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台湾問題への対処について

北朝鮮の動向が相変わらず注目されているが、一体、北朝鮮に関する六ケ国協議というのは、勿体をつけた、主要国同士の鍔ぜり合いの観がある。中国としては、北朝鮮に対し建国以来のつながりから、種々要求する権利があるし、北朝鮮が言うことを聞かないのは面子がつぶれると他国から思われても仕方がないのに、強く主張しないのは何か下心があるからである。

2月19日午前、ワシントンにて開催の日米安全保障協議委員会では、共通戦略目標として、北朝鮮と台湾海峡情勢を注視することになった、との報道である。

台湾問題が北朝鮮問題の裏に隠れずに懸案となっていることを示しているが、この何れが先に危機として顕在化して来るのか、或いは時を同じくして東アジア地域に一挙に動揺をもたらし噴出して来るのか、今のところ何とも言い難い。

台湾問題は、外交カードとして使われる運命にある。日本政府としては、北朝鮮問題への対処と平行して、台湾問題への備えを行っておくべきである。即ち、台湾に関する日中間の条約の文言上の解釈の変更を準備しておく必要がある。それが第一歩であり、親台政治家諸氏の具体的検討開始を期待する次第である。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-02-21 22:20 | Comments(0)  

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