「ほっ」と。キャンペーン

日韓・日中・日露・日米関係について

 日韓関係の冷え込みについては今更云々しても始まらない。話が合わない相手とは距離を置いて事務的処理に徹するというのも一つの考え方ではある。

 日中関係の好転は百年河清を俟つこととし、その間の中国内部の変化に何時でも如何様にでも対応出来るような準備を怠らないようにすれば良いだけの話である。

 日露の懸案たる北方領土問題解決もまた一向に進まないのは当然のことで、利権を狙う連中の思うツボにはまるだけである。

 残るは「腐っても鯛」、米国頼みの日米関係の維持しかないのであるが、今後日本および日本国民は自立する気概を持つに至るべし。安倍政権に期待するところ大である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-11-15 08:25 | Comments(0)  

日台関係について

 日台の間で、感動を与える歴史的事実、現代的流行の伝播といったことから頻繁な交流がなされているのは、良く知られていることである。

 外交的見地から、中国の存在を絶えず意識せざるを得ない台湾にとって日本は一つの息抜きとしての役割を果しているし、日本もまた外交カードの一つとして利用している。

 これからの日台関係というのは、損得抜きの関係を構築するためには如何にすれば良いかを模索することに尽きると思う。

 台湾が日本の主張を代弁し、日本は台湾の立場を一層理解することこそ、日台人の真の友好を通じて関係の深化を図る基となる。先ず尖閣問題から始めるべきことは言う迄もない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-10-28 22:03 | Comments(0)  

台湾内政問題について

 馬総統の支持率が10%程度と依然低迷しているのを耳にするとき、台湾の内政問題は日本国にとっても教訓となると思う。

 政治家の言葉が掛け声倒れに終わらないためには、国民各自の努力が必要であるのは勿論のこと、国民が政治家・政府を信頼するような方向を目指すべきである。

 何にでもケチをつけるマスコミに扇動され、国民が政策にに対し無関心・無理解に陥れば、国の発展は覚束(おぼつか)ないものとなる。

 台湾はもとより、欧米の動揺の現状を知るにつけても、国と国民が一体となる体制の方が望ましいように思えるのである。民主主義の行き過ぎには弊害がある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-10-14 20:56 | Comments(0)  

「王院長関説事件」について

 本28日の日経朝刊「プラス1」13面にある「中文塾」によれば、問題となっている王金平氏の「関説」(口利き)は、「大陸では説情と表現するのが一般的」だが、関説事件が「台湾を揺るがし続け、その情報が流入したため、大陸でも定着しかねない気配となっている」という。

 「関説」は『史記』にも登場する表現とのことで、原文を調べてみると、梁孝王世家の二十九年十一月のところに一箇所あったのみで、他に見出すことは出来なかった。その後多用されたのかは知らない。いずれにせよ、かかる「歴史のある表現」を使うところは台湾らしい。

 人間世界では如何なる分野でも、口利きなしに物事が円滑に進むことはなく、上記記事では、「王院長も粘り強く抵抗していて、決着にはほど遠い。関説はますます普及しそうだ」とあるが、表現がクローズアップされていることは興味深い。

 中台同時進行の内部抗争の行方は如何に。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-09-28 22:01 | Comments(0)  

台湾立法院長の失職一時回避について

 11日に国民党による党籍剥奪処分を受けた王金平立法院長が台北地方法院に党籍維持の仮処分を申立て、13日にこれが認められたが、国民党は近く抗告するという。

 台湾でもかかる権力闘争が行われているとは、発展途上国の状況を思わせるようで、良い感じはしない。

 考えてみれば、確かに国際機関の総会に台湾が呼ばれる等のメリットはあるものの、台湾の現政権は余りに中国に擦り寄り過ぎて、台湾独自の政治風土が失われて行くかの如き印象もある。

 台湾立法院長の件が円満に解決することを願うのみである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-09-14 20:37 | Comments(0)  

周永康前常務委員への事情聴取等について

 『大紀元時報』で長期に亙り取り上げられていた周永康前常務委員に関し、本日の『朝日新聞』と『読売新聞』が共に、中国政府指導部が本人を事情聴取するという方針との記事を載せていた。

 中国政府上層部内の権力闘争の激化、これは疑いもない事実であり、最終的に江澤民迄調査が及ぶという公式発表がなされるのか、極めて興味深い。

 朱建栄教授の失踪の件は兎も角、『人民日報』も日中新聞社と訣別したといった周辺部の動揺がある。在日中国人は中国政府の批判をすべきではないのは勿論のこと、出席したテレビ討論番組でも反中的意見に対して、積極的に中国政府を擁護すべきであったのである。

 中国大乱の始まりを予感させる一連の出来事ではある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-08-31 21:58 | Comments(0)  

