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文革の悪夢について

 今回の重慶政変とも称せられるべき事件で、様々な憶測が流れた。30数年前より中国の動向に興味のある者にとって、政権の内部闘争は興味津々(しんしん)たるテーマである。

 東京新聞の本27日朝刊「清水美和(論説主幹)のアジア観望」に「文化大革命は起きるか」という記事があり、「格差への怒りを自らの求心力に利用する指導者が出現すれば、文革再来も絵空事ではない」とし、「薄前党書記を排除することで団結した彼ら(指導部と温首相)の脳裏には、文革の悪夢が共通して宿っている」とある。

 あれだけの国土・人口を抱えた中国で指導力を発揮するには、綺麗事では済まされぬ強烈なイデオロギーが必要であり、それが今は豊かになるという方向に進んでいるに過ぎない。文革なかりせば、中国は今頃如何(いか)なる体制となっていたのか、これは愚問である。

 一旦大きな反政府運動が起きたときに、うまく鎮圧した者が政権に残り、弱腰で同情したりする者は切り捨てられるというこれ迄の流れは容易に変わりそうにない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-03-27 20:20 | Comments(0)  

恩を仇で返した野田民主党政権に物申す


 「民主」を党名に冠する日本民主党だが、同じく「民主」主義の台湾よりも、相も変わらず一党独裁専制の中国共産党を指導政党とする「中国」(支那)に阿(おもね)っている。それを如実に物語ったのが、東日本大震災発生から一年を迎えた今年3月11日の日本政府主催東日本大震災一周年追悼式典であった。

追悼式で台湾冷遇、指名献花から除外 首相が陳謝

2012.3.12 21:03
 政府が11日に主催した東日本大震災の一周年追悼式典で、台湾代表として出席した台北駐日経済文化代表処の羅坤燦(らこんさん)副代表が指名献花から外されるなど冷遇されたことが分かった。12日の参院予算委員会で世耕弘成氏(自民)が明らかにした。

 野田佳彦首相は「台湾の皆さまに温かい支援をいただいた。その気持ちを傷つけるようなことがあったら本当に申し訳ない。深く反省したい」と陳謝した。藤村修官房長官は「十分にマネジメントできていなかったことについてはおわびしたい」と述べた。

 世耕氏によると、政府は約160の国と国際機関の代表に会場1階に来賓席を用意したが、羅氏は「民間機関代表」と位置付け、2階の企業関係者などの一般席に案内。指名献花からも外し、羅氏は一般参加者と献花したという。

 世耕氏は「台湾の友情に応えるべきではないか。一人の日本人として台湾の皆さまにおわびしたい」と政府の対応を強く批判した。

 台湾は、大震災の際、世界最大規模の約200億円の義援金を寄せた。政府は昭和47年の日中国交正常化後、台湾を国として承認していないが、代表処は事実上の大使館にあたる。
msn産経ニュース:元ソース



 何とあの大震災に際し、日本と正式な国交が無いにも関わらず、世界最大の義捐金を寄せてくれた大恩ある隣国、然も世界有数の親日国でもある台湾に対し、足で砂を掛けるが如き非礼を我が日本政府=野田民主党政権は取ったのである。

 この仁義に悖(もと)る行為が国会の場で指摘されると、野田総理は気持ちのこもっていない陳謝発言でその場をやり過ごしたが、総理の女房役である藤村官房長官の示した「本音」からすると、彼等にとっては反省のはの字も全く無いのであろう。


台湾代表の指名献花外し、対応に問題なし 藤村官房長官、前日の首相謝罪覆す

2012.3.13 10:38
 政府が11日に主催した東日本大震災の一周年追悼式典で、台湾代表の出席者が指名献花から外されるなど冷遇された問題で、藤村修官房長官は13日午前の記者会見で「外交団という仕切りの中で整理され、外務省と内閣府で調整済みだったと後から聞いた」と述べ、対応に問題はなかったとの認識を示した。

 また12日に開かれた玄葉光一郎外相主催の各国高官のレセプション(歓迎会)には、台湾代表を招待したことを明らかにした。

 追悼式典には台湾の事実上の大使館にあたる台北駐日経済文化代表処の羅(ら)坤燦(こんさん)副代表が出席したが、「民間機関代表」との位置づけで、企業関係者などの一般席に案内された。

 この件について野田佳彦首相は12日の参院予算委員会で「本当に申し訳ない。深く反省したい」と陳謝しており、一夜にして謝罪を覆した形だ。
msn産経ニュース:元ソース


・・・言葉にもならない。

 彼等政府、そして所管する外務省の立場は「台湾は国家では無い。故に台北駐日経済文化代表処の副代表は国家を代表する立場の人間では無い」と言う論理なのだろう。だが、奇々怪々なのは、彼等の基準が非常に曖昧、いや恣意的である事だ。

 台湾は総統(大統領)と言う国家元首を戴き、首相を中心とする内閣と、公民による選挙によって選出された立法委員から構成される議会を有する独立主権国家だ。「中国」は自国領との立場だが、これは紛れもない事実である。にも関わらず、日本政府・外務省は形式上、台湾を「国家」として認めようとしていない。だが、ここからが面妖なのだが、ヨルダン川西岸地区及びガザ地区を「領土」とするパレスチナ自治政府(自治国)に付いては、「事実上の国家」として認めている。不思議な事だ。かたや完全な独立主権を有しているにも関わらず「国家では無い」とし、かたや主権独立国家と言うには程遠いパレスチナ自治国に付いては「国家だ」と言う。全く整合性が無い。この点に付いて明確な説明を政府・外務省はす可(べ)きだと思うのだが、「頭の良い」政治家や官僚にとっては「頭の悪い」我々に対して説明する必要等全く無い。理解出来ない方が悪いのだ、とでも考えているのだろう。

