訪台所感-6
「訪台所感-5」に記した台湾人宅で、唐詩を暗誦したところ、受けがよかった。別の台湾人宅では小学生が副読本としている「論語」を見せて貰った。
年々古典に対する興味は失われているかも知れないが、一面では伝統というのは守られているのだろう。
ところで、故宮博物院に展示されている清朝時代の上奏文には、声に出して真剣に読んでいる多くの入場者の視線があった。
他人はいざ知らず、小生としては、上奏文に対する歴代皇帝の親筆とされるコメントの内容に、二百年以上の経過を感じさせない人間的感情の発露を認め、印象が深かった。
年々古典に対する興味は失われているかも知れないが、一面では伝統というのは守られているのだろう。
ところで、故宮博物院に展示されている清朝時代の上奏文には、声に出して真剣に読んでいる多くの入場者の視線があった。
他人はいざ知らず、小生としては、上奏文に対する歴代皇帝の親筆とされるコメントの内容に、二百年以上の経過を感じさせない人間的感情の発露を認め、印象が深かった。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2008-02-24 20:44 | Comments(0)