在日中国人の感覚について

 在日中国人との四方山話(よもやまばなし)の中で、日本人が殆(ほとん)ど気にとめなかったが、彼等(かれら)としては非常に重く受け止めたものの中に、先般の新造ヘリコプター搭載護衛艦「出雲」(写真)の進水式があることを知った。

c0058035_20573542.jpg

 現在修理中の「遼寧」(写真)に匹敵する航空母艦と考えており、日本の軍備強化をそれだけ脅威に感じているらしい。追い討ちをかけるように、薄熙来の公判の報道が始まった。

c0058035_2142848.jpg

 勿論、祖国中国の今後が彼等の関心の的である。併(しか)し、内部闘争が公となった今、素晴らしい未来が待っているとは思えない。

 在日中国人の関心が物より心、祖国中国より日本へ向けられることを望む次第である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-08-25 20:50 | Comments(0)  

BSフジ討論番組について

 昨15日の終戦記念日、午後8時のBSフジ番組「プライムニュース」のテーマは「若者たちに聞く戦争観」で、男女キャスターと若者3名による討論を楽しみにしていた。

 慶應女子学生の発言で、韓国人から歴史の知識の不足を指摘された彼女の女友達が泣き出したという、良くある話は愛敬があるとしても、男性キャスターが韓国を戦勝国と平然と言うあたりになると大丈夫かという感じになった(CM後、そうではないと訂正)。

 その後、外国から侵略を受けた場合の対応について、28歳の研究者から、逃げて行くとか、国よりも会社の方が大事といった発言が出て、ただ驚いてしまった。かかる人を討論に参加させた番組制作者の意向が判らない。

 フジテレビの体たらくはかくの如きか。TBSやテレビ朝日の方がまだましである。後味の悪い終戦記念日の夜であった。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-08-16 20:01 | Comments(0)  

大紀元時報記事について

 『大紀元時報』中文版(8月7日号)が届いたので、早速読んでみると、台湾関係では、台湾の内政部長李鴻源氏が古屋防災相と会ったという記事と、今年10月11日に愛媛県松山空港と台北松山空港との直行便が実現するという記事が目についた。

 日本の大手新聞に台湾関係の記事が少ないのは、他国の記事が多いからか、中国に気兼ねしているのかは知らぬが、日台関係の記事は多ければ多い程良い。

 ところで、大紀元時報の中国関係記事の内容は正に佳境に入って来たような趣がある。

 尖閣をめぐる日中の攻防ひとつをとっても、中国政府上層部内の権力闘争の激化を反映しているように思われる。今後も大紀元時報の率直な報道姿勢に期待している。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-08-08 21:43 | Comments(0)  

「山本頭」について

 去る26日の東京新聞夕刊「世界の街 海外リポート」という欄に、「台北-男たるもの「山本頭」という記事があった。

 台北の理髪店に山本五十六にちなんだ「山本頭」という表示があり、「角刈りの一種で額の生え際にそりを入れてM字形にきれいにそろえる。それがかっこよく男らしく見えるのだという。」が、極道組織のお兄さんの髪型らしい。

 「山本頭」というような言葉が残っているのは、台湾ならではのことであり、大陸や韓国に残っているとは思えない。

 台湾の教科書問題のその後について聞くにつけても、日台の深い関係を思うことしきりである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-07-31 21:57 | Comments(0)  

台湾の教科書問題について

 本23日付の東京新聞朝刊に、台湾で歴史教科書の日本統治時代の記述をめぐり、1985年以来の「日治」(日本統治時期)とする表現に対して、国民党独裁時代の「日拠」(日本の軍事占拠を意味)を容認するかで議論が起こっているとの記事があった。

 「現場の教師たちは、対中傾斜を強める馬英九政権のもとで、教科書の記述が反日的に書き換えられようとしていると批判している」とあるが、台湾が民主主義を標榜する限り、表現を統一することが出来るのか。

 日本人の立場から思うに、現在の台湾の親日的感情に見られるように、表現が「日治」であれ「日拠」であれ、日本統治時代の一定の業績は評価されて然るべきである。

 「日拠」という表現の復活を容認してほしいという一部出版社による教育部への申請は、中台統一派の焦りのようにも感ぜられる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-07-23 20:33 | Comments(0)  

李叔徳氏よりのメール-2

 李叔徳氏より「台湾の英雄・鄭成功記念館、生誕地・長崎県平戸にオープン」という記事のメールが届いた。

 「館内には鄭成功の父・鄭芝龍の像、中国沿岸部や台湾で信仰を集める海の女神・媽祖(まそ)像、複製された鄭成功の書、肖像画などを展示」とあるが、現世利益を求める台湾の人々の思いがこめられているようである。

 小生もかつてアモイの鼓浪嶼(コロンス)を見に行ったり、莆田から船に乗って媽祖島に渡ったりしたことがあり、往時を偲んだことがあった。

 因(ちな)みに、大陸では鄭成功にゆかりのある南安市が平戸市と関係を結んでおり、数年前に小生の嫂が友好団の一員として南安市を訪問した。友好団は現地で大変な歓待を受けたとのことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-07-18 16:46 | Comments(0)  

