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読書離れについて-2

そこで、広辞苑第六版を入手し、25年前の第三版の内容と比較してみた。

歴史認識の変更、人名の取捨とその表現の修正のほか、新語の説明等々、岩波書店の「文化的」体質を示したところが本当に面白く、月並な表現ながら、時の経つのを忘れる程である。

その一々は記さないが、台湾に関しても、岩波の編集方針に基づいた、執筆者の意向が垣間見られる。

辞典の項目の拾い読みは本来の読書とは言えないが、己の時代感覚を確認する一手段であることは間違いない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-01-14 20:08 | Comments(0)  

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