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排外的ナショナリズムについて

日本と中韓との間の外交関係冷却は、日本側に生じた排外的ナショナリズムの台頭に乗じたと簡単に割り切ることの出来ないところに、この問題の深さがある。

一部の論者は日本人が過去の歴史を総括していないなどとしたり顔で主張するが、そうした人達に対しては、ではあなた自身は個人的に総括出来たのか、と問うてみたい。自分が出来ていないからこそ、国民のせいにするのである。

竹下義朗氏の著書『汝の敵、中国を知れ』のあとがきに、
ある意味、「還暦」』を迎えた日本が、「普通の国」に戻りつつある
とあるように、今迄が如何にひどかったかということである。

日中友好に名を借りた「靖国」憎しの声は世の趨勢にかき消されてしまった。この上は、以前のことで中国等に弱味を握られている有力者が更に晩節を汚すことのないように願うのみである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-12-29 19:31 | Comments(0)  

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