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自衛隊機派遣見送りについて-1

報道が先行し、予想外の展開で当初より実現が困難と思われた、四川大地震被災地支援のための自衛隊機派遣が見送りとなった。

解放後の思想教育が徹底された中国人が、日本に対して好感を心底抱くことはなく、ましてや旧日本軍の後身である自衛隊に対しては尚更(なおさら)のことであろう。

見送りのことを聞いて安心すると共に、「数十年の歳月は記憶を風化させるには十分ではない」というような識者の決まり文句を思い返した。

国民党軍と人民解放軍との確執が正確に記されていないような歴史教育では永遠に日本の役割は理解されず、そのことも今日の中台関係につながっていることを思えば、実に皮肉なものであると言わざるを得ない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-30 20:20 | Comments(0)  

中台対話再開について-1

国民党政権発足に伴い、中台関係の雪融けの気運が一層高まって来た。

海峡交流基金会(台湾)側が来月訪中して、海峡両岸関係協会(中国)側と対話するという。

9年間も政治的対話が途切れていた一方、経済分野における相互関係は深まっていた。

中台対話の再開が齎(もた)らすものとは一体何か、それは第一に精神的な交流を通じたアイデンティティの相互確認であろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-29 23:13 | Comments(1)  

「国父の深謀」について-3

余りに物を穿(うが)った極端な見方というのは、正鵠(せいこく)を得ていないことが往々にしてあり、「国父の深謀」が歴史として残るには後世の評価を待たねばならない。

この世には官製の歴史観、学者・小説家・思想家・ジャーナリスト等の歴史観が溢(あふ)れている。

一般国民には、種々の逸話を組み合わせ、ちりばめた「司馬史観」が最も心地好(ここちよ)い感動を与えてくれるのかも知れない。

嘗(かつ)て『街道をゆく-台湾紀行』を記した司馬遼太郎氏が存命ならば、台湾の現状・将来と共に、李登輝氏の評価について如何(いか)に語ることであろうか。 (此項畢)

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-27 20:40 | Comments(0)  

馬総統就任について-4

台湾で国民党政権の復活を望まなかった人々にとっては、今回のことはかなりの精神的な打撃となっている模様である。

他方、本ブログの趣旨に政治的・経済的要素はなく、飽迄(あくまで)精神的なものに重点を置いているのであるから、政権が変わろうと特に主張に変化はない。

日々の出来事につき一考したことを記録しておくことは、人間としての知的活動の一環である。

望むらくは、同種の思想傾向をもつ台湾人よりの「評語」を受けんことを。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-26 20:14 | Comments(0)  

「国父の深謀」について-2

さて、李氏の「変節」は十分用意されたものだったのか。

台湾の方より、李氏の学生時代のことは人によって異なる見解があるが、先週、李氏自身の一生の「口述歴史」が、国史館より出版されたので購入する(http://www.drnh.gov.tw/www/index.aspx)との連絡があった。

「国父の深謀」の片鱗がその学生時代にあったのだとすれば興味深いし、或(ある)いは「自述」により「潔白」だと判ればそれはそれで結構である。

「偉大領袖(りょうしゅう)」の言動は常に誤解・曲解を免(まぬか)れない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-25 21:14 | Comments(0)  

馬総統就任について-3

24日付朝日新聞によれば、日本政府は20日、新総統に対し、1972年の日台断交以来初めて祝賀メッセージを送ったという。

中国の御墨付のある総統であってみれば、反対する理由もない。

中台の対話について「当事者同士が直接話し合い、中台の問題が平和的に解決できることを期待する」と評価した、とあるが、模範的なメッセージ内容である。

平和的解決が出来ればこれに越したことはないが、台湾人にも「評価」をたずねることとしよう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-24 21:12 | Comments(0)  

「国父の深謀」について-1

田中宇(たなか-さかい)氏の国際ニュース解説(2008年5月23日)で「国父の陰謀深謀」を一読した。マレーシアと台湾の元政治リーダーの目的達成を分析するものである。

「李登輝の長年の目標は、台湾独立を宣言することよりむしろ、台湾に国民党と民進党の二大政党制を実現し、米欧に好まれる民主主義を確立することで、台湾の国家としての存続を可能にすることだったと思える」とあるが、卓越した政治家というのは、将来に対する長期的な正しい見方で目標を実現することよりも、時局の変化に対応して、その時々で最善の判断が出来たか否かにあるのだと思う。

2月の台北で、客家(ハッカ)人からの李氏批判があることに気付いた。李氏に今尚隠然たる力があるためで、これはやむを得ない。

陰謀論にもなにがしかの真理が含まれていることを考えれば、等閑視することは出来ないとは思うものの、無邪気な美談・挿話の羅列とは異なり「一服の清涼剤」たり得ないところに、何となくもどかしさを感ずる次第である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-23 20:22 | Comments(2)  

馬総統就任について-2

去る20日、台北で行われた馬英九・新総統の就任式に出席した石原慎太郎・東京都知事が早速手厳しい感想を記者団に述べたと言う。曰く、
あの言い分は結局、北京政府と同じ認識
何が「あの言い分」なのかと言えば、馬新総統が「中国」(支那)国民を指して「中国同胞」と称した事による。

c0058035_22182370.jpg国民党 ── 正確に言えば「中国国民党」── が国共内戦に敗れ、大陸から台北に移転して既に60年の歳月が流れた。人間で言えば「還暦」である。にも関わらず、未だ党名に「中国」を冠し、大陸の人民をして「中国同胞」と称する所に、台湾の地に根ざしていない「外来政権」=「余所者(よそもの)」との警戒感、疎外感を内省人に抱かせる所以(ゆえん)があるのである。

馬新総統は就任にあたり「3つのノー(統一せず、独立せず、武力行使を許さず)」を掲げてはみたが、「中華民国」の看板を掲げ続ける限り、何時迄(いつまで)も同じく「中華人民共和国」の看板を掲げる大陸(支那)に、統一・独立問題で付け入る隙を与え続ける事となり、国内不況を理由に経済関係を拡大する事も台湾の「中国」による「経済植民地化」を促進する事にも繋がる。

今回、馬氏は「第12代中華民国総統」に就任した訳だが、馬氏が上記の如き政策を推進し大陸との関係を強化する事で、台湾の国家元首に当たる「中華民国総統」の職を喪失する事が無い様、台湾が国家主権と自主独立を「中国」に剥奪され、香港やマカオはおろかチベットや東トルキスタン、南モンゴルの如き状況に陥れられる事の無き様、日台両国の共栄を願う一人の日本国民として、老婆心乍(なが)ら御忠言申し上げたいと思う。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

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by ayanokouji3 | 2008-05-22 22:24 | Comments(0)  

陳前総統捜査について

朝日新聞に、台湾メディアが伝えたものとして、検察が機密費着服疑惑で陳前総統の捜査に着服する意向を明らかにした、との記事が出た。

陳氏の夫人が容疑を否定している機密費の私的流用であるが、かつて報道されたSOGOの商品券問題等を含め、奥が深いようである。

「台湾当局の各機関に対し、陳氏を海外に逃亡させないよう要請した」とあるに至っては、犯罪者扱いである。

政権交代直後の一幕とはいえ、中々厳しいものがある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-21 20:43 | Comments(0)  

馬総統就任について-1

中華民国第12代総統・馬英九氏が20日就任し、演説を行ったという。

台湾問題はこのところ影をひそめている観がある。

台湾としては、対中関係で点を稼ぐにはこの時期は好都合である。

現状維持政策が如何(いか)なる形となって表われるかを刮目して待つのみ。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2008-05-20 20:24 | Comments(0)