李叔徳氏よりのメール-1

李叔徳氏より次のメールが届いた。

「古川樣

恭敬
すっかり御無沙汰しておりますが、如何お過ごしでしょうか?
まだ、本格的な夏の暑さに慣れていない体に、この気温はこたえます。
7月は伝統的な夏休みの行事や暑い時期ならではの水遊びなど、
子ども達にとっては魅力的なことでいっぱいです。
しかし、暑さから食欲が落ちたり、体調を崩したりすることも多くなりますね。
連日気温の高い日が続いており、 道を歩くだけで「鉄板焼き」状態になります。
特に台北は7月、8月の夏、午后2~3時に落雷が多く、今日も落雷が続きました。
それでは、これにて失礼致します。
御家族の皆様にもどうぞ宜しくお伝え下さい。
敬具
李 叔徳拝」


小生より次の通り返事をした。

「 心温まるメール、拝見しました。御元気の様子、何よりです。
 日本からは南方にあたる台湾の夏は、台湾の人々にとってもとりわけ暑さがこたえる季節だと思います。日本では「温暖化」のせいか、関東でも熱帯のように感ずる日々がありますが、小生も年々慣れて来ました。
 さて、日本では参院選の最中です。21日投開票、自民党の圧倒的勝利を期待しております。小生は既に期日前投票に行って来ました。今回初めて、投票会場の出口でNHKがアンケート調査を行っているのに遭遇しました。
 日本がまともな路線に復帰し、中韓と対峙して、外交を建て直し、「日本精神」を遺憾なく発揮出来る日が訪れることを貴方と共に念願したいと思います。」

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-07-09 21:04 | Comments(0)  

中韓提携について

 最近、中・老年の在日中国人と話していると、安倍首相に対する嫌悪感をあからさまに示されることが多い。

 今の日本が甚(はなは)だ良いと迄は言わないが、他国との比較において国の借金は多いものの、総合点は高くなった。これは新政権後の人心の変化によるものである。

 かかる中、韓国の朴大統領が中国訪問、中韓提携を前面に打ち出して来たのは、微笑(ほほえ)ましい印象を受けるのである。

 バブル崩壊この方、自尊心を喪失した形で推移して来た日本であるが、中韓の提携は日本が一目置かれたものと考えれば悪くない話である。但し、日本への対抗はお手柔らかに願いたいものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-07-01 21:18 | Comments(0)  

日臺一宇

 日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所(駐台大使館に相当)が外部機関に委託し、台湾の20~80歳の男女1千人余を対象に今年1月に実施した2012年度対日世論調査の結果、台湾に於ける「最も好きな国・地域」では、2位の米国、中国、シンガポール(各7%)を大きく引き離す43%の支持を得て日本が1位の座を獲得した。

 東亜細亜に於いては、朴槿恵政権の韓国が、尖閣を巡って日本と対立する習近平の支那に接近。拉致と核開発問題で同じく日本と対立する北鮮の特定亜細亜三国による「対日包囲網」が形成されている。其の様な状況下、「第三次国共合作」に乗って政権維持を図ろうとしている観のある馬英九・国民党政権統治下の台湾に於いて、相も変わらず国民の親日感情が維持されている事は極めて歓迎す可き事である。

 支那は殊更、同じ「中華民族」である台湾を自らの陣営に取り込もうと、あれやこれやと必死な様だが、日台両国の紐帯(きずな)が深まる事はあっても、断たれる事は此から先も無いだろう。それ程、両国の紐帯は強いのである。

 「東洋の眠れる獅子」もとい「東洋の滅び行く張り子の虎」たる支那は地団駄を踏んで悔しがる事であろうが、此事が正に「日臺一宇」のなのである。


[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-06-29 21:59 | Comments(0)  

都議選結果について

 選挙は政党別の投票率が議席数に反映される訳ではない。自公が立候補者全員を当選させたというのは出来過ぎのように思われるが、民主党の戦術が間違っていたということである。

 日本共産党が躍進したのは、自公の対極にある極端な政党がほかにないからというのは面白い。大なる事件が起きなければ、無風状態のまま、参院選に突入することとなるけれども、選挙の争点は如何(いか)に成り行くや。

 憲法は外堀を埋めてから内堀に着手するといった、性急ではない取組の方が現実的であるように感ずる。そのためには、国民をして国や地方公共団体にぶら下がってながらえさせるような旧態依然とした社会民主主義的発想ではなく、自助努力を図る国民を多く育成せんとする本来の路線に復帰するに如(し)かず。

 政党や政治家が格差を事挙げするのは、国力の弱体化を招くためにする議論と言うよりも、寧(むし)ろ個人の失敗を行政の責任とする安易・姑息な、人気取りの一手法に過ぎない。留意すべし。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-06-24 23:02 | Comments(0)  

NHK特集について

 昨16日夜、テレビで中国問題に関するNHK特集を見た。中共政権の末端の現場での危うい実態が映し出されていた。

 この番組は、小生の知人の在日三世で既に帰化した中国人も関心を示していた。

 祖国のことを思う他の帰化人と同様、中国の先行きに不安を覚える在日の中国人は少なからずいると思われる。

 その観点からすると、特に帰化準備中の漢族の人々が最近精神的動揺をきたしているように感ずるのであるが、果たして日本全国レベルでの在日漢族の心的状況は如何に。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-06-17 20:41 | Comments(0)  

