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新元号「令和」について(1)

 4月1日、万葉集の美文を典拠とする新元号「令和」が発表された。

 先(ま)ず、音のひびきが良く、報道されている「英弘」「広至」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」といった最後に残った六つの中の他の候補や、例えば、石川忠久氏が出したと言われる13案の一つである「和貴」よりも結果として受け入れられ易かったと感ずる。

 「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味はそれはそれとして、他方、「令(和平)成」「冷(和平)成」とする読み方によっては、平成時代に解消しなかった「冷たい平和」という国際場裡の厳しい現実を踏まえて、「平和(穏やか)にさせる」の使役形、換言すれば、日本国民や日本国の役割を暗に示したものとも取れる。

 更に深読みして「冷(和(泉」とすれば平安時代の冷泉(れいぜい)帝の御世(みよ)に起きたという安和(あんな)の変を想起させる。新元号にこめられた真の意味を各人がそれぞれの考えで咀嚼(そしゃく)・玩味することで来るべき新時代への覚悟を持つべきものと思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2019-04-15 09:46 | Comments(0)  

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