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日中関係の改善について

 本日の日経朝刊国際面に、在日中国大使館が毎月定例会見を実施する旨の記事があった。第1回は明26日、世界の中国大使館の中で定例で記者会見を開いている例は多くないという。

 上記の会見や辛亥革命100周年を機に行われる民間交流への支援が日中関係の改善に向けた中国側の努力と見て良いのだろうか。

 他方、日本側の努力について、『AERA』の1/31号で仙谷氏は「日中関係は両国とも前進させるしかない。日本は不健全なナショナリズムを抑えながら国民の理解を得てゆく努力が必要」と述べている。

 「不健全なナショナリズム」を抑えて、果して国民の理解は得られるのか。日中関係の改善に模範的な対策はない。トップ同士の深い絆は古い時代の話であり、民間交流の成功は所詮美談に過ぎない。日中は距離をおきつつ、悶着を起こさぬよう努むべし。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-01-25 22:21 | Comments(0)  

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