橋下発言一考-3

 橋下発言や東京都知事の失言も、少しの時間をおいて見てみると、在日米軍幹部の停職やトルコ国内の騒擾(そうじょう)の事実があり、彼等(かれせ)の言わんとしたことが「中(あた)らずと雖(いえど)も遠からず」であったという感じを受ける。

 揚げ足を取るような報道の仕方が当事者に不必要な釈明をさせ、一層問題を大きくするのである。

 問題の提起は大いになすべきである。併し、今回は準備不足もあったと思う。想定問答集に匹敵するものをまとめて事前に示すべきであった。

 何よりも、当時の生き証人が非常に少なくなった今、現在の人権意識を以てこの問題を論ずること自体、無理があるものの、今後も事ある毎に蒸し返されるのは目に見えている。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-06-10 21:22 | Comments(0)  

橋下発言一考-2

 今回の橋下・日本維新の会共同代表による「従軍慰安婦」発言に付いては、内外から批判の矢が射られているが、総じて彼の言わんとしている事は「正しい」と考える。

 韓国、米国を中心に批判意見が目立つが、その米国は終戦直後、沖縄の駐留米軍兵士がどれだけ現地沖縄の女性をレイプし混血の私生児を生み出したか承知しているのであろうか? 又、韓国も然り。ベトナム戦争に於いて、韓国兵が現地ベトナムの女性をレイプし、多くの混血の私生児が生まれた事実を承知しているのであろうか? 彼らにとっては「不都合な真実」なのかも知れないが、日本を一方的に糾弾する前に、先ずは自分達の歩んできた道、犯した罪を総括 ── 被害者に対する謝罪と補償 ── をする事の方が先決ではなかろうか? その意味では、米国も韓国も卑怯であろう。

 又、韓国が戦後、在韓米軍将兵の為の「慰安施設」を設け、国策としての売春観光旅行誘致を推進した事実や、嘗て支那の王朝に対して、「貢女(コンニイ)」なる宮廷慰安婦を献上していた歴史を省みる事無く、日本を断罪する姿勢に対しても、私は反発を覚える。

 とは言え、今回の橋下発言に対する日本国内の反応を見る限り、戦後自虐史観の呪力が弱まったとは言え、まだまだ「毒素」が残留している現実をまざまざと見せ付けられた思いでもある。

 安倍総理の掲げる「戦後レジームからの脱却」とは、正に我々一人一人に掛けられた強力な呪力からの解放に他ならず、それは他力本願では無く、我々自身が主体となって自力本願で為さねばならない。そう、強く感じた次第である。


[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-06-03 22:48 | Comments(0)  

橋下発言一考-1

 物事には通説(建前)と逆説(本音)がある。凡人は前者を以て歴史観の基礎とし、生活の基準とする。

 従って、世間一般に流布されていない説を影響力のある人が広言するとき、反発を受けるのは止むを得ない。

 思うに、歴史観とは宗教の儀式に臨む如きものである。信仰する神が実際には己の目に見えずとも、神いますが如くそれを所与のものとして素直に受け止める。

 日本人としては政府の見解に従った歴史観を有するのが無難ということになるのであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-06-03 20:30 | Comments(0)  

自民党への追風について

 昨今は全般的に見て、自民党への追風と言える事象ばかりで、橋本発言も然(しか)りである。

 昨年の今頃、かかる状況となることを誰が予想したであろうか。

 このまま参院選挙に突入することとなれば、一体民主・維新は如何に成り行くのだろうか。

 大小を問わず、首尾一貫した政党のみが一定の支持を得て生き残るという構図は変わらない中、自民党が勢いを増す傾向が続くのであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-05-18 20:57 | Comments(0)  

隣国からの若者について

 日台漁業交渉に関する日本の譲歩は尖閣問題解決への布石とする見方があるが、成り行きを見守るのみである。

 尖閣問題を含め、歴史問題が浮上するのは隣国の内政次第である。それだけ日本の調子が上がって来たとする見方が正鵠を得ているのかも知れぬ。

 小生はこの7年間、主に韓国や中国(福建出身)の若者達を身近で観察して来た。何故に彼等が日本を目指して来たのかを窺知することが出来た。

 母国に戻って国のために尽くすという大志よりも、日本に根付こうとする願望が勝っているのは、在日を含め福祉制度の庇護下にある日本人の方がより安全とする小欲によるものではないか。今後も観察を続けたい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-05-11 23:07 | Comments(0)  

憲法記念日に思う

 憲法論議については、堂々巡りの神学論争が続いて来たが、自民党政権の復帰により現憲法に手が加わる可能性が出て来たのは実に結構なことである。

 併し、一旦盛り上がった機運が継続することがなければ、手続の論議に終始し、現状維持となり、解釈・運用で辻褄(つじつま)を合わせ、矛盾をそのままとする従来の措置をとらざるを得なくなる。

 一体、現憲法の護持派がかくも執着するのは現憲法によって何かが守られて来たという誤解があり、また、現憲法に手が加わることによりその何かが失われるという杞憂があるのだろう。

 一年前に「手続論の展開だけで更に十年以上を要するように思われる」と本欄で記したが、果たして如何(いか)に成り行くのやら、しびれを切らしてしまったというのが正直なところである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-05-03 21:44 | Comments(0)  