 話が横道に逸れてしまったが、世界最大の義捐金を寄せて呉れた台湾公民の気持ちを踏みにじった今回の政府・外務省の仕打ちを見る時、野田総理も、藤村官房長官も、担当外務官僚も、皆が皆礼儀知らず、仁義知らずな行為を平然とやってのけられるその神経に正直呆れてものも言えないと言うのが私の素直な気持ちだ。

 今回の一件を国会の場で取り上げた世耕氏は「台湾の友情に応えるべきではないか。一人の日本人として台湾の皆さまにおわびしたい」と述べたが、私も全く同じである。と同時に、野田総理、藤村官房長官、そして担当外務官僚に対し、それに加えて申したい事がある。

恩を仇で返したお前ら、良い死に方しねえゾ!

と。
竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

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by ayanokouji3 | 2012-03-22 21:58 | Comments(1)  

王立軍事件について-2

 共産党政権内の乱れを示す王立軍事件については、中国人数名に聞いたところ、一様に話を避ける雰囲気であったものの、薄熙来の前任地である大連出身者のみがネットを通じて事件の概要を知っていた。

 日本からは対岸の火事視することなく、慎重に見守る一方、尖閣方面の不穏な動きには国として断固たる処置を講ぜねばならぬ。

 ただ、断固たる処置を講ずるにしても、落としどころを予(あらかじ)め考えておかぬと、厄介なこととなる。

 現政権にはその余裕がないように見受けられるが、果たして自民党幹部にも覚悟が備わっているのかは疑問である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-03-18 21:42 | Comments(0)  

大震災一周年に思う -2

 先ずは大震災により命を落とされた方々のご冥福を心よりご祈念申し上げます。
 又、合わせて、ご遺族の皆様の深い悲しみが一日も早く癒されます様、ご祈念申し上げます。

 阪神・淡路大震災、東日本大震災と巨大な震災が日本を襲いましたが、今生を生きる我々とて明日は我が身。東海・東南海・南海地震や、富士山大噴火、首都直下地震等の危険性が震災後、益々叫ばれており、原発問題、首都機能分散問題、政局も含め、日本は混迷の度を深めています。

 私が思うに、これは戦後営々と経済発展のみを追求し、精神面をなおざりにしてきた、カネで何でも解決出来ると慢心してきたツケがここへ来て一気に回ってきたのでは無いか? そう思うのです。其の意味では、戦後日本総決算の時期に差し掛かったのが今では無いでしょうか?

 大神ゼウスが人類に災いをもたらす為に、「パンドーラー」なる人類初の女性を創造し、この地上に送り込んだ。そして、そのパンドーラーが神から「決して開けてはならない」と言い含められて渡された箱を好奇心に負けて開けてしまう。すると、箱の中から、不和と争いの神エリスや夜の神ニュクスの子供達の他に、疫病、悲嘆、欠乏、犯罪等々、ありとあらゆる災厄が飛び出してきた。そして、最後に箱の中に残されていたもの、それは「希望」だった・・・

 これは世に「パンドラの箱」として知られるギリシア神話の寓話ですが、今の日本もパンドラの箱が解き放たれ、ありとあらよる戦後の矛盾、歪み、災厄が一辺に現れているのでは無いかと思うのです。しかし、あの大震災により、我々は忘れかけてきた「絆」を思い出しました。私は、この「絆」こそ、パンドラの箱の底に残されていた「希望」そのものでは無いか? そう思うのです。

 代償と言うには余りにも尊い犠牲を払いましたが、あの大震災を機に日本が少しでも変われれば、そして、震災前よりもよりよき国に生まれ変わる事が出来たならば、亡くなられた方々もきっと喜ばれるでしょうし、安心して成仏出来るのでは無いでしょうか?

 その為にも、我々一人一人が一日一日を大切に、出来る事を精一杯取り組んでいかねばならない。

 その思いを改めて誓った一日、それが私にとっての3月11日だったと言えます。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

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by ayanokouji3 | 2012-03-11 21:45 | Comments(1)  

大震災一周年に思う -1

 大震災一周年、感傷的な表現しか出来ず、被害者の方々にはお悔やみを申し上げるほかはない。

 各国の支援の中で台湾が最も目立ち、対日感情の表われが一層明らかとなったのはせめてもの慰めであった。

 今尚、日本国の力が試されており、一段落ついたというような状況ではない。

 来るべき更なる大震災が如何なる規模となるのか、運を天に任せるしかないのが国民の心情であろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-03-11 20:52 | Comments(2)  

昨今の所感

 昨今の政治・経済・社会に亙(わた)る諸問題への取組みおよび外交案件への対応の数々を見るに、情報が多過ぎるのか、皮相に感ぜられて仕方がない。

 福祉社会を根本から覆すような大転換が行われない以上、財政上何処(どこ)かで辻褄(つじつま)を合わせることは必須であるにもかかわらず、議論百出、足踏み状態が続いている。

 エネルギー問題は欧米・中東次第であり、双方の御機嫌をとらなくてはならないという矛盾がある。残るは一神教の彼等(かれら)の神に祈ることのみである。

 中韓との諸問題については、滑稽(こっけい)な漫画のように映るのである。これもまた、多神教の彼等の神に祈ることしか残されていないのかも知れぬ。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2012-03-04 22:36 | Comments(0)