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"中国軍 沖縄に侵攻" ── 偽『YAHOO! NEWS』が予見する第二次支那事変

中国軍 沖縄に侵攻

【アメリカ18日共同】アメリカ国防総省は18日未明、中国から日本(沖縄県)に中国軍が侵攻したことを発表した。10月18日未明にガス田付近に配備された中国側艦艇の哨戒に出ていた海上自衛隊那覇基地第五航空群所属、第5航空隊のP3C哨戒機に中国艦艇による砲撃に端を発し日本側より F15戦闘機3機がスクランブル発進。それに対し中国側から出撃したスホイ(Sukhoi)30MK2戦闘機5機がF15 戦闘機3機を追尾する形で沖縄県上空に侵攻した。現在、沖縄上空にてアメリカ軍および自衛隊と中国軍とが交戦中、中国側も戦力を逐次投入し、戦線が拡大している模様。小泉内閣は内国安全保障委員会を緊急召集した。政府は中国側との交戦を否定しているものの、アメリカ国防総省発表によると交戦の事実はほぼまちがいないようだ。
(共同通信) - 10月18日16時08分更新
「すわ、日中開戦か?」と驚いた方もおられたと思いますが、これは、10月18日に国内最大手のポータルサイト(玄関サイト)『YAHOO! JAPAN』のニュースページを模して掲載された偽ニュースです。「YAHOO! NEWS」と本物そっくりのロゴや、冒頭・文末に共同通信のクレジットが付けられる等、何も知らずに見れば、正に「日中開戦か?」と信じてしまう程、限りなく本物に使い出来映えでした。まあ、これは偽ニュースだった訳ですが、翻(ひるがえ)って見てみれば、現実の日支(日中)関係は、何時々々(いつなんどき)、この偽ニュースが「本当のニュース」になるか分からない状況 ── 裏を返せば、だからこそ、ころっと騙されてしまった人もいた訳で ── にある訳で、ひょっとしたら、明日にでも「第二次支那事変」(日中戦争)が勃発するかも知れません。いや、既に戦いの火蓋(ひぶた)は切って落とされている、と言っても過言ではありません。と言う訳で今回は、偽ニュースをX軸に、昨今の日支関係をY軸に、「第二次支那事変」について論じてみたいと思います。

偽ニュースを一部の人々が信用したのは、単に「YAHOO! NEWS」の偽ロゴや、共同通信のクレジット等で偽装されていたからだけではありません。記事の内容が極めて現実的(リアル)であり、充分に起こりえる可能性が高かったからに他なりません。例えば、

「ガス田付近に配備された中国側艦艇」
「P3C哨戒機に中国艦艇による砲撃」

等は、実際に砲撃こそ無かったものの、9月9日に同じ様な事態が既に起きており、全くの「仮想戦記」とは言い難(がた)い現実味を帯びているのです。
東シナ海ガス田 中国軍艦 砲身向け威嚇
3週間前、海自機に 開発監視で緊張

 東シナ海の日中中間線付近で中国が開発を進めているガス田「春暁」周辺で9月初め、海上自衛隊のP3C哨戒機が中国海軍の軍艦5隻を初めて確認した際、うち1隻が一時、砲身をP3Cの方に向けたことが(2005年10月)1日、政府関係者の話で分かった。

 P3Cの早期警戒レーダーに、軍艦がレーダー照準を合わせたことを示す警報は出ず、防衛庁は威嚇目的とみているが、エネルギー開発をめぐって日中の対立が続き、中国海軍の活動が活発化している東シナ海の緊張状態があらためて浮き彫りになった形だ。

 中国の軍艦が確認されたのは、9月9日午前9時ごろ。海自第一航空群(鹿児島県・鹿屋基地)のP3Cが、日中中間線から約2キロ中国側にある春暁周辺の海域で、最新鋭のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦(7,940トン)1隻とジャンフーⅠ級ミサイルフリゲート艦(1,702トン)2隻を含む中国の軍艦5隻を発見した。

 政府関係者によると、5隻は日中中間線は越えず、春暁を回り込むように航行していたが、ミサイルフリゲート艦1隻が艦首部の砲身が二つ並ぶ100ミリ連装砲砲塔を旋回させ、砲身を上空で監視するP3Cの方に向けた。乗員はその瞬間を写真撮影したという。

 P3Cは対処マニュアルに従って、直ちに現場から離脱。軍艦が外国航空機に自艦から離れるよう呼び掛ける際には、赤い煙の出る信号弾を発射するのが通例だが、それはなかった。

 P3Cはミサイルや魚雷を搭載できるが、今回のように通常の警戒監視活動中は積んでいない。

 防衛庁幹部は「撃つつもりはなかっただろうが、明らかな脅しであり、軽率な行動だ」と不快感を示している。
(『山梨日日新聞』平成17年10月2日付記事より)
又、

「中国側から出撃したスホイ30MK2戦闘機5機がF15戦闘機3機を追尾する形で沖縄県上空に侵攻」

についても、「中国」(支那)軍戦闘機の出撃・侵攻こそ無いものの、9月下旬には「中国」軍の電子戦データ収集機が日本の防空識別圏(ADIZ)に侵入、空自戦闘機が緊急発進する事態が起きています。
東シナ海 中国軍機が再飛来
先月下旬 情報収集、恒常化か

【ワシントン13日共同】中国軍の電子戦データ収集機と見られる航空機が(2005年)9月下旬、九州や南西諸島の西方にある東シナ海の公海上空に再び飛来したことが分かった。日本周辺で恒常的な情報収集活動を始めた可能性がある。軍事情勢に詳しい情報筋が13日、明らかにした。

