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訪台所感-3

今回得たものは少なからずあったが、台湾人との面談と帰国後のメールのやりとりによって、台湾における小生の祖父や親戚の足跡が、『台湾経世新報』や『台湾日日新報』という当時の新聞に掲載されていたことを知ったことはその一つである。

また、旧知の台湾人とその家族に久闊(きゅうかつ)を叙し、小生自身の人生を顧みて過去の思い出が、月並な表現乍(なが)ら、走馬灯のように駆け巡った。

退嬰的日本人と思われるかも知れないが、台湾とは己を過去に誘(いざな)う触媒の役割を果たす地かとも思う。

更に一個人としての追憶にとどまらず、台湾人より渡された日本統治時代の歴史研究論文を読み、台北の地にて深夜長太息し、涙を拭(ぬぐ)ったことであった。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-02-13 21:42 | Comments(0)  

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