「テレビ霊能者を斬る」について
書店の店頭で、「テレビ霊能者を斬る- メディアとスピリチュアルの蜜月」という新書(小池靖著、ソフトバンク社刊)を見つけ、読んでみた。
霊能者自体の能力よりも、持て囃す側の傾向に興味を覚えた。同書によれば、女性は占いやスピリチュアルに対する関心が高く、男性はナショナリズムに存在意義を見いだす傾向が強いとする。
そして、「拠り所のなさを抱えた個人(特に男性)が、一足飛びに国家や、過去の国家が持つノスタルジーに自己のアイデンティティを見いだすという傾向」を指摘している。(同書146頁)
事は然程単純ではないかも知れないが、精神的に模索の時期にある人にとっては、その可能性もあり得る。不偏不党の人生観の涵養が求められる時代である。
霊能者自体の能力よりも、持て囃す側の傾向に興味を覚えた。同書によれば、女性は占いやスピリチュアルに対する関心が高く、男性はナショナリズムに存在意義を見いだす傾向が強いとする。
そして、「拠り所のなさを抱えた個人(特に男性)が、一足飛びに国家や、過去の国家が持つノスタルジーに自己のアイデンティティを見いだすという傾向」を指摘している。(同書146頁)
事は然程単純ではないかも知れないが、精神的に模索の時期にある人にとっては、その可能性もあり得る。不偏不党の人生観の涵養が求められる時代である。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2007-12-17 21:05 | Comments(0)