日朝関係について

 お互いに「百年河清を俟(ま)つ」ことの出来ない米朝首脳会談の「余韻」が収まり、当面の危機はないが、融和も見込めないという、日朝関係の日常に戻った感がある。

 日中関係の南方版たる台湾問題に対応する北方版が日朝関係であり、飯島勲氏が意欲を示す交渉人(週刊文春6月14日号)を立てたとしても、後見人の中国のみならず他国からも足を引っ張られ、「やらずぶったくり」の憂(う)き目に遭ったりして、事がうまく運ぶ保証はない。

 それよりも、安倍首相の任期を3年延長、2021年迄といった短期とせず、拉致問題を含め、全ての懸案を処理・解決するための「終身」の首相とする旨を北朝鮮側に確約する方が余程(よほど)効果的である。

 或(ある)いは、若干の交渉チャンネルのみ残し、只管(ひたすら)現状維持、無為無策のまま、危機が沸騰点に達する迄、様子見を続けるという手もある。日中関係が主で、日朝関係は従であることを日本人は呉々(くれぐれ)も忘れてはならない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

by ayanokouji3 | 2018-06-29 04:38 | Comments(0)  

<< 中台統一について 日台交流について(台北在住李叔... >>