富士山と玉山(台湾)友好山へ

 富士山と台湾最高峰・玉山(3952m)を通じ友好関係を結び、富士山の世界文化遺産登録に向けた機運を高めようと、日本富士山協会(会長・岡野光喜スルガ銀行社長)と台湾の中華民国山岳協会は4月22日、提携に向けた協議を始める。台北市内で覚書を交わし、今後の交流方法などを検討する。(後略)


 これは、私の住む山梨の地方紙『山梨日日新聞』の4月19日付記事だ。

 「玉山」と言うとピンとこないかも知れないが、別称を挙げると「嗚呼」と思い出す方もおられる事だろう。

c0058035_2227586.jpg

 先の大戦に日本が敗れ海外領土を放棄すする迄、台湾は日本領であった。その日本統治時代、玉山はこう呼ばれていた。「新高山(にいたかやま)」と。そう、「日本時間(昭和16年)12月8日午前零時を期して(対米)戦闘行動を開始せよ」の意で発せられた日本軍の暗号「ニイタカヤマノボレ一二〇八(新高山登れ1208)」の新高山である。

 日本と台湾は所謂(いわゆる)「日中国交正常化」に伴う断交以来、残念乍(なが)ら、現在も正式な外交関係が無い。然(しか)し、文化・経済面での交流は粛々と続いている。そして、台湾(と言うよりも「中華民国」の国民党政権)も領有権を主張している尖閣に付いて、先般、日台漁業交渉に於いて一定の目処(めど)が付けられた。そして、水面下では軍事交流も粛々と進められている。後は「本丸」共言える政治交流の全面解禁だけである。

 靖国神社の春季例大祭に合わせて、安倍総理が真榊(まさかき)を供物(くもつ)として捧げ、総理経験者でもある麻生副総理兼財務相を始めとする閣僚、そして過去最多の国会議員が集団参拝した事に対し、支那(中国)と南鮮(韓国)が猛反発している中、台湾からは目立った反発の声を聞かない。

 左翼を中心に、支那、南鮮、そして、北鮮の特定アジア三国を以て「アジアの声」と称して、日本がアジアの中で孤立しているが如き妄言が声高に叫ばれているが、台湾・東南アジア・インドと言った他のアジア諸国が特定アジア三国に追随する動きは見られない。詰まり、アジアの中で孤立しているのは日本では無く、実の所、特定アジア三国の方である。

 日本はこの機を逃してはならない。どうせ、特定アジア三国は日本に歩み寄る気等更々(さらさら)無いのだから、孤立する三国、とりわけ支那を横目に、安倍政権には此処(ここ)で一気に日台国交樹立の歩を加速してもらいたい。

 そして、その露払いとして、日台両国の最高峰、富士山と玉山の友好関係が結ばれる事を夙(つと)に願って已(や)まない。


[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-04-25 22:04 | Comments(0)  

北朝鮮問題と日台関係について

 北朝鮮問題が再発して以来、尖閣問題は色褪せた感がある。

 米国が北朝鮮暴発を抑えるための最後の切り札として中国に大いに期待するところがあるのは、見込み違いかも知れない。個人的つながりがないからである。

 日台間の漁業交渉はその間に行われ、沖縄県の反発を受けた。

 北朝鮮と中国との微妙な関係が続く中、日台関係が新たな段階に入りつつあることを感ずる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-04-15 22:17 | Comments(0)  

安倍政権について

 民主党政権当時は政治が混迷してハラハラして見ていたけれども、自民党安倍政権に復帰してからというもの、安心している。

 思うに民主党の人々はインテリ揃いで、理屈が先行していた。事業仕分けの失敗もそうである。隠れていた諸問題が顕在化しただけで、実績が挙がらなかったのが残念である。

 細かいことを言えばキリがない。国民の精神の安定こそが大切であり、これを抜きにして国の安泰はあり得ない。

 日台関係の一層の発展もその延長線上にあるということである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-03-30 17:33 | Comments(0)  

大震災2周年について

 思い出となりつつあるあの大震災から既に2年、政府主催の追悼式で台湾が面目を施す一方、中国が欠席することで、台湾問題がここに顕在化した。

 全てを政治に結びつけようとする中国政府の狭量な態度はいただけない。

 台湾の人々が多額の募金に応じたのは、台湾の国際的地位を高めるためではなく、被災者のためを思ったからこそであろう。

 中国も韓国も政府に余裕がないのは、国民性のせいなのか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-03-12 21:09 | Comments(0)  

日台交流について-3

 日台交流は両国の政権が如何(どう)であれ、幅広く行われて来たし、今後も行われることは間違いないのであるけれども、2016年に親日的台湾総統が誕生することとなれば、政治的意味合いにおける交流が一層増すことになる。

 日本の首相と台湾総統の相互訪問が実現すれば、これは画期的なことである。果たして中国共産党政権にこれを認める度量はあるや否(いな)や。

 相互訪問を実現するための地ならしをしておくことは大切であると思う。

 先(ま)ずは政府要人を頻繁に派遣し、在台日本人の心情を汲むことから始めたら如何だろうか。尤(もっと)も、これは既に実行済のことかも知れない。ただ、頻繁に行うことに意義がある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-02-20 12:08 | Comments(0)  

尖閣の領海・領空侵犯を繰り返す「中国」は、日本にとっての匈奴である!

