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日本が主張すべきことについて-3

ワシントンのスミソニアン博物館の一郭には、翼がつぎはぎとなった零戦が展示してある。元技師の話によれば、つぎはぎだからこそ修理し易いとのことであったという。展示品の中で連合国各国の軍服と並べ、日本軍の軍服もあり、それなりに敬意を表しているように感じた。ビデオの中では、元米兵が日本軍の抵抗について、二度と味わいたくないと言いながら、勇敢さに敬服している様子が映っていた。海軍提督の写真展示もキチンとしていた。

一方、中国・香港での博物館展示は如何。日本兵が中国人を斬りつける人形を何故入口に置くのか。中国内戦時の写真を展示し、何故日本軍の行為とするのか。日本兵でないことは軍服で判るのである。中国従来の「三光作戦」という用語は日本軍にはないのに、何故日本軍の行為とするのか。そういう「作戦」はない。日本人に対する憎しみを殊更掻き立て、日本人のことを「小日本」と言い、侮蔑している。中国語の判らない日本人は、そう言われていることを知らず、こちらが誠意あるが如く、中国人も誠意を以て接してくれるように誤解している。これは洵に大きな誤解である。少々中国の歴史や漢文に通じた「中国大好きおじさん」がこの日本には大勢いる。歴史も漢文もいざとなれば役には立たない。軍事力しかないのである。戦前の中国侵攻が止むに止まれぬ大和魂であったことは、平成に生きる我々がこれを否定せず、事実として受け止めなければならない。

昔は駄目だったという前提で戦前の全てを解釈しているから、やはり全てが駄目だったという結論に達し、旧軍無差別全面否定の陥穽から抜け出せずにいる。否、今の現状は、旧軍の歩みも知らず、従って歴史の評価も出来ず、抑も旧軍無差別全面否定の風潮が残存していることを知らない輩も多い。これは誰かに救済を求めても無理であり、各自が「学習」しなくてはならない。学校の教科書は、教師用の、概論を記した一側面に過ぎない。一定のレベル以上の日本の子供達は与えられた、お仕着せのもので満足する程、幼稚ではない。真実は嗅ぎ取っている筈である。恰も、中国の一部知識青年が日中の過去の歴史について、正確に把握しているが如くにである。問題は、時代の趨勢を知らず、現在にしがみついて過去を素直に直視しない、日本のおめでたい高齢者の勉強不足、認識不足にあるのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-04-05 17:13 | Comments(0)  

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