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台湾関連ニュースについて-2

台湾現地からのメールによれば、これら2つのニュースが現政権に対する不支持の度合を示したとはいえないが、台湾の人々が台風への対応に見られるように、現政権の能力について不満を抱いているのは確かということである。

台風のほかにも、馬氏が市長時代に手掛けた「貓空(マオコン)纜車」の不首尾、「地下鐵-柵湖線(木柵-内湖)」の問題、更に台湾漁船の日本国境線越境(「越界捕魚」)問題がある。

更に、ダライ・ラマ来台時の中国へのごますりの対応や陳水扁スキャンダルへの熱の入れよう等々、批判されるべき点が多いとのことである。

現政権が2期目も継続出来るや否(いな)や、賢明な台湾の人々の選択次第である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-29 20:50 | Comments(0)  

鳩山民主党政権を斬る-1

自民党の体たらくが原因とは言え、「衆愚」による民主党政権誕生はまことに以て嘆かわしい限りである。自民党にも「派閥」と呼ばれる「党内党」が存在していたが、民主党はそれに輪を掛けて、右は自民党からの分裂組(右派保守)から、左は旧社会党系(左派革新)まで幅が余りにも広過ぎる。今迄(まで)は「政権交代」の四文字の名の下(もと)に結束してきたが、いざ、政権与党となった今、次に予測されるのは民主党内に於ける左右両派の鬩(せめ)ぎ合いだろう。それが、良い方向へ進むのであれば良いが、党内、ひいては政権の主導権争い ── 権力闘争 ── に費やされ、国政が二の次にされる様であれば、目も当てられない事と成る。

それは扨(さて)置き、鳩山民主党政権がマニフェストで打ち出した政策の一つに「高速道路の無料化」なるものがある。高速道路がタダで利用出来る。それはそれで非常に魅力的である。斯(か)く言う私もマイカーを所有しており、高速無料化は諸手(もろて)を挙げて喜びたい・・・だが、それは飽(あ)く迄も「個人的」な心境であり、大局的な見地で言えば、私は反対である。

今般、秋の大型連休、所謂(いわゆる)「シルバーウィーク」期間中、各地の高速道路ではゴールデンウィーク並、又はそれ以上の渋滞が起きた。それ以前に、土日祝祭日に実施されている「原則、何キロ走っても1000円」により、週末毎に規模の大小は別にしても渋滞が慢性的に発生している。言う迄も無い事だが、「高速道路」と言うのは、少なく共、「一般道路よりも速い速度で走る事の出来る道路」である筈(はず)だ。然(しか)し、現実には信号待ちが無いだけで、一般道路とさほど変わらぬ速度での走行を強(し)いられている。「1000円」キャンペーンでさえ、こうなのだから、無料化したら果たして一体全体如何(どう)なるのだろうか? 「中速道路」どころか「低速道路」に成り下がる可能性すらある。これでは、何の為の「高速道路」なのか最早(もはや)分からなくなってしまう。

人々が皆、高速道路に殺到する事で既に影響が出ているのが、鉄道、高速バス、そして、フェリー利用客の大幅な減少である。この儘(まま)、何の手当もせずに無料化すれば、先(ま)ず確実にフェリー業界は立ちゆかなくなる。それはそうだろう。通行料金がタダで陸上を走るのと、有料で陸上ほどの速度が出せないフェリー(船)とでは、勝負にならない。小泉・竹中が推進した「改革」に照らせば、市場競争原理による淘汰なのだから、やむを得ないと言った所なのだろうが、果たして本当にそれで良いのか?

A地点からB地点へ行くのに、バス路線しか無いのと、バス+鉄道があるのと、更に、バス+鉄道+空路があるのとでは、移動手段が多ければ多い程、利便性が向上する。又、事故や災害でバスの運行が出来なくても、鉄道があれば交通手段は確保される。当たり前と言えば、当たり前の話だが、高速道路の無料化でフェリーが廃止されれば、それはとどの詰まり、交通手段の選択肢を確実に一つ失うと言う事でもある。そして、一旦廃止されたものを復活させるのに、廃止した以上の時間と労力が必要になる事は自明の理である。

又、連合国(国連)気候変動サミットの場で鳩山総理は、「温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減する」等という国際公約を表明し、独り悦に入っているが、これに逆行する政策が「高速道路の無料化」であると言う事を、鳩山総理は認識しているのだろうか?