 いきなりで何ですが、日本固有の領土である尖閣群島(以下、単に「尖閣」と略)周辺の領海、領空を「中国」(支那)の艦艇・航空機が侵犯した事案は一体どれ程あったでしょう? ほぼ毎日の様に侵犯事案が報道されている昨今、我々日本国民は「なんだ、又か?」と言った感じで半ば神経が麻痺してしまっており、一々回数等数えていないと言うのが実情でしょう。ましてや、領海の外側に広がる接続水域や排他的経済水域(EEZ)への艦艇接近侵入、領空の外側に広がる防空識別圏(ADIZ)への航空機接近侵入ともなると更に頻度は増えます。私は此処迄(ここまで)「侵犯事案」と書きましたが、これも神経が麻痺しての表現であり、実際には領海・領空に対する故意且つ確信犯的な侵入なのですから「侵略」と表現するのが妥当だと言えるでしょう。この様な「侵略」を日々繰り返している「中国」は、歴史的にも国際法的にも全く領有権を有していない尖閣に付いて、「我が国固有の領土であり、確信的利益である」とか「中日間に領土問題が存在する事を日本政府は認めよ!」等と嘯(うそぶ)き、それでも安倍新政権が自らの主張に応じないと見るや、連立政権与党である公明党の 山口那津男代表の訪中を利用して「領有権問題は未来の世代に解決を委(ゆだ)ねる可(べ)く棚上げ」する言質を引き出して揺さぶりを掛けました。然(しか)し、これは抑(そもそ)も尖閣に関して日中間に領土問題が存在する事が大前提であり、日本固有の領土である所に、後から「中国」が一方的に何の根拠も無い儘(まま)、領有権を主張してきた経緯を勘案すれば、「棚上げ論」に日本が応じてしまう事は、日本が「尖閣は日本固有の領土」であるとする看板を下(お)ろす事に他ならず、一時的に尖閣を巡る両国間の緊張状態が緩和されたとしても、中長期的に見れば取り返しの付かない重大な禍根を将来に残す事になります。その「中国」が両国間の緊張を更に高める極めて危険な行為に及んでいた事が此処(ここ)へ来て明らかとなりました。2月6日、日本政府は1月30日午前10時頃、尖閣北方の東支那海公海上に於いて、海上自衛隊の「むらさめ」級護衛艦「ゆうだち」(DD-103 基準排水量 4,550t)が3km先を遊弋(ゆうよく)する「中国」人民解放軍海軍の「江衛(ジャンウェイ)-Ⅱ」級フリゲート艦(基準排水量 2,250t)より射撃管制用レーダーの照射を受けたのです。(詰まり、早い話がミサイルや火砲による攻撃目的で「ロックオン」されたと言う事) 軍事の世界に於いて射撃管制用レーダーの照射は「攻撃予告」(攻撃の前段階)と看做(みな)され、照射された側が対応措置として先制攻撃しても何ら問題が無い程の危険な行為なのです。今回の行為が「中国」政府或いは共産党指導部の指示によるものなのか、或いは当該艦の艦長の独自判断によるものなのか、将又(はたまた)、「中日開戦」を声高に叫ぶ軍の独走(暴走と言い換えても良い)によるものなのか、この際、その様な事はどうでも良い事ですが、只一つだけ言える事があります。それは、「中国」側の行動は日増しにエスカレートしており、まるで、日清戦争(First Sino-Japanese War)、支那事変(日華事変,日中戦争 Second Sino-Japanese War)に次ぐ、「第二次支那事変」(Third Sino-Japanese War)の開戦を望んでいるかの様であり、日本側が好むと好まざるとに関わらず、「中国」側は「日中開戦」に至る「パンドラの箱」を開こうとしているのです。

 米国の作家アンブローズ=ギンネット=ビアス(Ambrose Gwinnett Bierce 1842~1913以後消息不明)は代表的著書『悪魔の辞典』(The Devil's Dictionary)の中で、

