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竹下台北訪問記-5

扨(さて)、場所は変わり、此処(ここ)は忠烈祠(ヂョンリェツー)。大門牌樓(正門)と大殿(本殿)に立つ衛兵の交代式が名物となっていますが、陸海空三軍が日替わりで衛兵を出す習わしで、訪れた日の当番は青色の軍服を纏(まと)った空軍の衛兵でした。
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忠烈祠の前身は日本の台湾統治時代に建立された護国神社。日本国内にも各都道府県に護国神社がありますが、我々が「願い事」をしに訪れる普通の神社とは異なり、国家の為に殉じた英霊(戦歿者)を祀(まつ)り、顕彰・鎮魂する目的で建立された特殊な神社です。そして、その護国神社の頂点に立つのが所謂(いわゆる)東京九段の靖国神社である訳です。
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台北の護国神社は戦後、台湾に進駐して来た蒋介石率いる国民党政権により、神道色が払拭され、北京は故宮(紫禁城)の太和殿を模した建物に建て替えられた上で、名称も「忠烈祠」と改称されました。祀る「英霊」も日本人から支那人及び台湾人兵士に変わりましたが、機能的には日本の靖国神社と何ら変わりありません。台湾版靖国神社である忠烈祠では其処(そこ)に祀られている英霊の眠りを妨げる様なシュプレヒコール等の反対・抗議行動は見受けられず、英霊に対し静かな眠りを保証しています。

一部の左翼反日日本人や三国人・在日等が押し掛けては、度々(たびたび)騒がしくなる靖国神社も斯(か)くあって欲しいものです。 (続く)

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2008-02-23 21:04 | Comments(0)  

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