今迄、高速道路はおろか車の運転をろくにしていなかった人々が、急に車を利用しだした。これが悪いと迄は言わないが、マイカー利用を自粛して、なるべく電車やバスと言った公共交通機関を利用しようと言ったキャンペーンが従来からなされてきた。斯く言う私も、上京する際、以前はマイカーに乗り高速道路を利用していたのを、今では高速バスか電車利用である。それが、「1000円」キャンペーンで交通量が増加。更に高速道路の無料化が実現すれば、更に増加する事は火を見るよりも明らかである。

マイカー減税効果等で、ハイブリッド車やアイドリングストップ車の販売が好調ではあるものの、所詮はガソリンを燃やして排気ガス ── 詰まりは温室効果ガス ── を排出する事に変わりは無い。道路に於ける自動車の交通量が増加する事は、イコール温室効果ガスの排出量が増加すると言う事でもある。その様な現実を目の前にして、「温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減する」事が可能なのか? 答えはノーである。(註:但し、私は所謂「温室効果ガス」が地球温暖化の主要因とは考えてはいない。それ故、温室効果ガスの排出量削減で温暖化が抑制出来る等とは露共思ってはいない)

鳩山総理は産業界に対してより一層の削減をお願いしたい等と言っているが、産業界の温室効果ガス排出削減はかなり進んでおり、これ以上の大規模削減は無理な程、限界に達している。言わば、きつく絞った濡れ雑巾(ぞうきん)を更に絞るが如き行為でしか無い。となると、残るは一般家庭の排出量削減と言う事になるのだが、自動車の排気ガス問題一つ取っても、民主党は逆行する様な政策を推進しようとしているのだから、どう考えても公約達成は不可能だ。敢えて、公約達成を図ろうとするのであれば、高速道路無料化を撤回し、公共交通機関の利用を国民に対して強く促すしか無いのだが、それではマニフェストに反する事になる。さりとて、マニフェスト通りに無料化すれば、したで、今度は国際公約の履行が出来なくなる。

右を向いても、左を向いても、前に進むも、後ろへ退(ひ)くも、二進(にっち)も三進(さっち)もいかない。それが、未(いま)だ「政権交代」に酔いしれている鳩山民主党政権の現実なのである。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

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by ayanokouji3 | 2009-09-27 22:23 | Comments(0)  

台湾関連ニュースについて

本日の日経に澎湖島での「台湾カジノ計画住民投票で否決」という記事と南部雲林県立法委員補選で「野党民進党候補が勝利」という記事があった。

台湾関連ニュースは、在日中国人向けの新聞各紙(中国寄り、中立、中国批判派等様々)にもかなり紹介されているが、詳細であるだけに真相が見えて来ない憾(うら)みがある。

現地日本人記者のフィルターにかけた結論を述べた簡単な記事の方が読み易いし、内容が把握出来るというものである。

上記の2つのニュースが今後の台湾政治に与える影響があるや否(いな)や、については甚(はなは)だ興味がある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-27 20:50 | Comments(2)  

日中首脳会談について

鳩山・胡両首脳の会談の模様をニュースで見た。到頭、新たな日中関係が始まった。

東アジア共同体が構想のみで終わらなければ、鳩山氏在任中に方向性は判明することだろう。一個人として思うに、危なく見えるようで興味もないことはない。

反日運動やら毒餃子問題やらで政冷の期間が長かったが、両国間の懸案の諸問題についての折合(おりあ)いが如何(いか)につくのかは今後の報道に待つしかない。

就中、台湾問題に関しては、鳩山氏は将来のために安請合(やすうけあ)いだけは控えておく方が無難と考える。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-22 19:40 | Comments(0)  

