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中国閩台縁博物館について

先般福建省を訪れた知人が「中国閩台縁博物館」の写真を郵送して呉れた。
正面からの写真ではかなり立派なものに見える。

「各界向建陽“台湾医院”献旗」と題した古い集合写真には、台湾とのえにしが強く感じられるような配慮がある。

名刺サイズのカードには「“情繋閩台縁”徴文活動」(感想文募集の意味)とあり、HPアドレス・電話・メールアドレスや私書箱が列記され、裏面には、「為促進海峡両岸縁交流,由中国閩台縁博物館主弁的“情繋閩台縁”主題徴文活動已於2007年8月全面展開。敬請海峡両岸同胞,海外僑胞和広大青年朋友関注,積極参与。徴文体裁不限,也可以是簡単点的観后感」とあり、中国政府の精神面での「台湾工作」への力の入れようが判る。

「台独」には理論武装の確立と物質世界からの誘惑の拒否を必要とするが、今の台湾住民にそれを求めるのは酷かも知れないというのが台北瞥見後の偽らざる実感である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-03-14 21:05 | Comments(0)  

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