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中公新書「台湾」について-2

古川さんご紹介の中公新書『台湾』は、私も発売後まもなくして読んだ記憶があり、懐かしく思います。

確かに15年も経てば、色々な面で新鮮さは失われますし、政治状況その他諸々の変化に伴い、書かれた頃の内容と合わない部分が出てくる事は致し方の無い事でしょう。然し、それを差し引いても、台湾の事をよく知らない日本人にとっては「入門書」としてとても重宝だった事は確かです。

緑藍相乱れる混沌とした政治状況に憂えるものが無いかと言われれば、全く無い訳ではありませんが、如何に外野(日本を含む諸外国)が騒ごう共、最終的には当事者(台湾公民)自身の問題であり、当事者の「斯(か)くありたい」と言う強い信念が進路(みち)を切り開くものと思っています。

「温故知新」はとても重要な事です。然し、台湾には「温故知新」や過去の歴史、緑藍の対立を超越した次元で、「新国家としての台湾」建設に邁進・発展してもらいたいですし、その台湾と日本がより親密になる事を願っています。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2008-01-26 22:03 | Comments(0)  

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