「平和・・・二つの戦争の時期の間に介在する、騙(だま)し合いの時期」

と述べ、支那の小説家であり思想家でもあった魯迅(ルー=シュン 1881~1936)も評論集『墳』収録の論文「摩羅詩力論」の中で、

「平和と言うものは、人間の世界には存在しない。強(し)いて平和と呼ばれているのは、戦争の終わった直後、又は未(いま)だ戦争の始まらない時を言うに過ぎない」

と喝破(かっぱ)している様に、「平和」とは戦争と戦争の間の「束(つか)の間の平穏な時期」に過ぎず、一旦は「棚上げ論」により「平和」が訪れたとしても、孰(いず)れ必ず再び緊張状態 ── 最悪の場合は「戦争」 ── が訪れる。その時期を一時的に先延ばしにしたに過ぎない訳です。ですから、今現在、尖閣を巡って両国関係が、戦後国交回復(実際には「国交回復」では無い。蒋介石の中華民国と断交して、毛沢東の中華人民共和国と「国交樹立」したのだから)以来最悪レベルにあるとしても、日本は絶対に自らの主張を崩してはいけませんし、例え戦争状態に突入する事になるとしても一歩も引いてはならないのです。この様な主張をすると「竹下は実際の戦争を知らないから、こんな主張が出来るのだ!」等と非難する向きもあろうかと思いますが、彼(か)の「東洋の眠れる獅子」 ── 西太后が事実上の女帝として君臨した王朝末期の清国は、阿片戦争の敗北以来、英仏を初めとする西欧列強に嘗(な)められ、次々と領土を蚕食(さんしょく)され半植民地化されていきました。詰まり、弱肉強食の国際社会に於いて、他国に対し弱みを見せてはいけないのです。何故なら、周辺諸国はその成り行きを見ていない様で実は注視しており、日本がある国 ── 「中国」 ── の理不尽な要求をその強圧的な態度により受け入れてしまったら、「右に倣(なら)え」の如く他国も日本に対して多かれ少なかれ似た様な態度で接してくるであろう事が国際常識だからです。ましてや、日本は「中国」だけで無く、北鮮・韓国・ロシアと言った敵国・仮想敵国と軒(のき)を接しているのです。(言い方を変えれば、日本は治安の悪い地区に居を構えている様なものなのである) 詰まり、「中国」に対する譲歩は独り「中国」に止(とど)まらず、北鮮・韓国・ロシアに対する譲歩と同義である ── その様に考え、その事を踏まえた上で行動せねばならないのです。ところで、冒頭から長々と持論を展開してきましたが、昨今、尖閣に対する「中国」の常態化する領海・領空侵犯や一触即発の事態を招きかねない挑発的行動を見るに付け、私には現在の「中国」が、「日本にとっての『匈奴(きょうど)』である!」様にしか見えないのです。では、「匈奴」とは一体何なのか? それに付いて触れたいと思います。

 「匈奴」とは、支那の夏代(それ以前の三皇五帝時代から共)から支那北方、モンゴル高原から中央アジア北方のステップ地帯に勢力を張った遊牧騎馬民族であり国家の事です。時代々々で、「葷粥(くんいく,ヒュエンツュク)」(夏代)、「鬼方(コイファン)」(殷代)、「獫狁(けんいん)」(周代)、「匈奴(フンナ)」(漢代)等と漢字表記は異なりますが、孰れも同一の民族・国家を指(さ)していたものと考えられています。民族的にはモンゴル系或(ある)いはテュルク系(「テュルク」とはトルコの事である。今でこそトルコは小アジア(アナトリア)に国を構えているが、故郷はモンゴル高原であり、長い期間を要して西へと大移動したのである)とされ、4世紀に西ローマ帝国を滅亡に追いやったゲルマン民族の大移動を誘発、東は現在のロシア南部から西はドイツ・ドナウ河畔、北はバルト海沿岸から南は北イタリアに至る広大な帝国を築いたアッティラ大王のフン族も南北分裂後に西遷した北匈奴の末裔とされています。(西暦48年に分離独立した南匈奴は後漢と同盟して北匈奴を攻撃。その結果、北匈奴は後漢の勢力圏から西遷し「悦般(えちはん)」、「エフタル」と名を変え、ヴォルガ河の東方から「フン族」として欧州に侵入したと言われている) この匈奴は支那人の中華思想から見れば北方の蛮族 ── 「北狄(ほくてき)」 ── でしたが、支那の戦国時代、列国間の戦争にも深く関与すると同時に、文化的にも影響を与え、戦国七雄(当時、有力だった秦・楚・斉・燕・趙・魏・韓の七ヶ国)の内、北の辺境にあった趙を軍事強国に押し上げる為、時の君主・武霊王(在位 紀元前326~298)をして匈奴伝来の胡服騎射(馬上から矢を射る為、馬に跨(またが)れる様にズボンを採用)の戦法を導入せしめた程です。その戦国時代も始皇帝(秦王在位 紀元前246~221,皇帝在位 紀元前221~210)の秦による天下統一で幕を閉じ、支那は新たに王の中の王「皇帝」の治める秦朝、そして、短期間で滅亡した秦に代わって、天下を再統一した劉邦(漢の高祖:在位 紀元前202~195)の漢(前漢)へと時代は移(うつ)ろいます。その中で北方に勢力を張っていた匈奴は、度々、支那列国が築いてきた防衛線であり事実上の国境線でもあった「万里の長城」を越えて南侵し、国人や農作物を略奪していきました。そして、遂に匈奴と漢との歴史に残る重要な戦いが起きます。

