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「ネット大国中国」について

 時には岩波のリベラルで知性的な雰囲気にも触れねばならぬと思い、今月の新書『勲章』(栗原俊雄著)と『ネット大国中国』(遠藤誉著)を一読した。

 『ネット大国中国』はネット言論について詳述しており、格差社会の中でネットがかなりのガス抜きの役割を果たしていることが判った。

 中国で西洋式民主主義を取り入れれば、社会が四分五裂(しぶごれつ)に至るのは目に見えている。「言っていいことと、言ってはならないこと」について共産党の指導内容を逸脱する者にとっては実に固苦しい社会である。

 あとがきに、中国国歌「義勇軍進行曲」のおどろおどろしい歌詞と、それをもじった「炒股(株投資の意)進行曲」というふざけたl歌詞が紹介されている。建国当時と現在の雰囲気が対照的であり乍ら、中国の民衆がいずれの気持ちも持ち合わせているとする筆者の意見には同感である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-05-04 21:39 | Comments(1)  

Commented by ayanokouji3 at 2011-05-05 21:29
「ネット大国中国」にはサクラを利用して世論を操作するシステムが紹介されているが、本5日付日経2面には、中国がネットの情報管理のため、違法な内容がないかを常時審査する「国家インターネット情報弁公室」を国務院に新設したという記事があった。民主化運動を懸念し、これ迄行って来た管理を強化する目的とのことである。

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