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陳前総統の一部無罪確定について

 延々と続いている陳前総統の裁判の一つで外交機密費横領罪に問われた事件の上告審判決では、28日に無罪が確定したという。収賄等については、昨年11月に懲役17年6ヶ月の刑が確定しているとのことである。

 それにしても前総統に対する追及の厳しいこと、法治国家ならではのことなのか、政権交代による単なる政治上の理由なのか、或(ある)いは中国や米国の差し金や私怨もあるのか、色々と説はあるだろうが、尋常ではない。

 在任中の不正追及については、韓国ではより一層の厳しさがあり、前大統領が自殺したことは記憶に新しい。グレーの部分があってこそ腕を揮うことの出来る政治家に清廉潔白さを求めても仕方ないではないか。

 小生が学生の頃、田中角栄が逮捕されたのは衝撃的であった。彼は隠然たる勢力を保持した後、結局天寿を全うしたと思う。陳前総統の場合、「過去の人」となり果てるのか、一花咲かせることが出来るのか。台湾人の身の処し方として一つの模範を示すことになるであろうか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-29 21:57 | Comments(0)  

台湾総統選について

 来年1月の台湾総統選の候補者が馬氏と蔡氏に決まったという。台湾の総統選と言えば、一種の御祭のような趣がある。

 女性の総統候補が最終的に受け入れられるのかは疑問である。世論調査は割り引いて見る必要がある。

 対中政策が選挙の焦点といわれるが、果たしてそうなのか。冷静に考えるべきである。

 前回の民進党惨敗は同党の内部不一致から生じたものである。来年の選挙では足の引っ張り合いをしないよう望む。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-28 21:57 | Comments(0)  

東日本大震災について-26

 明日は愈々(いよいよ)仏教徒にとって意味のある四十九日を迎える。

 この四十九日は長く感じた。遺体の未だ見つからぬ家族にとっては堪(た)えられぬ日々であったことだろう。

 当事者の身となってみれば、そっとしてほしいという思いも強いのではないか。

 自助努力で物心両面の問題を解決出来た人々は幸いである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-27 21:32 | Comments(1)  

東日本大震災について-25

 本日の朝日夕刊に「宗教者 手探りの支援」という、東京都の寺の副住職が檀家の協力を得て、米7トンほかを宮城県に運んだという記事があった。

 宗教者に限らず、贅言を弄することなく、被災地の救援に赴き、菩薩道の実践を行っている方々には本当に頭が下がる思いがする。

 他方、被災者にとっては、宗派の如何を問わず、高僧の法話を聴くことだけでも心の救いとなることだろう。

 宗教が心の痛みを除去するに至らずとも、軽減することは可能であり、それで十分効用はあると思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-25 21:10 | Comments(0)  

東日本大震災について-24

 神と言えば、ローマ法王がテレビ番組で大震災に関する少女の問いに「私も自問している」と答えたという記事が新聞に載っていた。

 子供の素朴な質問に明快な答えを出すのでもなく、また、妄りに神を試す訳でもなく、共に祈りましょうなどと質問をはぐらかすこともなく、自問しているとするところは流石である。

 もし小生が頑是ない子供から問われたとすれば、大人になれば判ると言って真正面から答えることはないだろう。

 台湾のプロテスタント長老派の牧師であれば、如何なる答えをするであろうか。興味のあるところである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-24 18:27 | Comments(0)  

台湾よりの「義援金」について

 本日の朝日朝刊では台湾よりの「義援金」が官民合わせて144億円にのぼり、その一部の贈呈式が昨日六本木であったことが紹介されている。

 来日した王金平立法院長(国会議長)が「(台湾での)地震や水害の際に日本が支援してくれたことを、我々は忘れていない」と話したとのことだが、小生は当時日本がそれ程(ほど)支援したということを記憶していない。

 台湾よりの金額は突出している。今回に関しては、金額の多寡(たか)が各国との良好関係を反映しているものと推測出来る。

 日台関係万々歳、天皇陛下の訪台が可能となる日を心待ちにしている。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-22 21:03 | Comments(1)  

