中公新書「台湾」について
台湾人を母にもつ著者ならではの台湾の歴史に対する思い入れのある、コンパクトな手引書、中公新書『台湾』(伊藤潔著、1993年8月刊)をあらためて読んでみた。
出版直後には台湾の政治事情が新鮮なタッチで描かれていたように感じていたが、15年近く経った今、当時はそういう状況であったのかと感慨深い。
最後に「今後の台湾を考える上で重要なのは、中国との関係の処理、国際社会での孤立の打開、・・・などである。(中略)しかし、・・・台湾人や外省人のこだわりを捨てて英知を結集すれば、必ず解決の糸口は見いだされるであろう」とあるが、楽観的といえば楽観的である。
なるようになるという諦観が今となっては必要であると思われてならない。
出版直後には台湾の政治事情が新鮮なタッチで描かれていたように感じていたが、15年近く経った今、当時はそういう状況であったのかと感慨深い。
最後に「今後の台湾を考える上で重要なのは、中国との関係の処理、国際社会での孤立の打開、・・・などである。(中略)しかし、・・・台湾人や外省人のこだわりを捨てて英知を結集すれば、必ず解決の糸口は見いだされるであろう」とあるが、楽観的といえば楽観的である。
なるようになるという諦観が今となっては必要であると思われてならない。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2008-01-25 20:06 | Comments(0)