『反日、暴動、バブル』について

光文社新書の新刊、麻生晴一郎著『反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国』を読んだ。

著者は社会に出た後、各地を彷徨(ほうこう)し、かなり苦労したらしい。実名と写真を載せた本書は現地で深く潜行した結果の労作と言え、首肯(しゅこう)出来る部分が多い。

他方、話が詳細に亙(わた)るため、或(ある)程度中国を訪れたことがあり、生身の中国人と交流のあった日本人でなければ、その記述が実感として湧いて来ないようにも思われる。

本書は、日本のメディアの伝える「官製」の中国像を知るだけで十分である普通の日本人よりも、稍(やや)マニアックな中国通にお勧めしたい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-21 21:30 | Comments(0)  

「落城自民の18日間」について

本日の日経夕刊に「落城自民の18日間」という全面記事があり、落選議員・公設秘書・派閥職員のそれぞれについて衆院選後の行動・感想を記している。

民主党は余程(よほど)のことがない限り、4年間解散しないことを思えば、人気商売であるだけに今後に賭けるというのは大変なことと同情する。

自民党は復活するだろうか。立党時の初心に返り、改憲に再度取組むことは如何(どう)なのだろうか。

余裕がなくそれどころではない、有権者の信頼回復優先というのであれば、それもまた一つの見識ではある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-17 22:08 | Comments(0)  

内外の動きについて

台湾の国連加盟活動は本年中止、中国のポスト胡錦涛が習近平で固まるのかは近日中に判明、李明博(イ・ミョンバク)大統領が天皇陛下の訪韓要請といった中、遂に鳩山政権が誕生した。

自民党の腑甲斐(ふがい)なさには寂(せき)として声なし、の感があるが、国の軌道修正を憂いているばかりでは男がすたる。

中央の政治の変化が末端に行き渡る迄(まで)に、心構えが出来るようにしておきたいと思う。

これからは暫く労働者諸君の時代が続くので、諸君の中で意欲・見識ありと自ら認める方は是非寄稿に応じて頂きたい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-16 20:43 | Comments(0)  

『中国共産党「天皇工作」秘録』について

新聞の書評に取り上げられていた文春新書『中国共産党「天皇工作」秘録』(城山英巳著)を一気に読んだ。

これ迄知らなかった逸話が紹介されており、断片的な知識を整理し、戦後の日中交渉史の一側面を駆足(かけあし)で復習したかの如き達成感がある。

「天皇工作」自体の感想は差し控えておくが、本文243ページのうち、実に40頁が小泉政権時代の靖国問題に当てられており、如何(いか)に中国側が参拝に神経を尖らせていたかをあらためて知った。

中国人との話の材料には恰好(かっこう)のテーマであり、日本側の一つの見方として紹介しておくこととしよう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-13 20:08 | Comments(0)  

「陳前総統に無期懲役」について

陳前総統の一審判決が無期懲役となり、民進党主席が初めて前総統を批判したという。

日経新聞には、民進党が批判して来なかったことが中間層を取り込めない要因で、また、対中問題でも、「自らが描く将来の対中関係の青写真は見えてこない」とあった。

正に民進党にとっては試練の時であり、「敵失」を適宜生かせないところに政治の難しさと妙味がある。

日本について言えば、新政権誕生前の無気味な静謐(せいひつ)が漂っているのは、台湾政治の危うさと本質的に似ていなくもない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-12 20:33 | Comments(0)  

李登輝氏の来日について-4

本日の日経2面に李登輝氏が昨日の日比谷公会堂での講演で、民主党政権の外交課題に触れ、「独立した存在としての台湾との関係強化に取り組んでほしい」と、過度の対中接近を牽制した、とある。

自民党は小泉政権当時、靖国参拝で中国から非難の対象となっていたが、このところ、落ち着いているのは、中国の内政問題による。

民主党政権にそうした中国と「節度ある交流」が出来るか否(いな)かは兎(と)も角、台湾問題に対しては自民党よりも踏み込んだ見解を示すべきであると思う。

政権発足後の台湾問題に関する新たな方針が如何(いか)になるかを待つのみである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2009-09-06 16:51 | Comments(0)