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「知台」と「親台」について-2

古川さんが指摘された通りでして、知る・知らないの差と、親密に感ずるか否かの差は、天地程の開きがあります。相手を「知る」・「知っている」事と、親近感を抱いているかどうかは必ずしも、イコールたり得ません。それと同様、相手の国の言葉を覚える事も又、然(しか)り。

相手の国に親近感、或いは憧憬の念を抱き、より深く相手の国の文化に触れたいと言う理由から、相手の国の言葉を覚える、そう言う人がいます。それとは反対に、例えば、諜報組織の者や外交に携わる者の中には、相手の国に対し親近感等全く抱いておらず、逆に反感を抱きつつ、「職業柄」覚えると言う者も少なからずいます。

「親日派」は兎も角、「知日派」には二種類のグループがいる事を私達は肝に銘じておく可(べ)きですし、孫子の名言
敵を知り、己を知らば、百戦危うからず
を常に念頭に置いて置く可きと言えます。
竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2007-12-25 21:27 | Comments(0)  

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