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劉暁波氏の死去と台湾について

 民主活動家劉暁波氏の死去について、蔡総統は「人権闘士に最高の敬意を表する」とツイッターに記したという。

 言う迄もなく、人口が多く、領土も広い、存在感のある中国にとって民主化や人権といったものを簡単に認めることになれば、国は四分五裂になるという可能性が高い。

 報道規制を敷いて同調の動きを押さえ込むという方法も既に時代遅れの感があるが、これが現在の中国の実力ということである。

 劉暁波氏の理想を顕彰することで、台湾の立場を国際的に主張することが出来れば、これに過ぎるものはない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-07-14 22:38 | Comments(0)  

香港返還20周年と台湾について

 香港返還が近づいていた1994年秋~97年初、小生は毎月香港や広東・福建に出張していたこともあり、香港市民の様子や大陸での受け止め方は大体判っていた。

 1996年は靖国・尖閣問題が再燃、中国海軍の台湾海峡での演習が話題となり、翌年の香港返還に向けての地ならしが着実に行われているように思われた。

 あれから実に20年余り、中国の発言力が更に大きくなり、香港の「一国両制」の旗印は色褪せた。香港返還で明らかになったことが台湾にとって参考となったということである。

 台湾が容易に第二の香港となる可能性は最早なくなったものの、陰に陽に続く中国の台湾への影響力に対し、日米が国際問題として対処すべきことは勿論である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-06-28 17:13 | Comments(0)  

「金銭外交」と「恨の外交」について

 パナマが中国の「金銭外交」に屈し、台湾と断交したとの記事を読んだが、流れは決まっており、今更(いまさら)驚くには当たらない。

 中国の「金銭外交」は香港の民主化の波もとどめ、くすぶる不満を押さえつけているのは事実であり、抗(あがな)うのは困難である。

 他方、韓国は相変わらず「恨(ハン)」にもとづいた外交を続けているが、慰安婦合意の再交渉に関する方針が揺らいでいる面もある。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)のひそむ国際政治の舞台の中で、台湾も日本も「金銭外交」や「恨(ハン)の外交」に振り回されることなく、これ迄の経緯を踏まえ、譲歩せず、自国の主張を繰返していれば良いだけの話である。それにしても、日本の外務省や各国外交部の実務担当者による、成果を明らかに出来ない様々な努力には頭が下がる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-06-14 11:04 | Comments(0)  

台湾問題について

 欧米の動揺や朝鮮半島情勢の緊迫化を受けて、南支那海や台湾問題が一時期より矮小化して来たように見える。

 台湾問題については、中国側から嫌がらせがあっても現状が大きく変更することはないだろうという安定感がある。

 従って、台湾側の要求が他国には重く受け止められず、反応が中途半端に終わっているのだと考える。

 台湾の然るべき国際的地位および個人のアイデンティティの確立は依然として課題であり続けるものの、その重要度を他国が親身になって考えるには不安定現象が不可欠である。当分の間そうはならないのは台湾にとって非常に良いことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-05-28 13:08 | Comments(0)  

憲法改正について

 安倍「総裁」よりの2020年に憲法改正実現という方針に対し、予想以上に反響があったように見えたのは意外であった。

 随分と先送りされて来たことであるから、何時(いつ)でも予告がなされて然るべきであった。

 内容よりも改正することに意義があるのであり、護憲派にとっては許し難(がた)い暴挙と映ることに変わりはない。

 何でも反対の時代が終わったことは明らかである。今後、改正手続の経過を報道にて知るのが楽しみである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-05-14 14:26 | Comments(0)  

「台湾歌壇」結成50周年について

27日付朝日新聞朝刊12面の「特派員メモ」に、「台湾歌壇」結成50周年に関し紹介されていた。

1994年、呉建堂氏編「台湾万葉集」が日本でも出版され、呉氏と親交のあった大岡信氏が学士会館で行った講演を拝聴したことがある。台湾人の歌は表現の巧拙を越え、率直で非常に感銘を受けたことを覚えている。

