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「明治百五十年」美しき日本人について

 文藝春秋4月号には、私を捨て公のために生きた五十人「明治百五十年」美しき日本人、と題する文化人中心の特集がある。

 明治百五十年と言えば、かなり昔のようにも思われる一方、天保(てんぽう)生まれの曽祖父や明治初年生まれの祖父を持つ小生の世代から見れば、未だに生々しさが残っている。

 天寿の長短にかかわらず、国家理念と個人の人生観との相克、立ち遅れた官の制度と民間の旧思想による新体制への移行の困難さに臆することなく、我国の抱える諸問題に立ち向かって行った者のみが賞賛に価するということである。

 上記の美しき日本人の中に政治家は殆(ほとん)どいない。今で言えば、人権重視の風潮の中で種々の課題を見事に捌き、搦手・死角から論ぜられる攻撃に耐え得る実力者のみが生き残るのであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-03-14 12:53 | Comments(0)  

トランプ現象について

 寒波が長期に亙(わた)り、また、消費面でも格段の明るさがなかったように思われる日本の冬であったが、韓国内政の混迷、中国政権の権力闘争やトランプ現象が在日・外国人・帰化人達に対し陰に陽に与えている言い知れぬ精神的動揺の大きさは推測するに難(かた)くない。

 これに、トランプ現象の余波と見られる金正男毒殺事件が加わり、一層の無気味さを漂(ただよ)わせている。米国では、心の繊細な人々にとって、トランプ現象は共感を覚えず、全く相容(あいい)れないものとなっているのだろう。

 トランプ現象の先行きが如何(いか)なるものとなるかは予断を許さない。美辞麗句の多いオバマ政権も悪くはなかったけれども、事実をアレンジして受けを狙うトランプ現象も悪くはない。

 日本としては、米国の現体制の意思であるトランプ現象に対し、先回りすることなく、都度対応するという方針で臨めば、大過はないものと思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-02-28 13:11 | Comments(0)  

「神韻」について

 1月30日夜、春日の文京シビックホールでの「神韻晩會2017」を鑑賞した。これで3回目、前回からは9ケ月余りとなる。

 神韻の良さは、粛然と襟を正して見るべきものである一方、内容自体、然程押しつけがましいところがないところにある。

 観客の質の高さは2階席から眺めれば直ちに判り、また、近くに座った人達にも来た目的をたずねるには及ばない程であった。

 神韻を鑑賞する資格・意義の判断については、李洪志著「轉法輪」のまえがき(「論語」)を一読して受け入れられるか否かによると思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-02-14 18:04 | Comments(0)  

「日本会議の研究」について

「日本会議」の団体名が世間に知られるようになって久しい。菅野完著「日本会議の研究」(扶桑社新書)を読んでみた。

著者は運動の背景と経緯につき丹念に調べており、これはこれで興味の尽きないところではある。

保守の思想は日本文化の底流にあり、深層を形成しているので、誰が、どの団体が先導して今日に至っているという分析も意味がない訳ではないが、所詮講釈に過ぎない。

保守の思想は本来温かみのあるもので、時によっては毅然とした様相を呈するものであり、小生には何ら違和感はない。日本会議の更なる発展を望む。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-01-28 23:35 | Comments(0)  

天皇制の新たな段階について

 平成31年、2019年元旦に皇位継承、新元号となるという報道があった。

 生前退位を一代限りとするという方向で検討がなされているというが、天皇制のあり方についての様々な議論は非常に興味深く感ずる。

 摂政(せっしょう)によって解決すべきという意見と、制度として皇室典範の改正を求める意見が対極にあり、結論としては折衷(せっちゅう)した形でまとまる見込みということである。

 報道の通りとすれば、後2年で元号が変わり、益々(ますます)「昭和は遠くなりにけり」の感を深くする。昭和生まれが嘗(かつ)ての明治生まれと同じように故老として見られることになるのは悪いことではない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-01-14 10:09 | Comments(0)  

