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今年のblog『台灣之聲』を振り返って

『台灣之聲』がblogとして模様替えされたのは2月下旬のことであった。爾来10ケ月、主に小生の名において投稿して来たが、これは竹下義朗氏及び台湾人「靖國英雄」氏のバックアップがあったればこそである。

「国を愛する」などというのは面映(おもはゆ)いが、「国をおもう」という点では我々三人は一致している。悲憤慷慨して突貫、討ち死するのは匹夫の業(わざ)である。現代社会においては、言論を以て主張、論駁することをよしとする。

内容としては、小生が高齢のこともあり、過去の残滓を引きずっている部分が多々あり、現代台湾人の意図するところを然るべく忖度(そんたく)していないのではないかと常々反省している。また、時として暴論・謬見を披露したり、不適切な字句を用いたり、文法上問題のある文章を艸(そう)した憾みなきにしもあらず。

今年も余すところ少なくなった。読者各位のご健勝を祈りつつ、本年は一先ず擱筆のこととする。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-30 22:52 | Comments(0)  

排外的ナショナリズムについて

日本と中韓との間の外交関係冷却は、日本側に生じた排外的ナショナリズムの台頭に乗じたと簡単に割り切ることの出来ないところに、この問題の深さがある。

一部の論者は日本人が過去の歴史を総括していないなどとしたり顔で主張するが、そうした人達に対しては、ではあなた自身は個人的に総括出来たのか、と問うてみたい。自分が出来ていないからこそ、国民のせいにするのである。

竹下義朗氏の著書『汝の敵、中国を知れ』のあとがきに、
ある意味、「還暦」』を迎えた日本が、「普通の国」に戻りつつある
とあるように、今迄が如何にひどかったかということである。

日中友好に名を借りた「靖国」憎しの声は世の趨勢にかき消されてしまった。この上は、以前のことで中国等に弱味を握られている有力者が更に晩節を汚すことのないように願うのみである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-29 19:31 | Comments(0)  

日中関係の悪化について

香港フェニックステレビの「時事弁論会」で、「中日関係跌至谷底嗎?(日中関係は更に悪化するか)というテーマを扱っていた。駐日大使が12月中旬より帰国し、春節明け迄戻って来ないのは、由々しき事態だという。

番組内のネット投票では、8割が更に悪化するという意見であった。

台湾関係については、日本は台湾との軍事交流を進めており、将来軍事同盟を結んだり、米国との関係において何らかの能動的行為に及ぶのではないかとの発言があった。

学者・評論家の間では、日中関係の悪化を深刻にとらえているという雰囲気がよく出ていた。関係悪化により不利益を被るというのは、自業自得としか言い様がない。

(註)
歴史認識問題よりも東シナ海のガス田問題の方が大事だとする発言もあった。これが本音であろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-28 19:09 | Comments(0)  

明治期の中学生の作文について

最近、明治40年代に夭折した中学生の遺した草稿類に接した。手紙の控は毛筆、こなれた候文体で、日記や作文はペン書きの口語体となっている。

作文の中に、概要次のようなものがあった。
 明治42(1909)年夏、地理の教師から来年の6月頃は何かあるといわれていたが、果せるかな、2ケ月後(おく)れて日本が韓国を併合した。寺内統監のやり方はなかなかうまかった。韓国は日本に屋敷養子に来て朝鮮と名を改めた。皇帝は李王となった。李王は聡明であると新聞屋はいう。ある新貴族が自殺をしかけてやめた。自殺をしとげるような人があれば、どうして併合なんぞされるものか。韓国はわがものとなった。僕も行ってみたいような気持もするが、行ってみたって何になるものかとも思う。
百年近く前のもので、中学生の素朴な感想が表れており、何となくなつかしさを覚える。また、学習メモには、「台湾征伐」につき次のように記している。
 我ガ漂流民台湾ノ生蕃(せいばん)ニ殺サル由テ日本ハ其罪(そのつみ)ヲ問ヒシニ清ハ生蕃ノ地ヲ化外(けがい)ノ地ナリト答ヘシヲ以テ日本ハ西郷従道ヲ総督トシテ之(これ)ヲ平定セシム 然(しか)ルニ急ニ清ハ異議ヲ唱ヘ撤兵ヲ要求ス 結果=大久保利通清国ニ使シテ論難ノ末清ハ償金五十万両ヲ出シ和議ヲ結ブ(明七)
今の中高生は如何(いか)なる記録を残して行くのか、些(いささ)か興味がある。

(註)
この中学生の姉婿は台湾で警官として殉職し、姉と遺児は実家に戻っていた。別の姉婿は朝鮮総督府に勤めた。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-27 19:59 | Comments(0)  

民進党の動向と日本外交について

来月15日に民進党の党主席選が党員による直接投票で実施されるという。

党内の一致結束がみられないのは、日本の民主党に似ている感じもする。

ところで、12月25日付の『東京新聞』4面には、同紙が、民進党が対日関係、歴史認識について初めてまとめた文書の草案を入手したとし、その概要が紹介されていた。真贋は別にして、日本を「準戦略パートナー」とする以外には、特に見るべきものはない。

日本では対北朝鮮外交につき、「パブロフの犬」的学習効果がなく、「弱腰外交」や「腰挫け外交」どころか、相も変わらず「腰抜け外交」が続いている。実に恥さらしであるとしか言い様がない。この体たらくでは万一、両岸に一旦事を生じた際、日本国として台湾側の期待に沿うことは蓋し困難である。日本外交に必要なのは、身なりの立派な一群の「口舌の徒」ではなく、中味のある少数の「智恵者」であると思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-26 20:34 | Comments(0)  

