台湾の呼称について-3
さて、東京都が住民票の転出入地として中国・台湾のいずれかを表記するかの判断を都下の区町村長に委(ゆだ)ねるとの通知を出したという報道があり、台湾のサイトを閲覧してみた。
一見すると、台湾に都合の良いことのように思えるが、6月7日の産経新聞記事に解説されている事項も含め、確かにデメリットもある。
かつて明石元二郎は「国を売り他人を売り自らの最大の利益を得ようとするのは文人外交官のならいである」と言ったそうである。日本の外務省の一部の輩(やから)の堕落した有様(ありよう)をみるに、武士精神の失(う)せた今の日本は既に我が胸中の日本に非(あら)ざるも、未(いま)だに一縷(いちる)の望みを託している次第である。
一見すると、台湾に都合の良いことのように思えるが、6月7日の産経新聞記事に解説されている事項も含め、確かにデメリットもある。
- 日本の行政上の手続に過ぎない。
- 日本国民が判断するものではない。
- 今回の件で中国が日本や他国で台湾を排斥する動きにつながるおそれがある。
- 台湾と表記された場合、台湾人の特定が可能となる。(台湾人が求めているのは、表記そのものや同情・施しではなく、台湾人としてのアイデンティティである)
- 地方公共団体は台湾の顔が立つと思うかも知れないが、日本が中国と結託し、完膚(かんぷ)なきまでに台湾人の面子(めんつ)をなくしているのは紛(まぎ)れもない事実である。
かつて明石元二郎は「国を売り他人を売り自らの最大の利益を得ようとするのは文人外交官のならいである」と言ったそうである。日本の外務省の一部の輩(やから)の堕落した有様(ありよう)をみるに、武士精神の失(う)せた今の日本は既に我が胸中の日本に非(あら)ざるも、未(いま)だに一縷(いちる)の望みを託している次第である。
李 叔徳
by ayanokouji3 | 2008-06-08 22:50 | Comments(0)