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拉致問題について

拉致問題への対応が遅々として進まない。

先日、中山恭子女史(元内閣参与)の講演会に出席し、拉致被害者の帰国交渉に間接的に当たった頃の話を聞き、この問題が如何に難しいものであるかをあらためて知った。

要約すれば、次の通りである。
  1. 日本側には北朝鮮の情報がないに等しいのに対し、北朝鮮側は日本の情報は取り放題であり、ある意味、交渉にならない。

  2. 帰国出来た被害者は北朝鮮体制への忠誠心が特に強いと思われていた。

  3. 拉致被害者の家族が北朝鮮に対する経済制裁を国に求めるというのは、拉致被害者に危害が及ぶリスクを考慮に入れた覚悟の上のものである。
核の問題を優先する限り、拉致問題は風化せざるを得ない。靖国問題再燃を好機とし、この際国際協調から遠ざかり、日本のみ拉致問題解決を交渉の入り口とする方針をとることもよいのではないか。「日本は何をやるか判らない」と国際社会に思わせることも時には必要である。

(註)
拉致問題が盛り上がりに欠けるのは、拉致を国家主権の侵害とせず、不幸な過去の事件とみなす国民の風潮があるからではないだろうか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-10-20 18:46 | Comments(0)  

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