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自衛隊機派遣見送りについて-1

報道が先行し、予想外の展開で当初より実現が困難と思われた、四川大地震被災地支援のための自衛隊機派遣が見送りとなった。

解放後の思想教育が徹底された中国人が、日本に対して好感を心底抱くことはなく、ましてや旧日本軍の後身である自衛隊に対しては尚更(なおさら)のことであろう。

見送りのことを聞いて安心すると共に、「数十年の歳月は記憶を風化させるには十分ではない」というような識者の決まり文句を思い返した。

国民党軍と人民解放軍との確執が正確に記されていないような歴史教育では永遠に日本の役割は理解されず、そのことも今日の中台関係につながっていることを思えば、実に皮肉なものであると言わざるを得ない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-05-30 20:20 | Comments(0)  

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