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社会の成り立ちと政治について

この歳になって、あらためて言うのも面映(おもはゆ)い心地(ここち)がするが、この世の社会は、あらゆる毀誉褒貶(きよほうへん)・矛盾・善悪・障害等が混沌として一体化しているが故(ゆえ)に、様々な悲喜劇に翻弄される愚(ぐ)を味わう場として成り立っているということに思い至った。

薄っぺらい悟(さと)り乍(なが)ら、社会を俯瞰して見れば、かかる愚を超越することにより、新たな人生の意義も生れて来るというものである。

一方、政治に目を転ずれば、エキスとなった愚が更に凝縮して有権者の前に展開されている感じがして、政治家は世襲制が最善だと思う。

現在の社会の悪いところは、心底からの緊張感に欠けているということであり、そのことが改善・改革への意欲を掻(か)き立てることなく、現状維持を事とする輩を安穏(あんのん)とさせている所以(ゆえん)であるが、そのこと自体は必ずしも悪いことばかりではないようにも思える。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-09-29 20:02 | Comments(0)  

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