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連戦氏作の対聯について-1

連戦氏の中国に於ける華やかな政治ショーの一つとして、北京の故宮乾清門前に設置された席で、同氏がペットボトルのミネラルウォーターを飲んだ後、一気に仕上げた対聯の写真が香港の文匯報に掲載されていた。

  昔日禁城百年滄桑難回首
  今日故宮幾春風華斉向前

以下は小生の単なる推測に過ぎない。
  1. 風華斉
    「風」と「華」が等しく、と言う意味で、大陸(共産党)と台湾(国民党)が対等の立場で、と言う事を示している。又、両者の姓を冠すれば、それぞれ胡風、連華となる。胡(えびす)風で胡主席を貶(おとし)め、自分を連(蓮)華(ハスの花)として高めている。

  2. 向前
    現代中国語音で「前」と「銭」は同音である。大陸(共産党)と台湾(国民党)が「向銭」(金銭に向かう)で一致した、胡・連両氏も「向銭」で一致した、又、連氏は台湾併呑時の自己保有資産の保全を約束された、と汲み取る事が出来る。
もし、対聯に次の様な胡錦濤失脚の諷喩を籠めたのであれば、連戦氏はなかなかの人物である。勿論、胡錦濤氏もこれに気付いている事であろう。

(参考)
胡風(1904-?)主義
表面は正しい様でも実際はマルクス主義に反した行き方をする主義。胡風はペンネーム、本名は張谷非(一説には本名は張光人、谷非は筆名)。湖北省宣都県の人、日本留学生出身で文学批評家、左翼文壇の有力者として活躍してきたが、1954年頃から反革命分子として批判され55年に逮捕された。
(愛知大学中日大辞典編纂処編『中日大辞典』より)

小生としては、深読みし過ぎて、例えば、米国陰謀論を以て世界情勢を全て解釈し、予想を外してばかりいる某評論家の轍を踏まぬ様に、念の為ある台湾人に解釈に付き訊ねてみた。

その答えは、

『風華= 瘋華 = There are so many people crazy about China.』

というものであった。連戦氏は上に記したような風刺家、陰謀家ではないことが判り、或意味安心した。諸国の歴史・政策、政治家の言動等々、何事も余り深読みすべきでは無い。今後以て自戒といたしたい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-05-07 21:17 | Comments(0)  

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