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老台北の死を悼む

 作家・司馬遼太郎の『街道をゆく 台湾紀行』に「老台北」の名で紹介された台湾の親日家・蔡焜燦氏が7月17日、90歳で大往生した。

 「親日国」台湾に於いても、とりわけ「親日家」、いや「愛日家」として知られた蔡焜燦氏は、台湾の精神的支柱・李登輝元総統と共に、日台両国の友好親善に多大な功績を残し、我が国では平成26(2014)年春の叙勲で旭日双光章を受賞、今年度の外務大臣表彰も受けた。

 その蔡焜燦氏が逝った。

 「日本人」として生まれ、終戦迄、日本語環境の中で育った「日本語世代」も齢(よわい)を重ね、一人、又一人と鬼籍に入っていくが、日本統治時代を知らない若い世代にも、彼らの蒔いた種子は確実に受け継がれている。

 時は移ろう。だが、日台両国の絆は時と共に深まりこそすれ、薄れる事は無い。

 「老台北」の蒔いた種子は確実に育ち、芽吹き、そして、花開いているのである。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

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by ayanokouji3 | 2017-07-29 06:07 | Comments(0)  

孫政才失脚について

 習近平の後継者の一人と目された孫政才の失脚が明らかとなったが、江一派に通ずる不届者の処分として見せしめの効果が大いにある。

 2013年の王立軍事件から始まる一連の反腐敗闘争が一段落したかに見え、王岐山の醜聞が出て来た後にこうした事態が出来するとは、中国の権力闘争のダイナミックさには目を瞠るものがある。

 米国ではロシアゲート、オバマケア代替法等の難問が立ちはだかり、日本でもはっきりしない政治の世界での争いが続いている。情報が余りに多過ぎることが難点であり、日米それぞれの国民のレベルを反映している。

 中国の政治状況はこれと異なり、情報が少な過ぎて、何が起きているのか判らないところに不気味さと難解さがある。人民もそのレベルということである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-07-28 16:35 | Comments(0)  

劉暁波氏の死去と台湾について

 民主活動家劉暁波氏の死去について、蔡総統は「人権闘士に最高の敬意を表する」とツイッターに記したという。

 言う迄もなく、人口が多く、領土も広い、存在感のある中国にとって民主化や人権といったものを簡単に認めることになれば、国は四分五裂になるという可能性が高い。

 報道規制を敷いて同調の動きを押さえ込むという方法も既に時代遅れの感があるが、これが現在の中国の実力ということである。

 劉暁波氏の理想を顕彰することで、台湾の立場を国際的に主張することが出来れば、これに過ぎるものはない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-07-14 22:38 | Comments(0)