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根岸英一氏講演会について

 昨日、ノーベル賞受賞者根岸英一氏(昭和10年生)の「遷移金属触媒のマジカルパワーについて」という演題での講演会に参加した。化学に関する話は一向に判らなかったが、今回の受賞には数多くの先達や同輩の研究者の努力の蓄積が背景にあることを知った。

 自然科学の分野は明晰・明快な道筋の下に理論が組立てられ、研究者はその理論追求に試行錯誤を行い、多大の時間と手間を費やしている。楽天的で気が長くなければ、研究を継続するのは困難であろう。

 講演後、この研究において哲学的な調和・和合といったものを意識して来たか、という質問に対し、物と物とをうまく組合わせるという単純で子供染みた発想で、高尚で特別なものはないとの答えであった。

 政治・経済等、大小の実社会においても壮大な実験が繰返されている。現状認識すら出来ていない我国の現状下では、本当に先行きが思いやられる。自然科学の明快さが必要と常々感ずるのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-03-08 21:20 | Comments(0)  

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