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為替変動について

一頃は円の対各国通貨安が目立ったものの、金融危機の到来により、円の独歩高が顕著となって来た。

為替は国力を象徴するともいうが、高くとも安くとも、その国自体が何ら変わっておらず、単なる相対的な指標であると考えるのは浅薄な見方なのかも知れない。

ところで、日本がバブル崩壊で苦しんでいた当時、お人好しの日本人が資金を海外へ移さなかったがために、円高が進行し、却って景気が長期低迷した、とは何と皮肉なことであろう。

来日した外国人や彼等向けの土産物の主人の嘆きはさておき、円安で暫く潤っていた輸出業者にとっての円高は同情に価する。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-10-11 21:38 | Comments(0)  

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