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「中国台湾接近の時代へ」について-2

思うに、歴史を除いては地理・民族・経済の観点から当然推進されるべき中国台湾接近の手続が遅々として進まないとして焦燥感を持つ側からしてみれば、現状には不満であろう。

他方、民進党右派の台湾独立志向を支持する側からしてみれば、将来に不安を覚えるのは言う迄もないが、今は黙して語らず、静観を決め込むのが賢明で、実際そうなっている模様である。

それにしても、現状維持とは何(いず)れに転んでも良いような便利な「処世術」であるが、何時迄(いつまで)も通用する訳ではない。

台湾が「地域」として傍観的立場をとることを要求され、大上段に構えて意見を述べる国際的舞台が用意されていないのは、何とも残念である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-04-12 20:23 | Comments(0)  

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