人気ブログランキング | 話題のタグを見る

駐日代表召還について-1

中台対話が12日に再開し、中台の定期チャーター直行便や中国人の台湾旅行全面自由化が実現の運びとなった。

国際場裡での熾烈(しれつ)な駆引(かけひき)の展開に今後の台湾側の出方が注目される一方、与野党間で政争を楽しんでいるやに見える日本は、当面拱手(きょうしゅ)傍観せざるを得ないと思っていた矢先、尖閣諸島で海上保安庁と台湾の遊漁船が衝突したことから、台湾外交部は許世楷代表を召還することとなった。

韓国政府ではあるまいし、「大使」召還とは、穏やかならぬ措置であり、中台対話に続く日台不協和音と、恰(あたか)もシナリオが事前に用意されていたかの如(ごと)きタイミングである。

これで日台の友好関係が損なわれてはならないが、台湾の現政権の置かれた立場と方針が明らかになって来た趣(おもむき)がある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-06-15 18:43 | Comments(0)  

<< 駐日代表召還について-2 日據時代的台灣-60 >>