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「静かな総統選」について

3日付産経新聞朝刊の国際面の「台湾有情」というコラムに、「静かな総統選」と題する記事があった。

「今回の選挙では」お祭りのようなにぎやかさはなく、「水を打ったような静けさが続き、街を見渡しても選挙のにおいがしなかった」ことからみても、中間層といわれる黙して語らぬ人々が、歴史に根ざした感情のねじれを乗り越え、将来を見据えて選んだリアリズム」に立脚した「台湾人の冷静な選択と解したい」云々。

成程(なるほど)、極めて冷静な分析であり感心するが、確かに旧正月の台北でもテレビ報道はともかく、選挙は一般レベルでは殆(ほとん)ど盛り上がっていない様子に見受けられた。

「物言えば唇寒き」台湾であってほしくはない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-04-03 20:50 | Comments(0)  

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