが)らも、かたや北鮮は金日成(故人)・金正日父子による一党独裁国家。かたや台湾は国家元首たる総統を公民が直接投票で選出する民主主義国家。北鮮は邦人被害者を含む複数国の人民を拉致し、国家で覚醒剤や偽札を作っては世界中にばらまき、挙げ句の果てに核に迄、手を出す「ならず者国家」。然(しか)も、韓国と共に朝鮮半島を南北に分断しているにも関わらず、「主権独立国家」として国連に議席を保有。それに対し台湾は、北鮮の様に他国の人民を拉致したり、覚醒剤や偽札を国家として輸出したりしている訳でも無く、世界の何(いず)れの国(台湾の領有権を主張している支那はこの際除外)にも迷惑をかけていないにも関わらず、「主権独立国家」として認知されず、未だに国連への加盟すら出来ずにいます。北鮮と台湾、何れが国連の加盟国として相応(ふさわ)しいかは火を見るよりも明らかなのに、今回、従来の「中華民国」名義では無く、「台湾」名義での加盟申請をしたにも関わらず、潘基文(パン=ギムン)事務総長は、台湾の国連加盟申請を「門前払い」してしまいました。

台湾公民並びに日本国民諸君!!
これが「国連」の現実であり限界だ!!


日本国内でも某政党党首が「国連中心主義」を唱えていますが、「国連」に過度の期待や幻想を抱くのは禁物です。「国連」は国家間利害を超越した次元に存在する「世界政府」ではありません。常任理事国五ヶ国他大国のエゴとエゴがぶつかり合う「修羅場」です。そんなものに過度の期待を抱いたとて、肝心の時には何もしてはくれないでしょう。

「国連」に対しては、「その程度のものなのだ」程度に考え、過度の期待とそれに正比例するであろう失望に、めげないだけの覚悟を持つ可(べ)きですし、何時迄(いつまで)経っても国連への加盟が叶わないのであるならば、現行の国連にぱっぱと見切りを付け、例えば ── チベットやウイグルでの人権侵害著しい支那や、天然資源にモノを言わせて強引な外交を推進しているロシア、更には自国に逆らう国に対しては直ぐに武力行使をする米国と言った現行常任理事国等の国々を省く、有志国による「第二国連」を創設し自ら常任理事国の座に就く位の気概を持つ可きでしょう。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2007-07-25 22:05 | Comments(0)  

<< 参院選について 国連加盟申請について >>