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衆議院解散について-2

連日の様に、政界では衆院解散が話題に上っているが、私は早期解散が必ずしも良いとは思っていない。

「民意を問う」と言えば聞こえは良いが、金融問題、年金問題、食品問題、そして、拉致・核と言った北鮮問題。課題は山積しており、選挙で時間を消費している暇など無いのが現実だ。

彼(か)のビザンティン帝国(東ローマ)は、オスマン-トルコ帝国による首都攻略の最中、国防そっちのけで議論に時間を割(さ)いたが為に、滅亡してしまった。全く以て愚かな話ではあるが、他人事と言って笑ってもいられない。最大野党の民主党にしてみれば、「天下取り」の好機なのかも知れないが、天下を取ったが良いが、「日本丸」が沈没寸前だったでは笑い話にもならない。

代議士である以上、衆院の解散時期云々を話題にするのは構わないが、選挙ばかりでは無く、しっかりと天下国家にも目を向けて欲しい、と有権者の一人としてつくづく思う。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2008-10-17 10:57 | Comments(0)  

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