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日本は対米一辺倒で本当に良いのか?

【台南(台湾南部)12日共同】台北駐日経済文化代表処(台湾の駐日代表部に相当)の新代表に内定した馮奇台氏が12日、日本植民地時代の台湾南部でダム建設などに尽力した日本人技師、八田与一氏(1868-1942)の墓や、同氏が工事を指揮したダムを訪れ、親日ぶりをアピールした。
 馮氏は馬英九総統の側近の一人。今月下旬の着任を控えての墓参には、馬英九政権による対日関係重視の姿勢を内外に訴える狙いがある。

就任早々、「親中」ぶりをアピール(媚び諂うとも言う)してきた馬英九総統だが、台湾が大陸と日本の狭間に位置すると言う地勢から言えば、日本との関係を蔑(ないがし)ろにし、大陸との関係強化を図る事は、国号が「台湾」にしろ「中華民国」にしろ、自らが国家元首を務める主権国家の自主独立性を危うくする以外のなにものでも無い訳で、今回の対日アピールは至極当然の事である。

それに対して、何時迄(いつまで)経っても、「反日」で盛り上がる韓国と言う国の体たらくは如何なものか。半島国家たる南北朝鮮が往々にして事大主義に陥る事のやむを得ぬ点も理解出来なくは無いが、それでは、永遠に真の自主独立等望む可(べ)くも無いだろう。

台湾と韓国。共に日本による総督府治下に置かれた二つの国家が、こと日本に対して斯(か)くも正反対の反応を示す事を他国は一体どの様に見ているのだろうか。それにつけても我が日本である。巷間では北鮮の金正日が倒れただの、いや健在だの、更には既に死んでいる云々と言う意見迄飛び出す始末。韓国にしろ、支那・米国にしろ、北鮮での「不測の事態」に備えていると言うのに、日本は自民党総裁選と衆議院の解散総選挙の話題で持ちきり。「周辺事態」が焦臭(きなくさ)くなっていると言うのに、何ともお気楽なものではある。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2008-09-14 21:24 | Comments(0)  

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