朝日の特派員は「呉氏はあの時代に厳しい目も向けた」ことを付け加えている。小生も多くの台湾人との交流の中で、極めて稀ではあるが、戦前・戦後の日本に対する不満の片鱗を感じ取ったことはある。

併し、日台の友好は不変で、これからも一層確固たる、実質的な同盟関係は継続することとなるだろう。台湾側の期待を裏切らないよう、「台湾歌壇」結成60周年迄には天皇陛下の御訪台が実現するよう切に望むものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
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by ayanokouji3 | 2017-04-28 07:50 | Comments(0)  

熊本地震一周年に思う

 熊本地震より早や一年、天災は何時起きるのか判らぬところに怖さがある。

 住宅再建がままならぬ人もいるとのことだが、集英社新書の「二畳で豊かに住む」(西和夫著)を読んでみた。

 戦後、内田百間は三年間、夫婦で二畳の小屋に住み、高村光太郎は七年間、花巻の五坪の山小屋に単身住んだという。

 何時の時代でも、如何なる不運に見舞われても生き抜く精神力と生活力が問われるということである。絶えず心しておきたい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-04-14 12:16 | Comments(0)  

籠池騒動について

 籠池理事長の国会での証人喚問はテレビでずっと見ていたが、それよりも興味深かったのは、ケーブルテレビで放送された夕刻からの外国人特派員協会での質疑応答である。

 香港フェニックステレビの女性の質問に対し、中国が日本に対して行うと同様に、日本も中国のことを考え、立ち向かって行く、というような答えで、成程と思った。

 歴史観や信条は、先ず国会の場で取り上げられるべきであった。本人は日本会議から脱会しているというが、2ケ月前の本欄で触れた「日本会議の研究」(扶桑社新書)の著者が、この騒動の取り掛かりに関わったとされることは納得出来る。

 今回の籠池騒動は、寄付だけでは足らず、公的援助を要し、規定上からか、十数億円もするような豪華な建物を建てることとなったのがそもそもの問題である。バラックやプレハブの建物では、正式の学校にはなり得ず、また、生徒も集まらないというのが成熟した社会の良さでもあり、悪いところでもある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-03-28 23:52 | Comments(0)  

「明治百五十年」美しき日本人について

 文藝春秋4月号には、私を捨て公のために生きた五十人「明治百五十年」美しき日本人、と題する文化人中心の特集がある。

 明治百五十年と言えば、かなり昔のようにも思われる一方、天保(てんぽう)生まれの曽祖父や明治初年生まれの祖父を持つ小生の世代から見れば、未だに生々しさが残っている。

 天寿の長短にかかわらず、国家理念と個人の人生観との相克、立ち遅れた官の制度と民間の旧思想による新体制への移行の困難さに臆することなく、我国の抱える諸問題に立ち向かって行った者のみが賞賛に価するということである。

 上記の美しき日本人の中に政治家は殆(ほとん)どいない。今で言えば、人権重視の風潮の中で種々の課題を見事に捌き、搦手・死角から論ぜられる攻撃に耐え得る実力者のみが生き残るのであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-03-14 12:53 | Comments(0)  

トランプ現象について

 寒波が長期に亙(わた)り、また、消費面でも格段の明るさがなかったように思われる日本の冬であったが、韓国内政の混迷、中国政権の権力闘争やトランプ現象が在日・外国人・帰化人達に対し陰に陽に与えている言い知れぬ精神的動揺の大きさは推測するに難(かた)くない。

 これに、トランプ現象の余波と見られる金正男毒殺事件が加わり、一層の無気味さを漂(ただよ)わせている。米国では、心の繊細な人々にとって、トランプ現象は共感を覚えず、全く相容(あいい)れないものとなっているのだろう。

 トランプ現象の先行きが如何(いか)なるものとなるかは予断を許さない。美辞麗句の多いオバマ政権も悪くはなかったけれども、事実をアレンジして受けを狙うトランプ現象も悪くはない。

 日本としては、米国の現体制の意思であるトランプ現象に対し、先回りすることなく、都度対応するという方針で臨めば、大過はないものと思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-02-28 13:11 | Comments(0)