「中韓軍、留学生交換へ」について

 本日の朝日朝刊に、「アジアでは例外的に台湾の軍事交換留学生を受け入れてきた」韓国が、中国との協力を深めるため、これを廃止し、早ければ今年中に中国軍留学生の受け入れ開始を目指すという。

 韓台関係と言えば、先の広州アジア大会で悶着となり、関係悪化したことを聞いているが、中国側が韓国に交換留学の条件として台湾軍との交流をやめることを要求するのは立場上無理からぬとしても、韓台関係の悪化が一因となったとは考えられる。

 台湾では来年の総統選結果の如何(いかん)にかかわらず、中国との関係に振り回されることは確実で、台湾としては常に受身の姿勢で対応せざるを得ないのは同情に値する。

 日本政府は、原発問題で、日中・日韓関係云々どころではなく、まして台湾問題を積極的に取り上げるような余裕は全くない。一日本人として現在の状況は恥以外の何物でもない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-21 22:02 | Comments(0)  

中国人の帰国について

 2月10日の本欄に「或(あ)る中国人へのアドバイスについて」記したが、その中国人男女は結局大震災直後に男が帰国、女の方も近々帰国することとなった。大震災の御蔭(おかげ)で彼等(かれら)が踏ん切りをつけることが出来たのは大変結構なことである。

さて、大手のシステム会社で数名の中国人を同僚に持つ知人より次のような指摘があった。

  1. 会社でも中国の人の方が、冷静さを失っているように見える。日本の生活に慣れていないせいもあるのか、それ以外に何かあるのか、いずれにせよ、気分によって仕事の精度が、大きく変動するのには困っている。

  2. 一人は地震が怖くて夜も眠れない、だから、今日は休ませてくれとか、また、別の者は、地震のせいか、ビザが切れているのを忘れて、中国大使館に駆け込んだなど、仕事に支障が出ている。

  3. 一人だけ、日本の生活が長く、日本語も非常に流暢で日本人と変わらず、職務をこなしている者がいる。

  4. もっとも、自分も節電でオフィスの照明が消されるようになってからは生産性が落ちているので、彼此言う資格はないのではあるが。
 また、ビル清掃会社の現場作業員でも、フィリピン人のほか、多くの中国人が一度に帰国したため、調整が大変難しくなっているという話をその会社の従業員より聞いた。

 職業の如何(いかん)を問わず、能力のある中国人の受け入れは良さそうに見えるが、結論としては、「安易な考えで来日した中国人は全員帰国して然るべし」ということである。この点、確固たる目的・信念がなく、何となく海外に放浪・長期滞在している日本人も同じことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-20 21:35 | Comments(0)  

東日本大震災について-23

 大震災の犠牲者には甚(はなは)だ申し訳ないが、大震災がプラスとなったことが個人的に一つある。大震災の少し前に或(あ)ることで某団体から種々クレームを受けていたのだが、大震災後クレームがぱったりやんだことである。

 大震災なるもの、人生における善悪を全て呑み込んでしまった。また、大震災後の様々な感動的ヒューマンドキュメントも小悪党による空巣(あきす)狙い・窃盗も大震災がなければ成り立たないもので、正に天の配剤と言うべし。

 小生自身について言えば、大震災前と後とで、生活様式は特に変わりようもなく、例えば、節電はこれ以上やりようのない程心掛けて来ている。

 併(しか)し、「喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる」のはまだ早く、明日は我が身の戦々恐々たる気分を乗越えたところの安らぎを恒常的に得るのは神ならぬ身には到底無理である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-19 21:45 | Comments(0)  

東日本大震災について-22

 大震災後帰国、最近戻って来た中国人青年と話した。余震に対する心配はあるが、比較的冷静に状況を受け止めているように思った。

 大方の日本人は覚悟が出来ているのであろうが、外国人に日本人と同じ冷静さを求めるのは無理というものである。

 ところで、日本人は一層「内向き志向」となり、成熟を通り越して、精神的な鎖国状態に入って行くことになろう。

 その一方、「無縁社会」や「福祉社会」が目立たなくなって来ているのがせめてもの救いというべきか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2011-04-18 21:43 | Comments(0)