 紀元前200年、劉邦は匈奴に対する防備として代(現山西省北東部)に腹心の韓王・韓信(通称は「韓王信」)を赴任させますが、匈奴の盛強さを間近に見た韓王信は戦う事の無謀さを知り、匈奴との和平を劉邦に進言します。然し、この進言は聞き入れられないばかりか、韓王信は逆に皇帝の命に背(そむ)いた反逆者の烙印(らくいん)を押され、命の危険さえ覚える事となります。そして、遂に韓王信は漢を見限り、自ら率いていた軍勢諸共(もろとも)匈奴へと亡命。匈奴の君主・冒頓単于(ぼくとつぜんう)は韓王信の兵を加えた総勢40万もの大軍を率いて、漢領の太源(現山西省太原市)へと侵攻します。この匈奴の侵略に対し、業(ごう)を煮やした皇帝・劉邦も躬(みずか)ら32万に及ぶ大軍を率いて平城(現山西省大同市)に出陣、匈奴軍を迎え撃ちます。然し、劉邦よりも冒頓単于の方が一枚も二枚も上手(うわて)、戦上手(いくさじょうず)でした。匈奴軍はわざと弱兵ばかりで漢軍の攻勢に押されて退却している様に見せ掛け、劉邦の本隊を敵地深く誘い込んだのです。そして、劉邦が気付いた時には補給も援軍も更には退路さえも断たれ、白登山(現山西省大同市)で四方から包囲されてしまいました。孤立し絶体絶命の劉邦軍は7日間に亘(わた)って包囲された挙げ句、遂に冒頓単于の妃(君主号を「単于」と称すのに対し、妃は「閼氏(えんし)」と称す)に贈り物をする事で包囲網の一角を解かせ、そこから命からがら首都・長安(現陝西省西安市)へと逃げ帰る惨敗を喫しました。これが世に名高い「白登山の戦」である訳ですが、劉邦軍の惨敗もさる事乍(なが)ら、この戦が残したもの、そちらの方が深刻でした。漢は皇帝が天下を治め、「漢帝国」と呼ばれる事もある支那歴代王朝(中華帝国)を代表する王朝です。それは「漢字」や「漢方」、更には「漢民族」の様に、「漢」が支那の代名詞として用いられる程、後世に多大な影響を残した王朝であり時代であった事からも窺(うかが)えます。その「中華帝国」漢が、「北狄」匈奴に敗れたのです。戦後、「敗戦国」の君主である劉邦は「戦勝国」である匈奴に対し、毎年、貢納物を献上せねばならない屈辱的な和平条件を飲まされ、以後、漢は第7代・武帝(劉徹)の代迄、70年余に亘って匈奴に対しては弱腰外交に終始、匈奴の属国と言う地位に甘んじる事となったのです。

 扨(さて)、「白登山の戦」を通して、漢と匈奴の関係に付いて述べた訳ですが、これはその儘、現代の日本と「中国」の関係にも当て嵌(は)まるものです。即(すなわ)ち、漢を日本に、匈奴を「中国」に当て嵌めれば・・・海と空の国境線を越えて尖閣周辺の日本領海・領空を侵犯してくる「中国」は、正に万里の長城を越えて度々、漢領へ侵入した匈奴そのものです。その様な「中国」に日本が軍事的に敗北したり、いや軍事的敗北を喫しない迄も外交面で屈服する様な事にでもなれば、劉邦が冒頓単于に誓わされた様な理不尽且つ屈辱的な和平条件を飲まされ、その後、長期間に亘って日本は「中国」の事実上の属国の地位に堕(お)とされる事は必定(ひつじょう)です。日本は戦後、大東亜戦争の敗戦国として戦勝連合国より「日本軍国主義」を柱とする一方的な歴史観を押し付けられ、内にあっては自らの民族・国家に対する誇りを抱かせる事を阻(はば)む「自虐史観」(と言う一種の宗教であり信仰)をつい最近迄信奉させられてきました。その間、60有余年。その自虐史観を払拭、洗脳された日本人の意識を覚醒せんと欲する安倍晋三総理の「戦後レジュームからの脱却」が第二次安倍内閣の発足で再起動しようとしている矢先、「白登山の戦」後、匈奴に屈服させられた漢と同じ立場に立たされる様な事にでもなれば、今度は60有余年では済みません。百年、二百年、いやそれ以上の長きに亘って、日本は「中国」の身勝手且つ自己中心的な歴史観に呪縛され、「中国の軛(くびき)」に翻弄される事でしょう。我々現役世代のみなせず、子や孫、更にはその先、後々の世代に迄禍根を残す、その様な事が決してあってはならないのです。その点からも、我が日本は決して「中国」に屈してはなりませんし、事と次第によっては一戦交える覚悟と決意を「中国」に示さねばならない。そう、私は思うのです。

(本文は平成25年2月6日、ウェブサイト『帝國電網省』に於いて発表したものです)
[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-02-11 21:26 | Comments(0)  

尖閣問題について

 東支那海における中国軍によるレーダー照射事件は尖閣問題がエスカレートして行く途中の一段階に過ぎないように思われる。

 この問題に効率的に対処するには、法律を捏ね繰り回すのではなく、有事の際の総理大臣による超法規的措置あるのみである。

 このことが安倍内閣に課せられた外交・内政上の大きな課題となることであろう。

 強い国家意思を示し続けることが事態の悪化を防ぎ、また、有事の際も遺憾なく国の力を発揮出来るものと期待する。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

[PR]

# by ayanokouji3 | 2013-02-10 21:25 | Comments(0)