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中国に対する関心について-5

 日中間に存在するトゲは尖閣・靖国・南京の3点セットであり、これは国家外交上の問題のみと長い間感じていた。

 先日、10年前から面識のある同年輩の中国人から、真面目(まじめ)顔で南京についての見解を質(ただ)されたのには驚いた。庶民レベルでも日中関係の悪化が進行しているという一例とも言えるが、小生に気を許したからと思われる。

 一方国が問題提起を続ける限り、歴史認識の克服に時効はない。昭和20年8月当時の支那・満州における日本の兵力・兵員数が200万もあったということを考えてみれば、その8年前の事件が何故(なにゆえ)に特筆大書されて来たのか、未(いま)だに不可解である。

 余談乍(なが)ら、面識ある韓国人達からは警戒されているらしく、慰安婦問題について一度もたずねられたことはない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-06-30 20:57 | Comments(0)  

中国に対する関心について-4

 日中共同世論調査の結果を待つ迄もなく、日本人の対中観は一頃に比べ一層厳しくなっているのは間違いないものの、その裏面にあるものは、領土問題を通して、日本の国威を発揚したいという日本人の願いがある。

 正確に言えば、国威発揚の前に、日本の領土である尖閣にケチをつけられたくないという当然の思いであり、これをテコにして、20年間の停滞ムードを一掃したいという向きもあると感ずる。

 中国の方も四分五裂を避けるためには、外交による国内的求心力を保つことが共産党政権持続の一策である。それを日本側が逆利用することに、稚拙と言われて来た日本外交の巻き返しを都政が乗出して迄狙って行かざるを得ないとは、実に皮肉なものである。

 中国に対する関心がマイナス面で続く限り、石原氏の努力も報われない。全てが事後の措置に追われ、先手必勝の策を取れないからである。稀少資源の出し惜しみや人質確保等の嫌がらせは免れないであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-06-23 20:54 | Comments(0)  

中国に対する関心について-3

 台湾人の中国に対する関心について言えば、血筋面で対岸の福建あたりと親戚という面と商売相手という意味以上のものは余りないのではないかと憶測する。

 南シナ海領有権問題における台湾の消極的態度について、台湾は台湾であり、中華民族ではなく、中国と連携する必要がないとの見方が妥当であろう。

 それにしても、台湾の人々が辛抱強いのは、蒋介石政権当時の政策に耐え、国連脱退の国難にもめげず、頑張って来た底力があるからである。

 日本人の中国に対する見方と台湾のそれとが自ずから異なっているのは、国民性の違いによるものが大いにある。台湾人の見方は非常に参考となる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-06-17 22:51 | Comments(0)  

中国に対する関心について-2

 日本に住んでいる中国人にとって母国のことは気になる筈であろうが、昨今の中国関連のニュースは仕方がないと諦めている向きがある。

 そうした中、共産党幹部の家族の海外逃避が増えているという記事があった。思えば、1997年の香港返還が事前に確定した頃、気の利いた香港人の多くは海外に経済拠点を移したものの、返還前に殆(ほとん)どの人が香港に戻って行った。

 小生はその当時の雰囲気を思い出すにつけ、事が取沙汰されているときが最も議論が白熱するということをあらためて考えるのである。

 中国の国内政治の混乱は最早(もはや)所与のことであり、これが故に国内外の賢明な庶民が右往左往することはない。中国人が総じて大国の民たる所以(ゆえん)である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-06-07 22:00 | Comments(0)