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民主党前原代表の訪中の成果について

前原代表の今回訪中に関する各種記事を読んだ。

米国で「中国脅威論」を披露した後だけに、中国では警戒されたようであるが、これで中国の方も日本の二大政党のリーダーが共に与(くみ)し易い相手ではないことを知り、結果としてはそれなりの成果があったのではないか。

欲を言えば、中国のアキレス腱である台湾問題につき今回明確な立場と対策を打ち出していれば、中国側に対する更に強いメッセージとなったかも知れないが、そこまで踏み込むことは難しかったのだろう。

ところで、国内では自民党との「大連立」が話題になるあたり、民主党自体の再編の予兆なのか、民主党の本筋からみて右寄りの外交姿勢をもつ代表の言動に関する党内の今後の動き次第であろうが、今後も党内がスンナリとまとまるとは思われない。

(註)
中国側にとって「靖国」がそれほど大きな問題であるならば、その点については意見を同じくする前原代表を今少し厚遇してもよさそうである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-12-14 21:01 | Comments(0)  

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