中台交流団体トップの死去について

中国側の海峡両岸関係協会会長が12月24日死去したという。因みに、台湾側の海峡交流基金会初代理事長は去る1月に死去している。

1991年両団体発足当時は画期的なことで、大いに期待が寄せられ、その後も華僑系の新聞にも記事が頻繁に出ていたのを思い出す。そのうちに目立たなくなり、次第に忘れ去られて行ったような気がする。

昨年迄は中台ビジネスはともかく、積極的な意味での両岸関係という言葉自体が「死語」となっていたが、国民党幹部の「探親」(帰郷)で、風穴が空いたように感じた。併し、その後も両岸関係の膠着状態は続いている。

台湾は中国に対し、今後も「昵懇」ではなく「不即不離」に徹し、また「無味乾燥」ではなくとも「無臭」であり続けるべきであり、またそうならざるを得ないであろう。

(註)
日・中韓関係について言えば、これ以上の交流は望むべくもないので、個々の日本人としては中韓及びその人民・国民の醸し出す「野味」にたじろぐことなく、現代中国語やハングルの素養を身につけておく度量と一度は現地を訪れておく余裕が求められる。尚、周囲の女子供達の欧米かぶれについては程々にするよう、男の義務として、常日頃注意を与えておいた方がよい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-25 21:55 | Comments(0)  

麻生外相発言について

12月22日午前の記者会見で、麻生外相が中国の軍備増強に関し「かなり脅威になりつつある」と発言したという。

軍事面での中国脅威論は定着してしまったが、中国国内の環境汚染問題も日々報道されている通りであり、中国食品の輸入が多い日本としては、これもまた脅威であり、看過する訳には行かない。

一方、11月の貿易統計によれば、中国向け輸出額は8,358億円で、前年同月比24.5パーセント増え、3ケ月連続で過去最高を更新している。新華社通信のいうような「経涼」とはなっていない。

中国の脅威自体を封じ込めるには、事件・事故が起こる都度、日本として断固とした主張と行動を行っておくことしかあり得ない。

(註)
中国での親日度を高めるために、外務省には日本漫画を普及させる計画があるというが、中国側の歴史認識是正という根本のところに手をつけないのでは、小手先の方策、一時の方便でしかないと思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-22 21:19 | Comments(0)  

米国製台湾駆逐艦の就役について

12月17日、基隆(キールン)港で、米国から購入した駆逐艦二隻の就役式典があった旨の記事を読んだ。台湾海軍では最大の戦闘艦で、中台有事の際は旗艦の役割を果たし、米軍との共同作戦行動が可能という。

中国の脅威への対抗策としての対外アピールとして、これはこれでよいと思うが、米国兵器の調達と中台の経済関係深化と、如何にバランスを保って行くかが今後の課題であろう。

さて、中台間で具体的悶着を生ずる前に、日中間で軍事上の事故や小競り合いがあることは大いに考えられる。大局的にみれば、却ってその方が、日中台にとって問題を大きくしないための一時的教訓となるかも知れない。

こうしたことは相場の動きと同様、大した前触れもなく突然訪れ、一挙に事実が固定してしまうので、注意しておかねばならない。装備を充実して「備えあれば憂いなし」とするのはそれとして、一旦緩急あるときは、政治的リーダーの心構えに偏(ひと)えにかかっていると思う。

(註)
国際紛争とは違うが、1997年のペルー大使館人質事件で、当時の日本首相に胆力乏しく、事件が長期化したのは、今にして思うに噴飯物であった。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-19 10:40 | Comments(0)  

「北京が笑う台湾の『政変』」について

『ニューズウィーク』日本版の12月21日号に「北京が笑う台湾の『政変』」という記事があった。

結論としては、
 中国は陳政権と対話しようとせず、総統選までの今後2年半、中台関係は比較的安定したまま、現在の冷めた状態が続く。国民党が今の勢いを維持できれば再び与党に返り咲くことになり、中国政府と台湾の財界にとっては非常に喜ばしいシナリオだ。
といったものである。

果して何事もなく無事に総統選を迎えることが出来るのか、今後が見物である。それにしても、2年半は長いようで、短いようでもある。小生としては、北京オリンピックの成り行きもまた気掛かりではある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-17 21:47 | Comments(0)  

ロシアの対ウクライナ政策について

親露から親欧米に転じたウクライナへのロシアからの天然ガス供給価格が4.6倍になるという記事を読んだ。

報復策でありお互い様とはいえ、ロシアのやることは荒っぽい。こういう国柄のロシアとの間で、本気で平和条約の締結を希望しているエセ平和主義者、理想主義者が日本人の中にまだいることが全く理解出来ない。

以前の約束を反故(ほご)にしたり、取り決めを守らないような狡猾な外交の手練手管(てれんてくだ)を学ぶために日本がロシアに師事するというのならば兎も角(ともかく)、まともな二国間の交渉は今後も無理であろう。

過去及び現在のロシアの状況をみていると、重箱の隅をつついて来る五月蝿(うるさ)い小心者のような、また、下らない、細かいことですねている子供のような中韓の方が、まだ可愛いらしいというものだ。ロシア側に資源供給をエサに日本を取り込もうとする意図があるのだとしたら、それには余程(よほど)気をつけた方がよい。

(註)
小生の知る限り、かつてのソ連研究者・信奉者が、ソ連崩壊後、親中・親北朝鮮「主義者」に転じた例が多い。哀れなものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2005-12-16 20:26 | Comments(0)