本年を振返って

 本ブログの本年1月分のタイトルで「世界動乱について」および「行政の対応について」というものがあった。

 前者は、欧州への難民流入等を踏まえた英国のEU離脱や断続的に発生するテロにつながっているのは言う迄もなく、また、後者では、米国の恵まれない地域の住民や現状を不満に思う層の異議申立により、「瓢箪(ひょうたん)から駒」の候補の大統領選出につながったと言える。欧米諸国の動揺は察するに余りある。

 台湾では1月に女性総統が選出され、着実に成果が現れている感じがする。長期政権となりつつある安倍政権のもとで、日台の信頼関係がより一層強固なものとなれば申し分ない。

 日台共に様々な政治課題を抱えている中、欧米諸国で起きている事象を客観的に捉え、その対策・動きを参考としつつ、漸進的な処理・解決の道を探って行くことが望ましい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2016-12-27 17:47 | Comments(0)  

「一つの中国」について

 トランプ米国次期大統領が言及したとされる「一つの中国」のの見直しの示唆は然程(さほど)驚くことではない。

 台湾がこれ程の長い間、政治的に大陸から切離されて来た歴史を思えば、大陸と地理的に近い香港やマカオとは当然異なる。

 中国政府にとっては、台湾問題の取扱を些(いささ)かでも間違えれば、命取りになり得る。

 今後も、台湾の国際的地位は現状維持の方向以外にはあり得ないように思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2016-12-14 21:54 | Comments(0)  

民泊について

 賛否両論のある民泊が話題となってから久しい。外国に関する知識が乏しく、外国人を毛嫌いする狭量な日本人には、民泊は余りよろしくないシステムと受け取られても致し方ない。

 先日、民泊を利用して横浜に泊まり、河口湖や日光観光に行くという中年の台湾人夫婦と話した。値段が手頃という外に、日本人の実際の居住環境に近づくというメリットは確かにある。

 ホームステイの延長線上にあると捉えるのであれば、旅行客も日本の習慣を予め知ることが必要であるが、普通の台湾人であれば問題を生ずることはないのではないか。

 民泊は、刑法に触れない限り、民間主導のシステムを行政が追認する形で、表立ってではないが、続いて行くように思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2016-11-27 13:22 | Comments(0)  

米国大統領選挙について

 米国大統領選挙は大方の予想を覆したものとなったが、毎週届く雑誌TIMEの選挙関係記事には非常に興味を感じていた。

 11月5日に、米国中西部に3年勤務したことのある40代の商社マンの意見をたずねたところ、トランプが勝つとのことであり、彼が言うのであればそうなるだろうと小生は簡単に考えていた。

 選挙開票速報を伝えるCNN報道番組はTIME同様、クリントン支持であるため、開票が進むにつれ司会者達の緊迫した落胆の気持がにじみでていた。

 今回の選挙結果が日本と台湾に与える影響は定かではないが、日本にとっては膠着した日露関係の一定の進展と、台湾にとっては中国との関係で現状維持が図ることが出来れば十分である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2016-11-13 19:24 | Comments(0)  

日比首脳会談について

 米国・中国との関係が複雑に絡み合った日比首脳会談の内容が報道されるにつれ、外交が一筋縄では行かないことをつくづく感ずる。

 米国・中国共に内政が階段の踊り場にあるような状態に見えるけれども、一時の混乱が収斂して行く運命を義務付けられている国との間では、極めて慎重な対応を要する。

 「あちらの顔を立てればこちらの顔が立たず」で、相変わらず玉虫色の共同声明となっている。様々な歴史における被害者でもあり受益者となっているフィリピンの立場からすれば、最大限の努力をしたということであろう。

 自民総裁任期「3期9年」の道筋が整った安倍首相にとっても、在任中に国際紛争を生じたり、巻き込まれたりすることのないよう、各国との関係強化は最優先である。有事への備えと適切な判断のみが良い結果につながる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2016-10-28 10:51 | Comments(0)