 中国の電子戦機の存在は8月中旬から下旬ごろ、2回にわたり同じ東シナ海の公海上で初めて明らかになった。今回再び電子戦機が確認されたことは、東シナ海や台湾海峡で対立する日米をけん制する動きとみられる。

 中国軍機は、日本が航空機の識別を容易にし、領空侵犯に備えて定めている防空識別圏に入っており、日本政府関係者によると、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したという。

 米国防総省は7月に公表した年次報告書で、中国の急速な軍事力拡大と近代化を警告したが、中国軍による「ハイテク戦」能力の獲得が進んでいることをあらためて裏付けた。

 同情報筋によると、この中国機は、機体の外見上の特徴や飛行パターンなどから、艦艇やレーダー、軍事施設が出す電波などを傍受、収集するのが目的の電子戦データ収集機とみられる。

 東シナ海ではガス田開発をめぐって日中両国が対立。昨年(2004年)11月の中国原子力潜水艦による日本の領海侵犯事件のほか、今年9月9日にはガス田周辺で中国海軍の艦船5隻が確認された。

 このほか日本周辺海域では、中国の海洋調査船が海底の地形探査などを進めている。
(『山梨日日新聞』平成17年10月15日付記事より)
日本の主要都市に照準を合わせる核弾道ミサイル、海洋調査船による日本近海の海底探査、原子力潜水艦による領海侵犯、日中中間線付近でのガス田開発及び海軍艦艇の航行、防空識別圏内での電子戦機による情報収集、そして、尖閣諸島・沖ノ鳥島に対する日本主権の否定・・・これらは全て「中国」側が今現在行っている事です。日本側が冷静な対応を取っているからこそ、何事も起きていませんが、もしも、これらの事全てを逆に日本側が「中国」側に対して行ったとしたら、一体どうなっていたでしょうか? とどの詰まりが、「中国」が日本に対して行っている事と言うのは、一昔前なら、いや、今現在でもそうですが、日本以外の国にとっては、即戦争に繋がる虞(おそれ)のある事ばかりな訳で、私に言わせれば、今迄よく日支両国が戦端を開かなかったものだ、と感心させられる程です。

嘗(かつ)ての「支那事変」(日華事変・日中戦争)も、日本にしてみれば「したくもない戦争」であり、局面々々を見ていくと、日本側は常に現地解決・事件不拡大方針、そして、早期講和を基本に臨みましたが、支那側の停戦協定違反や「不意打ち」、更には講和拒否等により、結局、ずるずると引き摺り込まれ、戦闘(支那戦線)では圧倒的に勝っていたにも関わらず、対米戦での敗北に連動する形で、支那事変に於いても「敗戦国」の汚名を甘受する事となってしまった訳です。

閑話休題。話を「第二次支那事変」に戻します。近年の日支関係や「中国」軍の活動から勘案すると、私は遅かれ早かれ日支両国が戦端を開く ──「第二次支那事変」が勃発するものと考えます。それは、前近代的な「宣戦布告」を伴った戦争では無く、例えば、今回の偽「YAHOO! NEWS」の様な偶発的な出来事を切っ掛けとして日支両国が戦端を開く、

「宣戦布告」無き戦争=「事変」

として起こるものと考えます。その時、戦後60年、現実の「戦争」と言うものを忘れてしまっていた日本が、どの様な対処をするのか? 建国以来、常に侵略と戦争を繰り返してきた手練(てだ)れ=「中国」(満州・南モンゴル・東トルキスタン・チベット・東カシミール等々への「侵略」と台湾への軍事的恫喝)と、どう渡り合うのか? 相手は、一世紀遅れでやって来た軍事大国であり、中華帝国主義の誇大妄想に取り憑かれたパラノイア国家「中国」です。我々日本に「平和呆(ぼ)け」に浸(ひた)っている暇(ひま)等ありません。心して「中国」に当たり、二度目の「支那事変」には必ずや勝利す可(べ)く、褌(ふんどし)を締め直さねばなりません。

   余談(つれづれ)

「第二次支那事変」は何も、日支関係の悪化が原因で勃発するとばかりは言えません。例えば、伝統的な「血盟関係」にあるとされる(近年はそれ程でも無いとは言われてはいるが)北鮮が再び南浸(韓国侵攻)する様な事態となれば、当然、「中国」は北鮮側に与(くみ)し、米韓との同盟関係にある日本も必然的に「参戦」せざるを得ず、結果的に日支両軍が直接対峙する状況が起こるでしょう。又、「中国」が台湾に対する「武力解放」(軍事侵攻)を発動すれば、日本のシーレーン(海上交通路)及び南西諸島防衛の観点から、日米両軍が台湾に対する軍事支援 ── 詰まりは、東支那海を舞台に、日米台三国 対「中国」による戦争が勃発する事態も、正に「想定の範囲内」である訳です。何(いず)れにせよ、我々日本人は、「中国とは絶対に戦争にならない」・「中国とは絶対に戦争しない」と言った考え方を一日も早く捨て去る可(べ)きです。「戦争」は相手があって初めて成立するものであり、理想は理想として、日本が幾ら「中国」との戦争を望んでいなく共、起こる時には起こるものなのだ、と言った程度に割り切っておく可きと言えるでしょう。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro
(本投稿は、Web『帝國電網省』の「歴史再考」に、2005年10月29日付で掲載したコラムです)

by ayanokouji3 | 2005-10-29 19:38 | 歴史再考 | Comments(0)  

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